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「できる人」の時間の使い方|箱田 忠昭

全ての人に平等に与えられたものが時間です。それをどう使うかはあなた次第、仕事やプライベートが充実している人たちがどのように時間管理しているかを公開。

実は時間は管理できない

通常、時間管理というと、多くは「仕事の効率アップ」や「時間の節約」のことだけになってしまいがちです。もちろん、この二つは大切です。ですから、本書でも「仕事の効率アップ」や「時間の節約」に関するテクニックを紹介します。しかし、会社にいる時間は、年間で平均二〇〇〇時間です。三五年間働いたとして七万時間です。この数字は人生全体で見た場合、たった一〇パーセントにしかなりません。しかも、退職したら、その後二五年間もあります。つまり、仕事だけではなく、お金だけでもなく、家庭や趣味などのプライベートもバランスよく成功しないとまったく意味がありません。ですから、「時間管理は人生管理」ということがいえます。

仕事の生産性を上げろと言われ効率化に勤しむ人は多いが、人間仕事をしていない時間だって長いわけで、時間管理はまさしく人生管理。退職後の時間だって25年間程度ある世の中でどう時間を有意義に使い切るかが大事。ワークライフバランスという言葉が出てきて久しいが、まさにその言葉の意味する通りだと思います。

自分が変われば他人も将来も変わる

私がセミナーの受講生に「調子はどうですか?」と聞くと、大半が「いやあ、あまりよくないですよ」「まあまあです」「ボチボチでんな」といった答えが返ります。「景気がなにしろこの状態ですから」というのです。面白いもので、日本中の人が「景気が悪い、景気が悪い」と口にしていると、本当に景気も悪くなってしまいます。それが証拠に、「バブル」ではあっても、「景気がいい」と大半の人が口にしていた時には、本当に景気も良かったのです。ニワトリが先か卵が先かになりますが、私は強く「想いが人生を変える」と信じています。一九五七年、トヨタ自動車はアメリカに自動車を輸出すると高らかに宣言しました。ところが、当時の自動車王国のアメリカに対して、「日本車など売れるはずがない」といわれたのです。特に、日本製は今ほど信頼されていない時代です。 「トヨタは失敗する」 「日本に撤退する」 「大赤字になる」と、アメリカでも日本でも、マスコミはそういっていたものです。ところが、どうでしょうか?今では、自主規制するほどに「売れすぎて」困っているくらいになっています。あるいは、キリン一辺倒のビールがアサヒの奇跡の躍進によって、シェアがガラリと変わってしまうことなど、以前には誰が考えていたでしょうか?トヨタやアサヒに限りません。あなたの想いと言葉が現実を作ってしまうのです。

確かに調子はどうかと聞かれると絶好調ですという人は少ないような。コロナウイルスでリーマンショック級の大打撃を受けた経済も人々の生活に影を落としています。オリンピックが延期になったりして国やとの財政は悪化、そのしわ寄せが税金で賄われます。年金の運用も一部株式で行っているので、私たちの年金にも影響が出てくることでしょう。

一日一時間の「すきま時間」は四五日分!

仕事にも「大きさ」というものがあります。仮に営業ならA社、B社、C社の三軒に営業するというのがその日の「大きな仕事」でしょう。ところが、駅や空港での「待ち時間」というものがあります。今の例なら、A社とB社を移動する時間。もしくは、「すみませんね、今前の会議が長引いていて、一五分ほど残って下さい」といわれた時の一五分と、このような「すきま時間」「こま切れ時間」というのは、案外多くあるものです。驚くことに、毎日合計で一時間のすきま時間があったとするなら、一年で単純に考えて、三六五時間もの時間になります。八時間で割ってみると、何と四五日分にあたるのです。これを活用しない手はないでしょう。ただし、四五日分といっても、八時間ずつがまとまっているのではなくて、一〇分、一五分というようにコマ切れになっています。

仕事の時間も世の中では変わり続けていて、今までだったら日雇いの仕事があったように、分刻みで稼ぐ簡単な仕事が増えてきているようです。ネット社会では様々な仕事が可能になりすきま時間をどう使うかは重要な問題。例えば、待ち合わせに仲間が15分遅れてくる場合あなたは何をしますか?スマホゲームで暇つぶしもいいですが、僕は読書をお勧めします。スマホでできることはたくさんありますが、Kindleアプリを入れておけば、わざわざ単行本や新書を鞄に忍ばせてなくとも読書が可能なんです。こうしたアプリをうまく使えば、どこでもすきま時間に読書が可能に。ぜひ皆さんも活用してみてください。とはいえ僕はブックカバーをした単行本を持ち歩く派ですが。

できる人たちがどのように時間を消費しているかがわかる書籍。参考にしながら自分の時間管理について今一度考えてみては?

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