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『高速道路の謎 〜雑学から知る日本の道路事情〜』清水 草一

      2019/04/26

事故渋滞の高速と下道速いのはどっち?日本最初の高速道路の長さは?日本一ひどい渋滞はどこ?ヨーロッパで対面通行の高速があるのは?etc.高速道路にまつわるさまざまな事象を、交通ジャーナリストが多彩なデータと現地取材から解き明かす。

自家用車での移動は2~300キロ圏までという人がほとんど

東京―大阪間の交通費は、自家用車が圧倒的に安くなったことは前述しましたが、では移動にはどれくらい時間がかかるでしょう。新幹線は、2時間 36 分。前後の移動を考えて3時間強です。 飛行機は、乗っている時間は 65 分ほどですが、前後のアクセスに時間がかかるため、やはり約3時間強かかると見るべきでしょう。自家用車の場合、制限速度ピッタリに走って5時間 25 分。途中の休憩も考えると、がんばって6時間というところです。鉄道や飛行機の約2倍ですが、交通費の安さを考えると、十分に魅力ある移動手段と言えます。特に、ドライバーがふたり以上いて、運転の交替が可能なら、安くてラクですから、時間さえ許せばぜひ自家用車で、という気持ちになりますね。ただし、これが大型連休の初日だとしたら、どうでしょう。'09 年9月 19 日土曜日、5連休初日の朝7時に用賀から東名高速に乗って大阪に向かったと仮定すると、NEXCOの「渋滞予報カレンダー」によると、なんと 10 時間 56 分かかる予測になっています。つまり、渋滞で約5時間以上余計にかかるわけで、東京―大阪間490キロのうち、約155キロ、6時間以上渋滞にはまっていることになります。しかし大型連休なら日程に余裕がある人が多いでしょうし、日本はオートマチック車の比率(乗用車)が 95%。アメリカを抑えて世界一の高率なので、クラッチの踏みすぎで左足がつるといったこともありません。渋滞も覚悟の上の冒険気分なら、1万円もかからずに、ミニバンなら最大8人移動できるわけですから、JR各社にとって、この1000円乗り放題がいかに脅威か、よくわかります。

家族旅行や帰省となると家族全員分の交通費が必要になる。するとJRおよび私鉄を使って移動すると結構な額になってしまう。その点自動車はコストパフォーマンスに優れているようにも思えるが、時間を無駄に消費するのと移動による疲れなども考慮するとどちらとも言えないのだ。特にドライバーが1人しかいない場合、移動距離が長くなるほど辛い1日となり、渋滞でもして10時間を超える移動時間ともなれば疲労も相当なものとなる。

サービスエリア目当ての移動客も

GWは毎年ドライブしてます。高速料金の値下げは嬉しいですね。たしかに渋滞はすごいけど、混むのは想定済みなので、特に苦痛ではないです」(家族連れのミニバンの奥さん)など、肯定的なものが大部分でした。新聞等大マスコミでは、「ドライバーは渋滞にうんざりした様子だった云々」というのが決まり文句になっていますが、多くの人は渋滞は覚悟の上で来ていますから、実はうんざりしている人はそれほど多くありません。我々も、仕事としてわざわざ大渋滞に突入していますが、ちょっとした冒険気分になれて、なかなか楽しいものです。サービスエリアにテレビ局が待機しているなど、「今自分は世間の話題の中心にいる」という高揚感すらあります。行列のできるラーメン店に並んでいるようなものです。自然渋滞の多くは、クルマが停止してしまうことはなく、平均 20 ~ 30 キロでだらだらと流れますから、2~3時間なら、精神的にも肉体的にも、それほどつらいものではないのです。最大の恐怖はトイレ渋滞ですが、これは早め早めに対応することで乗り切れます。  ただ、覚悟していなかった渋滞は、精神的に厳しいものがあります。5月2日の東名大渋滞の経験者が、一様にうんざりしていたのは、それが予想外だったからです。

最近ではサービスエリアのお店も充実しており長旅の疲れを癒してくれる。その分お金を落としてしまうのだが、それもまあ、楽しみの一つということで。

渋滞

東名高速でもっともポピュラーな渋滞は「大和トンネルを先頭に○○キロ」という、大和トンネル渋滞です。大和トンネルは、全長わずか300メートル。米軍厚木基地の滑走路の北側延長直下にあって、航空機の高速道路への墜落を防ぐための「フタ」ですが、なだらかな上り坂になっていることと、トンネルによる圧迫感で、上下線とも付近を先頭にサグ渋滞が発生します。上り線を例に取りましょう。東名上りの渋滞ポイントは、数年前まで厚木ICの約7キロ先の「綾瀬バス停」でした。もちろん、バス停が渋滞の原因ではなく、下り坂から上り坂に切り替わる典型的なサグ渋滞ポイントで、バス停はその近くにあるだけです。  その対策として、2003年、海老名サービスエリアから綾瀬バス停先まで、上り線左側に付加車線をつける拡幅工事が完成し、3・1キロにわたって、1車線、広くなりました(合計片側4車線)。これによって、「綾瀬バス停付近」は、交通容量が拡大し、サグ渋滞も解消しました。そのかわり、その約4キロ先の大和トンネル付近を先頭に渋滞するようになってしまいました。では、この拡幅工事は意味がなかったのかと言うと、そうではありません。従来の綾瀬バス停に比べ、大和トンネルのサグは“軽い”ということがひとつ。上り坂がゆるく、速度の低下幅が小さいのです。

サグ渋滞のおこる長い上り坂付近では速度の減速をしないよう促す看板が立っていたりする。坂道では、渋滞が起こらぬよう、速度を見ながらアクセル開度を調整したいものだ。

高速道路に関するあるあるや豆知識が学べる書籍。ドライブが好きな方は共感できると思います。時代とは逆行するかもしれないが、興味深い書籍でした。

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