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興味のあることや読んだ本の感想などを綴っていく雑記Blogです。

『エコノミストの父が、子どもたちにこれだけは教えておきたい大切なお金の話』

      2017/11/11

日本では昔からなぜか、子どもがお金のことについて「いろいろ言う」とか「興味を持つ」ことは子どもらしくないこと、子どもがお金を「自由に使う」ことも良くないことだと思われてきたような気がする。でもそれは違う。むしろ子どもの頃から「お金のこと」に興味を持ってほしい。それは「お金に細かくなれ」とか「ケチになれ」「お金が全てと思え」ということじゃなく、お金との上手な付き合い方に関心を持ってほしいということ。エコノミストの著者が教える子どものためのお金の話。

試食、ティッシュ、サンプルはなぜタダなんだろう

ポケットティッシュに限らず、身のまわりを見回せばほかにもいろいろと「タダのモノ」があるでしょう。例えば、スーパーやデパ地下の試食コーナー、フリーペーパーやフリーマガジン、通販でよく見るお母さんやお姉さん向けの化粧品の無料お試しセットーー。スーパーで試食だけして買わなければタダ。無料お試しセットを利用しても、そこでやめておけばタダ。ティッシュをもらっても、そのままバッグに入れてしまえばタダ。

でもこう言った〝タダ〟にはちゃんと理由があります。タダで試食をした時、「タダで試食までしちゃったし、買わないと悪いかな?」と思ったりすることありませんか?試食した人はその商品を買う確率がぐんと上がるのです。無料で食い逃げするのはなんか悪い、恥ずかしいという気持ちにさせて商品を買わせるのです。必ずしも「試食して美味しかったから買う」という人ばかりではないのが試食マジック。ポケットティッシュだって同じこと、挟まっている広告を見てお店に来てもらえば利益につながります。最近では効果があまり見込めないことからかなりティッシュ配りが減って来ているようですが、会社の名前を覚えてもらうだけでも良いという企業も多く未だに存在します。

タダというと、他にもインターネットやスマホアプリを介した、様々なサービスの30日間無料のキャンペーンなどがあります。このキャンペーンでサービスを使った人の中の何割かは継続してサービスを利用することとなるわけですが、その内訳はサービスが気に入ったから使い続ける人と、キャンペーン期間が終わったにもかかわらず解約しないで継続してしまう人に分かれます。月額980円のサービスぐらいなら、「あまり使わないけど解約するのも面倒だし」という理由で30日間の無料期間が過ぎた後もサービスを解約しない人が一定数いるのです。30日間無料になるために行う操作は簡単なのに、解約には面倒な操作を伴うような不親切な会社も。こう言ったサービスが出てくると必ず、ネットで解約方法を詳しく書いた記事が出回るので、使わないならちゃんと解約することをお勧めします。

無料ゲームなのにお金がかかる、課金というシステム

アプリをスマホにインストールするのは無料でも、その先にはさまざまな形で「お金がかかる」可能性があります。例えば、

  • よりレアなアイテムを手に入れたい
  • もっと強力なキャラがほしい
  • もっと早く先のステージに進みたい
  • イチイチ出てくる広告を表示させたくない

こうした場合はお金がかかるわけ。LINEでスタンプを買う、なんていうのもapp内課金のひとつです。

中止しなくてはいけないのは、最初は無料でゲームを始めたのに、ゲームを進めていくとどうしてもクリアできないイベントが出て来たりして無料で使えるアイテムだけではクリアできなくなってくる。そこで、せっかくここまでゲームを進めて来たのに、もっと先に進みたいという気持ちになり、課金してより強いキャラや武器などを手に入れステージを進めるように。これらのゲームはゲームを進めていくごとに際限なく難しくなっていきどこまでも続くようできています。僕らの時代のゲームというとゲームの全面クリアという最終目標がしっかりあって、ゲーム自体は買ってしまえばそれ以降お金がかからない仕組みだったが、現在は新たなステージをどんどん作りエンドレスに課金を促す仕組みになっている。無料で遊べる範囲だけではつまらないという罠がそこに潜んでいるのです。

1万円札の原価は約20円程度

君たちはお札を見て、疑問に思ったことはありませんか。「どうしてこの四角い紙1枚に1万円もの価値があるんだろう?」と。お札、紙幣と言われれば、いかにも価値がありそうに聞こえるけれど、モノとして見れば、人や数字が印刷されているだけの紙切れにすぎません。実際、1枚の1万円札を作るためにかかる費用(原価)は約20円程度と言われています。そんな紙切れが、なぜ「お金」として流通し、使われているのでしょうか。それは、お金には「信用」があるからです。もっと簡単に言えば、みんなが「これは1万円の価値がある紙だ」と認めているから、ということ。「この紙(紙幣)はそのへんにあるただの紙切れではなく『お金』としての力を持っているんだ」とみんなが「信用」しているからこそ、それだけの価値があるのです。

1万円の原価は20円というのはちょっと驚きだが、紙幣の価値とはどういうものかという説明としてはわかりやすい。

お金に関する疑問や知識。大人なら知っていて当然なことでも子供にとっては未知のことも多いのではないだろうか。お子さんに読ませるのには最適な読みやすい文章になっており、これ一冊で子供達の知的好奇心を呼び起こし、大人になった時、借金などに振り回されないよう知識を得ることができる仕組みになっています。カードローンなどは大ぴらにCMを打ち身近な存在になっているいまだからこそ子供に伝えておきたいお金の話が満載です。

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