「品がある」というと、マナー正しく振る舞えるかどうかと考える人がいるだろうが、それは少し違うようだ。マナーは主にこう振る舞うと印象が良いとか、こうすると相手に不快感を与えないというような、他者に対する心づかいだ。一方、「品性」は自分自身に対する姿勢だ。こんなことをしていては人として恥ずかしいと思うような振る舞いは決してしないという、自分自身に対する意識、自信と誇りが根底にある。人としての「常識」212の項目をチェックしながら読み進めていくタイプのハードルの低い本になっています。
居るだけで心なごむ人の「立ち振舞い」
- 椅子の背にべったりもたれて座らない
- ながら動作をしない
- 食卓でスマホを出さない
椅子の背、特にレストランの直角に近い背もたれはもともともたれて座るようにできていない。しかし、カフェのソファー席等ではついつい寛いでしまいます。パソコンや読書をしながらケーキを食べたりコーヒー飲んだりすることがよくあるのですが、これもアウト。食卓でスマホを出さないというのは外食では守っているが、家ではついついスマホを気にしてしまう。
無意識の「しぐさ・癖」には人柄があらわれる
- 足を組んで座らない
- 封筒や包装紙をていねいに開けている
人と向かい合って座るとき、足を組んで座るのは、相当に失礼であるし、品も悪い。男性なら両脚の間を拳一つ分くらい開けて座り、足はまっすぐ下ろすようにする。お一人様のときはギリセーフだと思うのだが、どうだろうか…気を付けなくては。封筒なんかも毎回ではないがたまに指でビリビリと開けてしまうことがある。(重要なものが入っている場合はハサミを使う)
清々しさが感じられる「お金」の使い方とは
- 身の丈をわきまえたお金の使い方ができる
- レジに人がお釣りを多く間違っていると気づいたら、正直に申告する
ルイ・ヴィトンのバックが重いのはもともと従者にカバンをもたせていたからだそうだ。レジでのミスも気付いたときは指摘します(お釣りが少ない場合は何か言うのが気が引けるので言いませんが…)
「身だしなみ」一つで品格を上げるには
- 外出時はもちろん、普段着でも適度の「おしゃれ」を忘れない
- 綺麗に磨かれた靴を履いている
- ブランドロゴが目立つ服やバックを身につけすぎない
最近アマゾンから届く品物を受けとる際など、スウェットはマズイなと思い始めジーンズ等を履くようにしている。靴もちょっと背伸びして買った革靴はいつもピカピカを保つためメンテナンスには気を使っている。ブラントものについて僕は、一発でわかるでっかいブランドロゴが付いたものでなければいいというスタンス。
「会話」じょうずは話材以外が9割である
- 知識をひけらかさない
- 知らないことは「知らない」と素直に言える
最近は一日一冊ペースで本を読んでいるので、ついついそれで得た知識を会話の中に散りばめてしまいがちだが、聞いてる人はウザイだろうと思う。肝に銘じておこう。「知らない」というのが恥ずかしくて、若い頃、知ったかぶりをしていたことで逆に恥ずかしい思いをしたことがある。
近くても遠くても心地よい「お付き合い」の核心
- 「暑い」「寒い」を感じるまま口にしない
僕の周りにもこういう人はいるが、上品な人は、人前で自分勝手な感情をもろに出すようなことはしない。寒ければ一枚羽織ればいいし、暑いというのも今時、天気予報の気温等も細かく出るので、それにあった服装等、対策すればいいのにと常々思っていた。眠ければ寝ればいいだけだ。
このように自分に当てはまる若しくは「こういう人いるよね」的な感じでペラペラ読んでいけるライトな本になっています。品性とはなんて学ぶ機会がなかった僕には参考になる本でした。
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