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人工知能が最強囲碁棋士を超えた日|百田尚樹,川上量生|爆発的な勢いで進化するAI

爆発的な勢いで進化するAI。ついにあと10年はかかると言われていた囲碁の世界でも勝利をもぎ取った。世界中を震撼させたこの出来事を受け二人の識者が緊急対談。

アルファ碁の衝撃

川上  はい。「ディープラーニング」とは、コンピュータが自動でデータの特徴を学習する画期的な手法です。Googleが行った「ネコの画像認識」実験が有名ですね。Googleは、YouTubeからランダムに切り出した画像1000万枚を使って、コンピュータに「ディープラーニング」を使って学習させました。すると、コンピュータはネコの特徴を自ら学習し、新しい画像を見たときに、それがネコかどうかを判断できるようになったのです。

百田  これまでの技術と、「ディープラーニング」は、何が違うのですか?

川上  ネコの画像認識を例にとりますと、「ディープラーニング」が登場する前は、人間がコンピュータに、「額に模様がある」「黒目は縦に長い」というようなネコの特徴を予め教えておく必要がありました。しかし、「ディープラーニング」を使えば、人間がネコの特徴を教えなくとも、コンピュータが自力でネコの特徴を学習し、ネコを見分けることができるようになるのです。

百田  なるほど。では、アルファ碁の場合、「ディープラーニング」の技術がどのように活かされているのですか。

川上  アルファ碁は、従来のコンピュータ囲碁でも使われていた「モンテカルロ法」に、「ディープラーニング」を組み合わせて使っています。

碁の世界を震撼させたこの大事件は同時にこういったルールのあるゲームでは人間はもうAIに敵わないということに。それとは逆に確実なルールや答えがない事柄についてはいまだ人間にの方が一歩リードしていると言えるだろう。そのうちそんな領域もAIにとって変わられるかも知れないが。

これからの囲碁と将棋

川上  勝ち逃げしてほしくないですよね。囲碁界には歴史があって、これからも続いていくわけですから。Googleにとっては、ディープラーニングの成果を見せることができて、目的を果たしたのかもしれません。ですが、そのままどこかへ行ってしまったら、残された囲碁界はたまったもんじゃないですよね。

百田  囲碁が生まれて3000年と言われていますが、これほどエキサイティングな戦いはないですからね。

川上  そうです。歴史に一度しかない。

百田  これまでは日本国内の名人戦、棋聖戦と、タイトル戦しかなかった。最近では日中韓も含めた国際戦が始まりました。これも非常に面白いです。そして、ここにコンピュータとの戦いが加わったら、これまで僕らが見えなかった道に突入するわけですから、さらに面白いですよね。将棋でもぜひ羽生さんを引っ張り出してくださいよ。

川上  まあ、それは……。電王戦にしてもアルファ碁にしても、勝負というより物語だと思うんですよ。「勝った、負けた」という結果も含めた物語です。物語として良い形は、いろいろあるじゃないですか。

百田  クライマックスをどう持っていくか。

川上  そう。クライマックスが、将棋ファンにとって一番心に残るかたちになればいいなと思っています。それは必ずしも対戦という形ではないかもしれない。僕自身は、対戦をしてほしいと思いますけれども。コンピュータとの対戦が、いい物語になるといいなと常に思っています。

百田  でも、僕としては、将棋の世界の人間とコンピュータとの戦いは、序盤から中盤まで進んでいて、「さあ、いよいよクライマックスやな」という感じがしているのですが。

確かに今度は人間側がAIの癖のようなものを見抜いて、囲碁や将棋の世界でリベンジを果たすことがあるのかも知れない。

炎上と人工知能

川上  ところで、全然違う話になりますが、百田さんはよくネットで炎上されますよね。

百田  いきなり違う話ですね(笑)。いっぱい炎上しています。  川上  どの程度ご自分でご存じなんですか?

百田  全部知っていますよ。もちろん。

川上  ネットはよく見られているんですか。

百田  見ます。うちの家族なんか、「ようお父さんネットで自分の悪い評判探して見るなあ。僕なんてできへんわ、そんな真似」と言うのですが。

川上  そうですか。自分の悪口を見たらへこみません?

百田  ちょっとへこみますけど、しゃあないですもん。今は喜んで見ています。「ああ、こんなこと言うてるのか。アハハ」と思ってね。ネットだけじゃないですからね。僕の場合は朝日新聞、毎日新聞、東京新聞、琉球新報、沖縄タイムス、それから、テレ朝、TBSと、片っ端からやられていますから。

川上  今さらネットに叩かれたところで。

百田  はい。

川上  なぜ突然、炎上の話を聞いたのかというと、プロの作家である百田さんが、周りの評判に対してどう感じているのか気になったからです。一つ、将棋で起こった面白い出来事があります。ニコニコではタイトル戦を生放送しているのですが、タイトル戦は持ち時間が長いんです。1手打つのに何十分とかかると、生放送を見ている人はみんな暇になりますから、将棋ソフトに局面を分析させて、次の最善手を計算するんです。最善手が分かったら、それを指すかどうかみんなで見守る、という流れができています。

百田  なるほど。

川上  将棋ソフトが計算した最善手をプロが指したら、「正解」とコメントが流れることもあります。

炎上する人ってやはり影響力のある人だと思う。僕なんか見たいな小物がちょっと奇抜な発言をしたところで、アリが泣いている(アリが泣くかどうかは定かではないが)見たいなもん。

人工知能が最強囲碁棋士を倒したことで一気にAIの知名度が上がったこれから先の囲碁の世界や世の中がどう変わるかを人工知能というキーワードで解いていきます。

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