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8050問題の深層 「限界家族」をどう救うか|川北 稔|他人事ではない、「親子共倒れ」社会の現実

最近深刻になっている「親子共倒れ」。他人事ではない現実がそこにある。選択を間違えればあなたにも近い将来訪れるかもしれない不幸。長期・高年齢引きこもりによる8050問題を長く社会的孤立を研究してきた専門家が語り、具体的回避策を提示。

引きこもりの定義

ひとくちにひきこもりといっても、その定義に該当する状態は幅広い。 39 歳までの調査では、ふだんは家にいるが、自分の趣味に関する用事のときだけ外出する「準ひきこもり」( 図表1‐1) にあたる人が 49 人のうち、 33 人(有効回収数に占める割合は1・06%) いた。

また、ふだんは家にいるが、近所のコンビニなどには出かける人が 11 人(同割合0・35%)、自室からは出るが、家からは出ない、または自室からほとんど出ない「狭義のひきこもり」にあたる人が5人(同割合0・16%) だった。準ひきこもり状態にある人と、狭義のひきこもりにあたる人を総称して、「広義のひきこもり」状態という。

なお、ひきこもりに該当する人には男性が多く、 39 歳までの調査で 63・3%、 40 歳以上の調査で 76・6%が男性だった。

この調査は、全国を対象にしたものではあるが、サンプルの規模は必ずしも大きくない。回答者のなかでひきこもり状態に当てはまる人の数も、多角的な分析をしていくには十分とはいえない。第二章で触れるが、より多角的に社会的孤立の実態をとらえる試みも求められる。

きっかけと期間

ひきこもり状態になるきっかけも多様である。いじめや不登校、受験や就職活動での失敗、何十年も会社勤めをしていた人がリストラにあう、夫の転勤で知人のいない地域に移ったことなどがきっかけとなるケースなどもある。そのスタート時期も状態が続く期間もさまざまである。

39 歳までの調査では、ひきこもり状態にある 49 人のうち、きっかけを「不登校」とする人が 18・4%、「職場になじめなかった」が 18・4%、「就職活動がうまくいかなかった」が 16・3%、「人間関係がうまくいかなかった」が 16・3%、 「病気」が 14・3%だった。

同じ調査で「小中学校時代の学校での経験」( 図表1‐2) をみると、ひきこもり状態の人は「友達とよく話した」「親友がいた」といった経験が少なく、「我慢をすることが多かった」「友達にいじめられた」「学校の勉強についていけなかった」「不登校を経験した」「友達といるよりも一人で遊んでいる方が楽しかった」という経験をした人が、それ以外の人に比べて多い。

ひきこもり状態にある人は、そのような状態になるずっと前からストレスを抱えたり、自信をもつような経験ができなかったりした人が多い可能性がある。

40歳以上の調査では、ひきこもり状態の47人のうち、きっかけを「退職したこと」とする人が36・2%、「人間関係がうまくいかなかったこと」が21・3%、「病気」が21・3%、「職場になじめなかったこと」が19・1%、「就職活動がうまくいかなかったこと」は6・4%である。  図表1‐3は調査時の年齢を示しており、どの年齢層にもひきこもり状態の人がいることが分かる。

これだと僕も趣味のこと以外に外出する機会は病院と美容院、スタバだけなので引きこもりと言えるのかも。年齢も高齢なのでこの本のいうように危機に瀕していると言えるだろうか。親が元気なうちはいいがもし介護が必要になったりしたら共倒れの可能性が。貯蓄も中央値ぐらいしかないのでどうなることやら。

知られざる8050問題の実相

8050問題が単なる「大人のひきこもり」として論じられることがある。そのたびに問題の本質や実相が知られていないことに筆者は焦燥感を抱いている。

平成の時代、「ひきこもり」「ニート」「フリーター」といった社会問題を表す新しい言葉が生まれた。これらの問題を解決すべく、国は若年者の就労支援などいくつかの対策をおこなったが十分とはいえず、未解決の課題が積み重なった。私たちはその〝つけ〟に向き合っているといえないだろうか。

既述のとおり、この国には一度社会から離脱した人を支える仕組みが乏しい。子どもと高齢者の合間にいる「壮年期」の人への社会的支援が不十分であり、その人たちを支えるのは家族だけだ。成人した子どもであっても家族が責任をもたなければならないという意識は、文化に根ざした家族観のなかにもある。社会の表面的変化に比べて、私たちの心の奥底にある文化や感情は変わりにくいことも認めなくてはいけない。そのような思いを込めて、本書を『8050問題の深層』と題した。

8050問題の多様な実像や、一人一人に合わせた対応策は決して十分に明らかになっているわけではない。多くの人たちが切実な課題として受け止めはじめている現在を起点に、さらなる実態把握や支援の取り組みが進むことを強く期待したい。

大人の引きこもりといっても状況は様々。僕のように病気療養中だと収入源も限られるので色々頭を使わなくてはならない。8050問題、自身が高齢になってきてそも恐怖は年々不安に変わっている。親が倒れないことを祈るばかり。そしてもし自身が高齢で親が倒れた場合への備えも十分にするべきで支援の有無も自身で調べる必要性を感じた。

8050問題への不安を解消するための具体策が書かれておりもし今両親が健在でもこのようなケースを想定してある程度の知識を持っておくことは必要かと思います。

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