少子高齢化が進む日本社会を伝える報道は得てして負の側面ばかり目が行き、悲観的な予測が後を絶たない。しかし、新大人研では高齢者が増えた社会は、逆に時間とお金を持った年配の生活者が今までにない消費文化を生み出し、世界をリードする生活スタイルを生み出す可能性があるとみている。自分がいけてない大人になっていないかチェックを兼ねてみていこう。
あなたのイケてる、イケてない度チェック
- 部下との会話は必要最低限行えばいい
- 部下・後輩には毅然とした態度をとるべきだ
- 冗談ばかり言ったり、笑いすぎたりするのは大人らしくない
- 部下・後輩との飲みは最後まで付き合う
- カラオケで英語の歌を歌うことが多い
- いい歳だから、カラオケでは大人しくしている
- いい歳してカラオケでマラカスやタンバリンを振り回しているのは恥ずかしい
- facebookで長い文章の投稿が多い
- facebookで自分の視点・分析を入れた投稿が多い
- 直接面識のない女性にfacebookの友達申請したことがある
- 添乗員付きの旅行に行くことが多い
- ワイン・日本酒の会を取り仕切りるのが好きだ
- 爆買い旅行が好きだ
- 女性と歩く時、車道側を歩かない
- レストランで女性に奥の席を譲らない
- 流行のファッションを真っ先に取り入れる
- ストールやネックレス、アンクレットをしている
※結果はこの記事の最後に。
怒る大人がいない世界に育った若者世代
最近取り沙汰されているブラック企業問題も、陰湿ないじめをする大人もいるだろうが、実は良かれと思って行う厳しい教育的指導が若者に伝わらず、逆にハラスメントと受け取られてしまうケースもあるのかもしれない。
若者に教育を行う場合や、コミュニケーションをとる際は、笑って、褒めて、励ますが基本だという。若者にとっては上司が仏頂面では話しかけるのも困難ということだ。これはいつも真顔であまり笑顔を意識したことのない僕にとっては厳しい指摘だ。なるほど、僕が通っているカフェでもコミュニケーション能力低い僕を気遣って、あまり話しかけてこないのかと思っていたが、いつも真顔で笑顔がない僕を敬遠していただけなのだ。かといって急に女性店員に笑顔で「髪、切ったんですね。似合ってますよ。」などと話しかけるのはなんだか気持ち悪いと思う。そこがイケてない大人ということだろうか。
イケてる大人は、若者女性にもジェントルマン
21世紀に入って既に十数年が過ぎ、日本でもレディファーストは当たり前になって欲しいところだが、男性側の意識は大人、若者問わずまだまだ追いついていないようだ。逆に、ドアを開けてあげる、奥の席を譲る、椅子を引いてあげる等のレディファーストを率先して行ってくれる大人男性は、イケてる度をグッとあげるチャンスだとも言える。また、「深夜まで遊ばずに自分から終電で帰る」大人が「イケてると思う」の回答は若者女性で50.5%、大人世代は13.1%でこれも差がある。
女性を深夜まで連れ回すのはNGというのが最近の若者女性大半の答えで、若者女性の終電時間前までに余裕を持って帰してあげるのが飲みに誘う側のマナーということだろう。レディファーストについても、まず車道側を自分が歩くとか、お店で奥の席を譲るとかは自然にできても、椅子を引いてあげるとかはちょっとやり慣れないとハードルが高いような気がする。僕のような背の低い男性がそれをやったらスマートどころか逆に痛いんじゃないだろうかとすら思ってしまう。それ以前に女性をそういった場所に誘うことすらままならない人間なので僕には縁遠い話だ。世のリアルな女性が苦手な男性陣はそれでも勇気を振り絞って女性を飲みに誘ったり、デートに誘ったりしているのだろうか。学生時代はサークル内で女性と付き合うこともあったが、すっかりイケてない大人になってしまった現在、遠い目で空を仰ぐ。
カラオケでのNG行動、イケてる行動
若者世代、大人世代ともに6〜7割の人がイケてないNG行為として挙げるのは、「マイクを離さない」「聞くに絶えない英語で歌う」「タンバリンやハモリ等で歌に干渉してくる」「音響にこだわる」といったもの。「AKBを女の子に強要」「エグザイルを熱唱」は若者よりも大人世代でNGと思う率が高め。大人が無理して若者の流行を知ったかぶりするのはカッコ悪いという意識があるようだ。
僕は引きこもり気味なので、カラオケなんかもう十数年いっていないが家に防音室があるのでヘッドホンで音楽をききながら歌詞サイトで歌詞を見つつストレス発散で歌ったりする。家で「一人カラオケ」だ。最近では「ぼくのりりっくのぼうよみ」が好きで歌ったりするのだが、これは若者に寄せた選曲で、聞くに絶えないラップということでNGなのだろうか?若者のカラオケスタイルで衝撃を受けたのは、「大サビまで歌って次の人に回す」というもの。たくさん歌えるし、間奏での静まり返って感じが盛り上がりに欠けるからだという。家に引きこもっていると、世の中のリアルからどんどん置いていかれる際たる例だろう。
あなたのイケてる、イケてない度チェックの答え
冒頭に示した「あなたのイケてる、イケてない度チェック」は全てイケてない大人の行動です。僕は2つ当てはまりました。若者との接点を持ち続けルためにもチェックが入った方は振り返るきっかけにすると良いだろう。
【サブスク】 Kindle Unlimited
僕が利用している読書コミュニティサイト
【本が好き】https://www.honzuki.jp/
【シミルボン】https://shimirubon.jp/