何が言いたいの?と怒られる、お店で商品説明しても聞いてもらえない、プレゼンで相手が興味を示してくれない。そんな悩みを解決する話し方のコツを伝授。
理解してもらうための根拠を作る
【要するに】 主張、事実、理由づけの三角ロジックを完成させれば、自分の考えを相手に理解してもらえる。 あなたが頑張って説明をしても、「それでは、わけがわからないよ。もっと根拠を示して」と指摘されることがあります。実は、 根拠とは事実と理由づけの2つを総称しています。 自分では十分説明したつもりでも、事実か理由づけのどちらかが欠けていることが多いです。相手がその欠落している情報を埋められなかったときに、理解してもらえません。「わけがわからん」と指摘されたら、理由づけを追加してください。「もっと客観的に話をしろ」と指摘されたら、事実を追加してください。
相手の理解を得られない理由の一つが理由づけがない、根拠となる事実の提示がないなどがある。根拠となりうる出典や論文があるならそれらの資料を添付する、もしくは自身で要約して付け加えるということを日常的に行うようにすると良いだろう。最新の論文などを検索して理由付けに使えば説得力は倍増します。
先の先まで準備する
【要するに】 先の先まで伸ばしておき、相手に共感してもらえるところまで説明する。 自分では説明し尽くしたつもりでも、相手からは「その先をもっと説明してほしい」と指摘されることがあります。「で?」「だから、何?」という反応です。 説明をし尽くすためには、「すると、どうなるか」を先の先まで考えておきましょう。 例えば、「高速道路を無料にすると、利用車両が増加する」の先には「化石燃料の使用が増える」「渋滞が増加する」などが考えられます。しかし、これでも不十分かもしれません。さらに先の「地球温暖化が進む」あたりまで期待している人がいるかもしれません。相手の反応を見ながら、説明を展開していきましょう。
この問題解決方法を提示したらその先にどんな疑問質問が出るかを予想して資料を作ったりする。事前に準備できるものはなるべく準備しておくよう心がければ、急な質問に対応できる。相手の知りたいを先読みするセンスを磨こう。
いきなり検索しない
【要するに】 ステップだけの説明で済むところと、具体的なデータが必要なところを見つける。どんなテーマでも、 最初にインターネットで情報収集から始めてはいけません。情報収集から始めると、争点を見つけたり、検証したりすることがむしろ難しくなります。いきなり「救急車 有料化」とインターネットで検索するのではなく、まず、自分の頭で考えてください。 救急車の有料化の例では「正しい判断ができるのか否か」が争点でした。 争点を見つけたら、それを検証するために必要なデータをインターネットで探します。例えば、「利用しなかった人のなかで、本当は救急車を呼ぶべきであった人の割合はどれくらいか」です。
検索が便利だからといってすぐに検索してしまうのは考えもの。まずは自分の頭で考え、そこで出てきた疑問や問題点を検索するようにする。切り口が自分視点になるのでより自分の意見をブラッシュアップした解答を検索できます。
書くことで思考を整理する
【要するに】 相手の理解を得るためには、情報や思考、依頼内容の整理が必要。自分の頭の中が漠然としていたり、仕事の段取りが整理できていなかったりすれば、お客様はもちろん、上司や仲間の理解も得ることはできないでしょう。 相手の理解を得るためには、ゴールを明確にすることが必要です。一つひとつの仕事に対して、その実現には何が必要で、どのような順で説明をすれば、最も理解してもらいやすいかを考えてください。また、仲間には何をしてほしいのかをはっきりさせておく必要があります。 まとまらないときは、書き出すことが有効です。面倒ですが、漠然とした思考が書くことで整理されます。
自分の頭の中をまとめるためにマインドマップや箇条書きなどを使って書き出してみる。すると漠然としていた問題が形を帯びてきます。
詳しすぎない簡単すぎない
【要するに】 説明をする前に、相手のレベルを確かめて過不足のない情報量で話す。道案内に限らず、自分がよく知っていることは、詳細な説明ができます。すると、相手にとっては必要以上に詳しい情報を話してしまうことになります。 これでは、重要な情報が不要な情報で薄まってしまいます。たくさん説明したがゆえに、わかりにくかったり、誤解されたりするのです。細かく説明しすぎると、相手はあなたのことを苦手な人だと感じてしまいます。 こんなときは、 相手の状況やレベルに即して説明をしてください。相手のレベルを確かめるには、どれくらい詳しいかを質問したり、具体例を挙げたりして確認するのがよいでしょう。
説明をする相手の理解度を見るためにもより簡単な説明から詳しい説明までフレキシブルに対応できるよう準備する。より理解を得るためには具体的な例などがあった方が良い場合もあるのでそれも準備しておきます。
上司にお前の話は訳がわからんと言われたら読む本。相手の理解を得る説明やプレゼンを行う上で必要な項目を完全網羅!!
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