片付けでやるべきことは大きく分けて二つ。「モノを捨てるかどうか見極めること」と「モノの定位置を決めること」この二つだ。一つ一つ必要かどうか見極め、定位置を決めていけば、必ず最後に「片付けの終わり」がきます。片付けを完璧に完成させることは難しくないどころか、本来誰でも可能なことなのです。散らかり放題の部屋をなんとかしたい人へ送る片付けの魔法。
収納しても収納しても片付かない理由
「どうして、収納しても収納しても片付かないんだろう」。絶望的な気持ちになって改めて収納の中身を眺めてみると、重要なことに気づきました。それは「中のモノ、じつはほとんどいらない」ということ。
収納の奥の方に埋もれた、学生の頃買い漁ったゲームやCD、DVD、それからおそらくもう読むことはないだろうと思われる大量の本たち。収集することを目的としたモノがずらり。ある時ネット(ブックオフ)で段ボールに詰めるだけであとは集荷に来てくれるというサービスがあることを知り早速売却。なかなかのお小遣いになったのをいいことに、それからは読み終わった本などある程度まとまったら売却することに。収納の中のモノがじつはほとんどいらないというのは共感できた。最近ではメルカリなんかでなんでも売れちゃう時代になったが、こちらは発送費用とマージンなどの関係で値付けが面倒なので試していない。
家中の洋服を一か所に集めてから捨てるか判断
たとえばあなたの洋服を整理する場合は、家じゅうにあるあなたの洋服を一度に判断していきます。コツは、「収納から一つ残らず出して、一か所に集める」ことです。
僕はクローゼット以外にもタンスや衣装ケースに分散して収納してあったが、これも全て一か所に集めてから、いるか要らないか(著者はときめくかときめかないかと表現している)を判断するというのは、衣替えのときに恒例行事になっていた。まだ使えるから(機能的な価値)、有用だから(情報的な価値)、思い入れがあるから(感情的な価値)。さらに手に入れにくかったり替えがきかなかったりする(希少価値)となかなか手放せなかったりするが、心ときめくようなお気に入り以外すべて捨てていくというのは今までもやっていたこと。この恒例行事を突き詰めて洋服もミニマルにしていくと、冬物も夏物もほぼ全てクローゼットとタンスに集約され衣装ケースは要らない状態に。これで衣替えからも解放。
スムーズに捨てるための基本の順番
「スムーズに捨てるための、基本の順番」はこう。はじめに衣類、次に本類、書類、小物類、そして最後に思い出品。この順番がベストです。
確かに、衣類や本類は無駄にたまりがちで、使用頻度の低いものはどんどん収納の奥の奥へいく性質がある。これは片付けやすい部類に入るのでどんどん捨てていきましょう。あとどうでもいいものの代表格は明細書の類、僕はカードの利用明細はwebで利用することで無駄な郵便物を減らしてます。レシートの山や給料明細などもたまりがち、一度確認したらもう使わないのにどんどんたまっていきます。こういったものも一気に捨ててしまいましょう。家電の説明書なんかも今ではwebでダウンロードできるので、捨ててしまっても構わないです。中にはもう買い替えて新らしい家電になっているのに古い家電の説明書が未だに残っているなんてケースも。思い出の品、特に写真などは捨てづらいかもしれませんが、そのときいいと思って撮った風景写真など人が写っていないものは残しておいてもあまり意味がないので処分してしまいましょう。思い出の品など過去がどんなに輝いていようとも、今ときめく方がもっと大事なのでこれも捨てていきましょう。
自分の適正量に気づく
片付けをしてモノを減らしつづけていると、あるとき、自分の適正量に気づく瞬間が訪れます。(中略)私はこれを「適正量のカチッとポイント」と呼んでいます。不思議なことに、このカチッとポイント、一回通過すると、その後は絶対にモノが増えなくなります。だから、絶対にリバウンドしないのです。
僕は最近では1日1冊ペースで本を読んでいるので(半分ぐらいは電子書籍)自然と本が増えていきます。なので、自分の中で殿堂入りと呼べる50冊ぐらいを残してあとはすべて売却。これくらいが僕の適正量かなとも思います。衣類も同じでTシャツ・ポロシャツ:7、シャツ:7、ボトムズ:7、ニット:4、コートを含むアウター:7 を残してすべて処分。週2回ぐらいしか外に出ないのでこれぐらいで十分という結論に。
あらゆるモノの定位置を決める
自分の持っているあらゆるモノの定位置を一つ残らず決めること。じつはこれこそが収納とは何かの本質なのです。この本質を抜きに巷にあふれる収納テクニックに走ってしまったが最後、大量のときめかないモノたちをただ閉じ込めただけの物置小屋がめでたく誕生という、笑えない結果が待っています。
家に帰ってきたら、まずバックの中のモノをすべて出し定位置に戻し、空っぽにする。あらゆるモノの定位置を決めているので常に何がどこにあるかが把握できるというメリットもあります。
自分にとって必要なモノや求めているモノが見えていれば、不要なモノを増やして物理的にも精神的にもどんどんいらないモノに埋もれるようなことにはならないですみます。
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