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ビジネスの限界はアートで超えろ!|増村 岳史|ビジネスにおけるアートの意味と身に着け方

たった2日でアートの技法をビジネスイノベーションへと昇華させることができるようになる集中講座。ビジネルにおけるアートの意味とその身につけ方を紹介。

経営とアートの関係

さて、稀代の経営学者ピーター・ドラッカーは、なぜこれほどまでに日本画に魅了されたのでしょうか? ここまでの話を踏まえると、アートと経営との共通項が垣間見えてきます。

[1 新しい価値の創造] アーティストは、絵筆でもって真っ白なキャンバスの上で常に新たな自己表現をし、作品を制作していきます。それと同じように、エポックメイキングな企業は、今までにない新たな価値を創造します。それは、何も描かれていない真っ白なキャンバスに新たな作品を創造していく画家のスタンスととてもよく似ています。

[2 調和とバランス] 優れた芸術作品は絶妙な調和とバランスで構成されています。ドラッカーが水墨画や禅画に魅了されたのもこの部分かもしれません。事業経営においても、経営者と社員とが一体となることや、さまざまなレイヤーが見事なハーモニーを織りなしていくことが重要となってきます。この調和とバランスを保つ感覚は、まさにアートと言えるでしょう。

[3 時代を読み取る] 優れたアーティストは、常に時代を読み取り作品に反映させています。現代アートの巨匠アンディ・ウォーホルは大量消費文化の象徴としてキャンベルのスープ缶やマリリン・モンローなどの誰もが知っているモノやコトをモチーフに作品を制作しました。つまり、彼は、当時世界一の消費国家だったアメリカの空気を読み取り、アートを大衆にデリバリーしていたのです。企業のサービスや商品についても同じです。その置かれた時代の空気を読み取って時代に合うように昇華していかなければ、人々の心はつかめません。

アートと経営の共通項を整理してみると、近年、将来の経営幹部候補を従来のようなビジネススクールではなくアートスクールに通わせるのも、十分納得できるのではないでしょうか。

ビジネスにおいて専門性を持った人材であると同時にリベラルアーツが再注目されている。そんな中アートは最重要とも。ものを生み出すその活動はビジネスを進めるうえで欠かせない要素の一つとして近年注目を集めている。日頃の仕事の端々でアートの影響を受けた決断を迫られることもしばしばある。まさにビジネスで壁にぶち当たったらアートでそれを超えていく、そんな時代なのだ。

大量生産・体力消費という「ストーリー」

ストーリー、あるいは、文脈。こうした言葉を近頃よく耳にするという方も多いでしょう。事業展開やブランドを構築する際には、「モノを作るな、コトを作れ」と言われます。これもまた、ストーリーの重要性を表すものです。 ストーリーによる展開を約 60 年前に実践した人たちがいます。みなさんご存じのアンディ・ウォーホルをはじめとする、ポップアートを誕生させたアーティストたちです。 それまでのアートは、アーティストたちが感じたことを、自分自身を通して表現する、というものでした。極論すると、周りに流されず、周りを気にせず、ひたすら能動的に自己表現していたのです。

ポップアートは、当時の時代が置かれていた流れを真正面から積極的に吸収し、時代の流れそれ自体を作品に反映させました。 ポップアートが興隆した1950年代後半から1960年代は、大量生産・大量消費、そして、マスメディアがそれを扇動する時代でした。 ウォーホルは、大量生産・大量消費社会を作品にストレートに反映させました。たとえば、どこのスーパーにでも売っているスープの缶詰や、当時もっとも人気のあった女優マリリン・モンローのポートレイトなど、それまでのアーティストが見向きもしなかった、いや、一般の人々も単なる消費財としか認識していないものをモチーフに、しかも、シルクスクリーンという技法を使って作品を量産したのです。 それまでの芸術作品は、アーティスト自身が1点1点自ら創り上げていくものでした。ウォーホルは自ら工房を立ち上げ、工房の長となり工員たちに指示を出して作品作りをしました。印象派以降に確立された作品の制作スタイルそのものを変えてしまったのです。 ウォーホルは、大量生産・大量消費社会の概念をアートの場に持ち込み、アートも消費されるモノという自らのストーリーを立て、それを実践しました。ウォーホルの思惑通り、ポップアート以降美術作品の巨大なマーケットができ上がり、アートの持つ資産価値がぐんぐんと上がっていったのです。 「好調なビジネスは、何よりも魅力的な芸術だ(Being good in business is the most fascinating kind of art.)」 このウォーホルの言葉は、アートをビジネスにした彼ならではのセリフと言えます。

「好調なビジネスは、何よりも魅力的な芸術だ」というのはその通りだと思う。ビジネスがうまくいく時、必然的に美しい成長曲線を描き上り詰める。そんなアートのようにうまくいくビジネスはそうそうないが、成功するビジネスはいつも美しい。ただ最近問題となっている大量生産、大量消費問題はこれから地球で末長く暮らしていくために考え直さなくてはならない。特にアパレル関係は業界の性質上この傾向が強い。僕は汎用性の高い流行に左右されないものをできるだけチョイスするように心がけています。

アートの技法とビジネスイノベーションの関係性について考察。より良い結果を導き出すために大切なことを学んでいきます。

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