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人生を決める新常識。グリッドを脳科学者が独自解説!

      2018/02/25

「才能、学歴、IQよりも、人生の成功を左右する」として世界中で注目されている能力。それが続ける力・やり抜く力=「グリット」です。ペンシルヴァニア大教授のアンジェラ・ダックワースの研究で明らかになり、翻訳書も日本だけでなく世界各国で話題になっています。本書は、脳科学の見地から、成功のための<最新最高の力・グリット>を解説、どうすれば「続ける脳」を鍛えられるかのメソッドを紹介します。

グリッドとは?

その人の成功を決めるのは、「才能」でも「知能指数」でもない。別の要素があります。それこそが「困難があっても、続ける力」「情熱を持って取りくも粘り強さ」なのです。結局、続けた人が成功を手にする。これは、「歯を食いしばれ!」という日本的な根性論ではありません。心理学的にも研究が積み重ねられた、エビデンスのある理論です。それが、世界的に注目を集めているグリッドです。

粘り強く続けていれば結果はそれなりにともなっていくもの。ある物事に1万時間費やせばそれなりに成果をあげられることはよく知られているが、これがなかなかむずかい。1日8時間を3年半取り組めばそれなりにアマチュアの域から脱することができるだろう。ではどうやってやる気を維持して達成するのか。『GRIT やり抜く力』に詳しく載っているのでそちらの方もご参考に。

ここで大切なのは、何日、何週間という単位ではなく、何年もに渡って、困難な課題に取り組むこと。どんなに失敗しても、最後までやり遂げる精神的な特性が、成功に繋がるのです。僕たちは成功した人の功績を見るときついつい「才能に恵まれていたから」と思い込みがち。それはすでに達成された偉業にフォーカスするからであり、この過程には皆と同じような困難や挫折があるはず。ただそれを乗り越え、続けられただけなのです。

IQが高い人だけが優秀な成績を収めるとは限らない

ダックワースは、公立の学校で算数を教えていたとき、もっとも成績のよい子と、成績の悪い子のIQに大きな違いはないと気づきました。IQが低くても、テストで良い点をとる子どもがいるし、IQが高くても、テストで悪い点をとる子どもがいる。そこから、IQがどうであれ、粘り強く課題に取り組めるかどうかが、テストの点数を左右するのではないかと気づきました。

これまでの常識では、IQを見れば 、その子がどんな大学に行けるか、どんな仕事につけるか、将来の活躍を予測できると考えられてきました。例えば与えられた図形、数字問題についてなるべく早く回答を出さなくてはいけない知能テストでは、瞬発的な理解力は測れてもその子が一つの課題に粘り強く取り組むかどうかは測れません。すぐに問題を解けなくても、粘り図よく取り組むことで自分なりの解法を見つけ出すことだってあります。そうした体験が、子どもの情熱に火をつけることだってある。苦労して正解にたどり着いた体験は、次への挑戦意欲にもなります。すぐわかると続けられるは別の力なのです。

「一つのことしかやらない」ではない

ダックワースの質問項目の中には、「他のことに興味を持つと、今やっていることを止める傾向がある」というものがあります。この傾向が強いと、グリッドの点数が下がりますが、この点に関しては、私は異論を持っています。「『続ける』とは最後まで同じことを続けることを意味していないのではないか」という、私なりのグリッドの考え方があるからです。

世界的大企業のグーグルは、1998年に検索エンジンとして登場。しかし、現在のグーグルは検索エンジンのみならず、自動自動車運転、動物型ロボット、気球ネット接続、衛星写真地図の提供などありとあらゆる最新技術の開発を手がけ世界を牽引しています。ソフトバンクにしても創立当初は出版社でしたが、現在では通信事業を中心に様々な事業を手がけています。「一つのことしかやらない」が企業にとってのグリッドではなく、フレキシブルであるからこそ、存続できる。個人のもこれと同じことが言えるのではないかということ。

続けつためにはやる気に頼ってはならない

やる気が出ないと悩む人は多いですが、続けるためには、「やる気」に頼ってはいけません。「やる気」「モチベーション」「インスピレーション」という、日によって変動するパラメーターに頼ったやり方では、長年にわたる継続は難しい。むしろ人間らしさを排した、人工知能的な方法が有効。

継続が途絶えるのは、当たり前のことと捉え、途絶えた時のリスタート方法を考えるのです。著者が勧めるのはベスト・エフォートという考え方。自分ができる最善の努力をするというもの。三日坊主で四日目にやめてしまったとしても、五日目からまた始めるのと、そのままやめてしまうのでは大きな違いが。休んでしまった過去は忘れ、今日からまた始めるのです。三日坊主を何度も繰り返せばそれは継続と言えるのではないかということ。僕の場合は一日一冊本を読み感想をブログにアウトプットするというのを2年間続けています。このベスト・エフォート方式と通ずるものがありますが、気分が乗っているときは調子が悪く本を読めなかった時のため一日二冊読みブログの記事もストックするようにしています。

やり抜く力(GRIT)は後から獲得することもできます。これを機に何か継続して取り組みたいことにチャレンジしてみては?

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