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MEDIA MAKERS|田端 信太郎

メディアに関する知識は今や一般教養となっている。メディアに踊らされずに真実を見極める力が各々に求められる時代だ。踊らされるのではなくメディアで人を踊らせろ!「メディア・リテラシー」の基礎知識が学べる書籍です。

メディアと呼べるものとは

例えば、カリスマ編集者が超一流のモデルとカメラマンを連れてきて、数千万円をかけ、超芸術的でクールで激しくかっこいいファッション写真が 溢れる雑誌を作ったとしましょう。でも、そのファッション雑誌が、実際に読者に読まれて、読者の心の中に何らかの「印象」なり「爪あと」なりを残せなければ、そこにコミュニケーションが成立したとは言えません。印刷され、書店の店頭に並んだけれども、誰もその雑誌を買わず、オシャレなファッション撮影のページも読まれなかったというケースがもしあるとすれば(架空の理論上のケーススタディですが)、そんなファッション雑誌は、メディアとは呼べません。そんな雑誌は、尻を拭く便所紙にもなりません。メディアの「プロ」としては、最低の恥ずべき仕事だと私は思います。誰も読まないファッション雑誌に掲載された、超クールなモード写真、それはクリエーションであっても、コミュニケーションではない。コミュニケーションにおいては、「いいね!」や「ウンウン」と読者をうなずかせる、あるいは「何だ、これは!」でも構いませんが、受け手に何らかの印象を残し、心理的に、あるいは行動として反応がなされることが、その存在基盤となります。コミュニケーションにおいては、受け手、読者、視聴者、ユーザーこそが王様なのです。

お金をかけて俳優やアイドルなどに出演のギャラをだし、コンテンツを作っても、それがその俳優やなんかのファン以外には響かないなんてことも。消費者は意外と賢いのでそうしたCMなどには意外と冷ややかだったりする。いくら有名人が宣伝していたとしても、その商品にバリューがなければ売れることはない。ブランド側もそれには気づいているので、品質の高いものを作り続ける。ハイブランドと言っても、良い商品やトレンドを反映したものでなければ売れなくなってきている今日この頃、ファストファッションでは手に入らないような品質のものを作らなければ売れないのである。若い人たちの間では、メルカリなどでリセールバリューが高いものを買う傾向にありそれでハイブランドは買われているという現象も。ワンシーズン着たらすぐにメルカリに出品して翌シーズンのものを買う軍資金にするのだ。それを安い金額で買いたい層の人たちが買い求めるという図式だ。

ネットメディアも事実確認をするべきフェーズ

いわゆる大手ジャーナリズムの世界で「事実確認」の重要性が口を酸っぱくして語られるのは、このような自分たち自身の影響力について、長い組織的蓄積の結果から、ネットメディアの一般的な水準よりは、よく自覚されているからでしょう。そして、このような自分たち自身の「影響力」を自覚した結果がもたらす、ある意味では禁欲的で手間暇のかかる非効率的とも言える情報発信の態度こそが、ユーザーから見た時の、そのメディアへの信頼感の根拠であり続けてきたわけです。そして広告的に言えば、単に「クリックいくら」といった短期での費用対効果ベースに還元されない広告価値を認められ、プレミアムな広告メディアとして存在意義を発揮してきた本質と言えるのではないだろうか、と私は考えています。つまり、ネットメディアの立場から考えると「間違っても後から直せばいい」と居直ってしまっていると、いつまで経っても、「クリックいくら」、「インプレッションいくら」というコモディティ化された広告スペースの量り売りから脱却できなくなってしまうのです。(この状況を受け入れたうえで立てる戦略というのも、もちろん「あり」と言えなくはないのですが。)

僕は玉石混淆の情報に引っかからないため、ネットメディアの情報は丸々信じないようにしている。バズることを狙ったいわゆる釣りのタイトルにいちいち反応していては情報弱者としてカモられるだけだ。

固定票的なアクセス基盤を獲得する

記事を公開してから2~3日の間だけ読まれて 10 万PVを獲得し、それで終わりというコンテンツよりも、1日あたり1000PVかもしれませんが、向こう数年に渡って毎日1000PVずつをコンスタントに検索エンジン経由でもたらしてくれるコンテンツのほうが、「固定票的なアクセス基盤を獲得する」という側面からもありがたいのです。現代において、特にウェブ上でストック型のコンテンツを商業メディアとして考える場合、検索エンジン経由で、ユーザーから個別の記事コンテンツをどのように発見してもらうか?(いわゆるSEO〈検索エンジンでの上位表示〉の視点。特にロングテール型ワードでのSEOの視点)は、単純に技術的なレイヤーに留まらず、より編集的な観点、例えばタイトルに入れる見出しの工夫など、あらゆる側面から強調してもしすぎることはないほど重要なことになっています。「ストック型コンテンツではSEOを意識せよ!」これは鉄則です。

僕のブログも一日1000PV程度をコンスタントに弾きだすまでになったが、いまだバズったことは数回で、それでも3000PV程度今は落ち着いてきていてバズることはない。固定票的なアクセスを稼ぐにはやはり積み上げた記事の数がモノを言うようです。

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