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AIにできること、できないこと ビジネス社会を生きていくための4つの力

AIを活かすために、AIにできること、できないことを知ろう!古くからAI研究に携わり、数多くの有名大企業でのAI導入実績を持つテンソル・コンサルティング株式会社の社員が現在のAIに何ができて何ができないのかを、分かりやすく、かつ面白く解説している。仕事でAIに直接関わっているビジネスパーソンはもちろん、AIの今後がなんとなく気になっている社会人から、子供の将来に不安を感じている保護者の方にいたるまで、幅広い層に読みやすくてすっきり分かる、目からウロコの指南書である。

今のAIの作り方

予測系AI、言語系AI、画像系AI、ゲーム系AIなど、前章でさまざまなAIについて触れてきましたが、これらはすべて弱いAIです。強いAIなら、子供が大人へと育つように、ひとりでに新しいことをいろいろ学んでいけます。しかし、弱いAIは知性を持ちませんので、勝手に言語やゲームを学習したりすることはできません。それぞれの問題に対して、AI設計者が適用範囲を絞った専用のAIを作っているのです。そのため、言語を話すように設計されたAIが、ゲームを学習することはできないのです。人間は、眼で状況を把握し、次に起こることを予測し、すべきことを言葉で伝える、といったさまざまな行動を一つの脳で行うことができます。しかし、今のAIは作業ごとに専用のAIを用意しています。もし二つの作業を組み合わせて実行したいなら、AI設計者があらかじめつないでおかなければなりません。たとえばAIスピーカーは、音声系AIと言語系AIをつなげて作ります。音声系AIが、音声を処理して文字のデータに変換し、その文字データを言語系AIが処理する、といった具合です。

AIスピーカーが最近売れてるらしいが、僕はまだその便利さに懐疑的だ。実際iPhoneのSiriでさえあまり使わないのに音声認識を使う場面も限られてくる。それに僕は圧倒的に滑舌が悪く音声認識が見当はずれな変換を行うことも。AIがその微妙な入力ミスを補正してその人にあった変換を学習するようになれば使ってもいいかな。

強化学習

強化学習は教師あり学習と似ているわけですから、その特徴もまた似通っています。「正解を人間が決める」という点もそうでしたが、「使う情報を絞っておかないとうまく学習できない」点もやはり、同じく特徴として持っています。環境の情報は集めればいくらでもあります。たとえば距離が遠く離れた外国の気候も、環境の情報として使えます。しかし、この情報がロボットに素早く立つことを学習させる上で役に立たないことは明白です。人間はこういった不必要な情報は考慮しないでいいと、常識で判断しています。しかし、AIにはそのような常識はありませんので、使うべき情報をAI設計者があらかじめ絞ることが、効果的な学習をする上で必要になります。

AIの教師つき学習には学習させる内容をうまく絞ってあげないと、効率が悪い。使うべき情報をあらかじめ限定されたもので行うことが必要で、AIが知性を持つにはまだまだ時間がかかりそうだ。人間では空気を読んだ回答を出すことがあるが、AIではただただ愚直に回答を出す。そういった点もこれからの改善の必要な部分であろう。

AIは理解しているのか?

最近のスマホアプリには、音楽を聞かせるとそれが何の曲かを教えてくれるAIがあります。曲のごく一部を聞かせるだけで、曲名を当ててくれるのです。CDショップの店員よりも、ずっと音楽を知っているかのように見えますが、「音楽」を人間と同じように理解しているわけではありません。音は空気の波で構成されています。そこで、流された曲の音が生み出す波の形と、スマホアプリがあらかじめ持っているさまざまな楽曲から取り出した波の形とを瞬時に比べることで、同じ曲を見つけ出しているだけなのです。したがって、音が生み出す波の形が大きく違うなら、違う音楽だと判断してしまいます。そのため、同じ曲でも演奏者が違ったりアレンジが違ったりすると、同じ音楽だと判断できません。実際に、Shazam(シャザム) というスマホアプリに、ビートルズの「イエスタデイ」のピアノ生演奏を聞かせてみましたが、まったく似ても似つかないクラシックの曲名を回答してきました。生演奏のような、Shazamが持っていない音源に対しては、それが「イエスタデイ」であると分からないのです。つまり、音が生み出す波の形が同じであるかどうかは判断できても、音楽を形作る旋律が同じであるかどうかは判断していないのです。したがって、音楽について人間と同じ理解はしていない、といえるでしょう。

Shazam(シャザム) というスマホアプリ最初は便利と思い使っていたが最近ではすっかり使わなくなってしまった。アプリで街で聴いた曲を音声認識させるものだがアプリで認識→楽曲購入という手順が面倒だからだ。AppleMusicと連携して一つのアプリとして統合されればまた使ってもいいかな。でも最近外出中もヘッドホンをしていることが多いので、お店のBGMを聞くこともないのだが。

AIが知性を持つにはまだまだ時間がかかりそうだということ。しばらくはあると便利なAIによるサービス合戦が続き、その後知性を持つように進化して行くのかもしれない。まだまだAIにはできないことが多いのでこれからといったところか。

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