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「できる人」の話し方&コミュニケーション術|箱田 忠昭|人生で大事なことはほぼ他人が決めています

人生で大事なことはほぼ他人が決めています。仕事、給料、人間関係、出世、面接、転職、就職。いや、私は自分で決めてるよという方もこれを読めば気が変わるはず。他人に評価される世の中の処世術。

世の中は人間対人間

ここが大切なポイントなのだが、仕事においては「能力がある」からといって、それだけで成功できるのではないということだ。それなりの能力というのはベースになるが、その上で「能力があると他人が認めること」「他人に認められること」の方が、むしろ重要だと言ってもよいくらいだ。私も、本社のアメリカ人に「箱田は社長としてふさわしい」と認められたからこそ、三十代末で外資系企業の社長となることができた。また、今でもそうだが特に外資では「好き嫌い人事」と言われるくらいに、「好かれる」ことがイコール「出世」とつながっているものだ。ということは、人に好かれることができたなら、成功することができるということになる。では、本当に「人に好かれる」ための技術はあるのだろうか?多くの人は、「いやあ、性格は先天的なものですからムリですよ」「好かれるのは天性のもので生まれながらの素質です」といったことを考えるのではないか。 私も、幼い頃は〝家庭運〟に恵まれたとはいえず、とてもつらい思いをしたことが多かった。今でもその当時を思うと涙が出るくらいであるが、しかしだからこそ断言できる。 「人に好かれて、コミュニケーションをよくすることは、誰にでもできる!」誰にでも簡単にできるというとウソになるが、少なくとも少々の努力をしたならそれは身につく 一生モノの「武器」 になってくれる。

上司に目をかけられる人間が出世する。実力重視の世の中に移行しつつある現代で、いまだにこの慣習は生き絶えることなく組織社会に鎮座している。ならばそれを利用しないてはない。好印象を与えて重用して貰えばいいだけ。所詮好き嫌い人事なのですから。

ザイアンスの法則

ザイアンスという心理学者は、「人は会えば会うほど好きになる」という熟知の法則と呼ばれるものを見つけ出した。これは、 ただ会話をしなくて「顔を見る」というだけでも、何回も繰り返し行っていると、好感度が増すということだ。 だから、中には話し下手、会話が苦手という人がいても全くかまわない。たとえば、営業の世界で考えると、昔から「用がなくても通え」ということが言われているが、これは間違いではないことがおわかりいただけるであろう。やりやすいのは、「何か用を見つけて」顔を出すことであろう。忙しいビジネスマンに対して、「ちょっと近くに寄りましたから」と言うのはあまり賢くない。会えない可能性もある。ただ、ザイアンスも言うように、「顔を見る」だけでも好感度がアップしていくのであるから、どうしてもという時には、簡単な用事を作れば良い。とにかく「仲良くなりたい」相手に対しては、様々な方法でアタックしていくことを試みよう。会う頻度が大切である。私はいつも、「人生なんでも可能、打つ手は無限!」と説いている。仮に相手がVIPでなかなか会えなくても、一〇〇回かけるつもりで行動してみよう。そうすれば、面白いもので不思議に道は開けてくるものだ。

よく恋愛心理学で聞く言葉、ザイアンス効果。とにかく会う回数を増やしていけば気に留めてもらえる可能性が上がるというもの。これはフットワークの軽い人間が無意識にしている人間関係術だ。これを確信犯で人間関係構築に使っていこうというもの。気に入られたければ会う回数を意識せよ!!

相手と同じ単語を使う

まず、相手の使う言葉を使うようにする。相手が「今日は暑いね」と言ったら、あなたも「本当に暑いですね」という具合に応じるのである。この手法を「パロッティング法」、つまりオウム返し法と言っている。相手の言ったことにさからわずに、繰り返すことによってペーシングができるのである。次に、音声的な面での注意。それは話のスピードである。ゆっくりかみしめるような、スピードがスローな人に対しては、あなたも極力、スピードをゆっくりめに話をするように〝合わせる〟のである。あまり早く〝合わせず〟に話をしていくと、「この人、落ち着きがないな」などと思われてしまうのである。逆に、早口でペラペラと話す人に対しては、極力早めのスピードで、サッサと話のテンポを合わせるようにするとよい。ゆっくり話すと、「頭の回転が悪い」と思われてしまうからだ。目的は「ペーシング」であり、話のスピードを争うことではない。普段どのようなスピードで話をしていたとしても、ポイントは「相手の話す速度に合わせていくこと」だと思って欲しい。次に声のボリュームの大きさである。これは、おわかりのように大きめの人には大きく、小さめの人には小さく、合わせていくことである。また、声の大きさは自信の表れと言われるから、仮にペーシングをしていたとしても、主張したいところでは声のボリュームを上げることを忘れないようにしたい。

学生の頃を思い出してみてほしい。仲間内で流行っていた口癖や単語があったのではないだろうか?これを社会人になった今相手のよく使う言葉をこちらも使うことで親近感を沸かせ仲間意識を持ってもらうのだ。それに加えペーシングを使って相手の会話のテンポと合わせる。これはメールやLINEの返信ペースなどを調整するのにも活用できる。

できる人がどのような話し方やコミュニケーション術を用いているかを詳らかにした書籍。無意識にこれらをやってのけられればいいがそうでないなら積極的にテクニックとして使うべき。

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