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私を振り回してくるあの人から自分を守る本|Joe|相手に嫌な印象を与えずに、これ以上踏み込まれない方法

嫌な相手とは距離を取れとはいうが、そうもいかない人間関係の場合も。好かれなくてもいいが、嫌われたくない相手もいることだろう。相手に嫌な印象を与えずにこれ以上踏み込まれない方法を教えます。

人間関係は近いほどよいという勘違い

人間関係の悩みの大半、いや9割以上は「距離感を誤っていること」だと私は見ています。

厄介なことに、ちょうどいい距離感というのは普遍化できるものではなく、相手との相性によります。 「夫婦」を例にとっても、四六時中、一緒に過ごすことでうまくいっている夫婦もいれば、それほど一緒に過ごさないことが円満のコツ、という夫婦もいる。

ひと口に「親友」といっても、毎日のように連絡をとり、互いの状況をつぶさに報告し合うことで絆を強めている親友同士もいれば、年に一度くらい会って密な時間を過ごすくらいがちょうどいいという親友同士もいます。

つまり、夫婦ならこれくらいの距離感、親友ならこれくらいの距離感などと決めることはできないということ。「この人とはこれくらい」「あの人とはあのくらい」という具合に、自分と相手の相性によって、ちょうどいい距離感は異なるのです。

したがって、良好な人間関係を築くには、「この距離感で合っているだろうか」と常に自問自答することが不可欠です。

もし現時点で、あなたを振り回す人がいるのなら、おそらく、その人の誘いや頼み事を「どう断ろうか」などと頭を悩ませることも多いでしょう。今まさに、そういう状況になっているかもしれません。

断り方にもコツがあります。本書のメソッド2では「断り方の戦術」をバリエーション豊かに紹介しているので、もし今日、明日にも断りたい事柄がある人や、「私は今、誰かからの押し付けを断りたくて困っているんだ!」という人は、先にメソッド2を読んで実践してみるのもいいでしょう。

でも、おそらく多くの皆さんが本当に求めているのは、「金輪際、振り回されない関係性」ではないでしょうか。

今まさに、あなたを振り回そうとしている人、そして今後、新たに出会う人たち、そのうちの誰にも金輪際、振り回されたくない。そのためには「適切な距離感をはかる」という発想が必要です。

すべての人が、いつも他者から振り回されて困っているわけではないはずです。

でも現状として、あなたはいつも目の前の人に振り回されて、いつも疲れ果てています。それは、まさしく他者との距離感を誤っているからだと考えたほうがいいでしょう。

私が今まで見てきた限りでは、振り回されやすい人は、例外なく、過剰に相手に近づこうとしています。近づけば近づくほど内面が見えやすくなるので、これもまた、心を読まれてしまう一因なのです。

僕は友達ができるとすぐ家に泊まりに行ったりしてしまうので、相手との距離の詰め方が早すぎる場合も。そうなってくると相手からの要求のようなものも多くなりがちで、それが重荷になってしまい自分の首を絞めることに。過剰に相手に近づくと起こる現象。振り回されやすい人は相手との距離感を保った方が良い。実例を挙げて説明してくれているので参考になる。

誰かのせいにする

断るときに、清廉潔白も何もありません。

ウソをついて簡単に断れるのなら、つけばいいと思います。

あなたを振り回す人がいる。あなたは、その人のコントールから外れたい。そのためのウソならば何も悪くありません。「ウソをついてしまった」などという罪悪感にさいなまれる必要もありません。

そもそも、本当はサクっと断っていいし、断るべきところで、断り切れずに振り回されてきた。だから今になって、断るための「戦術」を身につけようとしているわけですよね。

ならば今後はしっかり自分を守っていくために、小狡い言動も多少は選べるようになりましょう。 「誰かのせいにする」というのは、まさに、断るために有効なウソ。「私はいいのだけど、私の身近な人にとってはよくない。だから断る」という論法です。

たとえばママ友からの誘いなどは、この戦術が使える典型例でしょう。 「誘ってくれてありがとう。でも、こういうの、夫がすごく嫌がるの。前にも似たようなお誘いがあったんだけど、行って帰ってきたら夫がものすごく不機嫌で……しばらく険悪になっちゃったの。子どももかわいそうだった。だから遠慮させてもらうね」

ここで言外に匂わせているのは、「あなたの誘いを受けたら、また夫婦仲が険悪になって、子どもが悲しむ可能性が高い」ということです。

つまり、これは、相手の誘いを受けることに、どんなリスクがあるのかを示すことで、「じゃあ、しょうがないか」と相手に思わせるという作戦なのです。

したがって、そのリスクは大きければ大きいほど効果的です。

極端にいえば「殴られて顎の骨が折れた」なんて言ったら、相手は恐れおののいて引くしかありません。とはいえ、相手にウソとばれては効果がなくなってしまうので、「あり得る範囲で大きめのリスク」を設定するといいでしょう。

断る時に気を使わなくたっていい。そう思うと楽になります。なんだか断るのは申し訳ないという優しい心が後々自分を苦しめることになりがち。断るために嘘をついたって相手はさほど気にすることはないでしょう。もし嘘だとバレても「そこまでして断りたかった」と相手は察してくれるはず。

あなたのことを振り回す相手をシャットアウトする技術が詰まった書籍。断る勇気とテクニック、そして考え方を事細かにレクチャーしてくれます。

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