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『頭に来てもアホとは戦うな!』許せない!と思ったら読む本

      2018/04/07

仕事に人間関係のストレスはつきものだ。ぶつかり合いや、言い合いといった直接的な諍いだけでなく、暗黙の敵意などを感じることもある。「アイツさえいなければ……」そう思ったこともあるだろう。しかし、こうした人間関係の怒りや悩みは、仕事で成果を出すためには全くの無駄。本書の方法を実践することで、ストレスや時間のムダがどんどん減り、成果に集中できる。それだけでなく、自分のために協力してくれる最高の味方が増えていく。自分をコントロールし、他者との関わりを変えるだけで、みるみる成果が上がっていくのだ。

正義感が強い人が陥りやすい罠

正義感が強い人とはどういう人か。物事を判断するときに善悪を最上位に置いている人のことだ。時代劇を見すぎて育った私がその代表だった。正義感を持つ根拠は、最後は正義が勝つと思っていることだ。おてんとう様は見てくれている。どこかからスーパーマンやアイアンマンが飛び出してきて助けに来てくれる。自分はヒーローである。水戸黄門が風車の弥七を先導して助けに来てくれる。大岡裁きが悪をなんとかしてくれる。学生時代まではこの感覚で許されるかもしれないが、現実社会に出てからは考え直したほうがいい。どうやらどこにも超人的ヒーローが現れて、正義の鉄槌を下してくれる事例はなさそうだから。

アメリカでは、どんなに悪人でも、有能な弁護士を雇う財力があれば、その犯罪に対して有利な判決に持っていけると言われている。つまり、お金で正義が買えるというわけだ。インドやインドネシア、ロシアに行けば、今だに交通違反のもみ消しをするときや、ビザの取得等の官僚の仕事を有利にするときなど、チップのように賄賂を要求される。日本の場合はそういったことは少なそうだが、正義が毎回まかり通るわけではない。善悪を最上位に、正義感を振り回すのは避けたほうが良い。他者との無駄な争いをするのは持ってのほか。なぜなら、相手(悪)が勝つ場合が結構あるからだ。

タイムコストを考えよ

何をするにも自分の時間価値を常に意識しよう。1時間あったら何が生み出せるかを考えるのだ。対人関係で思い悩んだり、苛立ったりする時間があれば、その時間で英語よビジネススキルを勉強したり、友人や家族と楽しくすごしたり、英気を養うためにリラックスして趣味にいそしんだりしたほうがずっと生産的だ。

人生は時間の使い方を間違えると思いの外短いものになってしまう。他者に固執する人は、タイムコストを計算に入れていない。自分の時間価値をもっと認識したほうが良い。限られた自分の時間を何に使うか?それは投資にも似た効果がある。アホを相手にする時間がいかに無駄かを考え、怒りや、張り合ったりすること、お節介などに時間を割くことは避けるべき。時間は全ての人に平等に24時間あるが、タイムコストを考えないと時間を浪費することに。

「生意気は元気な証」だなんて思うな

自分に刃向かってきた奴を快く迎え入れる。昔の青春ドラマでよくあった話だ。しかし私が知る限り、自分に刃向かってきた人間を、その理由がどうあれ、受け止めて評価するようなことはまずない。若ければ、生意気なほど「あいつは元気があっていい!」という意見も聞くが、そんな評価にだまされてはいけない。これは多くの場合、自分の度量の広さを見せようとして先輩が言うことだが、実のところ、生意気な人間が好きな人は少ないと思う。たいていの人は従順そうな人間が好きなのだ。自分が部下を持つ立場になればこれが実感できる。

自分が上の立場になれば、きちんと言うことを聞く部下の方がかわいいに決まっている。僕自身何度仕事中に携帯(10年以上前なので)をいじるなと言っても聞かないアルバイトがいた。契約期間満了でやめてもらったが、僕の評価はアルバイトを指導できずにクビにする傲慢な店長と言う生意気にも似た評価だったろう。当然下からの突き上げは強くなるし、同僚からも嫌われる。病気になって弱い立場を経験しやっと部下の気持ちがわかると言う皮肉な話だ。

アップサイドのある人にだけ絡め

戦うべき相手はアップサイドがある、つまり相手にすることでこちらも得るものがある人間だけに絞ろう。怒りをぶつける対象も選ぶべきなのだ。どう絡んでもダウンサイド(損をする)しかないという、自分にとって意義のない相手から何かを仕掛けられても相手にしないことだ。しつこく絡まれたら、思い切って逃げることも選択肢の一つである。

取るに足らない人間というと最初に思い浮かぶのが、ネットで匿名(時に実名の場合もあるが)で非常識な絡みをしてくる人が挙げられる。SNSで執拗に絡んでくる人は基本的に時間とエネルギーを持て余しているのだろう。僕のブログにも、かつて書籍に低評価をつけたことがあり、その著者のファンから、お前のIQが低いから著者のいわんとすることがわからないんだ的なコメントを書き込んできた人がいる。こちらが下手に出て反論をしなかったので、すぐに諦めたようだが(多分反論したらもっと激しく抵抗してくると思ったので)。

会社組織や、ネット上、SNSなど様々なところで遭遇するアホ。そんな人たちと絡んでも自分の大切な時間を浪費するだけなので、この人は自分に何ももたらさないと思ったらすぐさま退避するのが正解。冷静になってアホと向き合うことに無意味さを知るべきだ。

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