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『戦略参謀 経営プロフェッショナルの教科書』稲田 将人

      2019/04/18

マッキンゼー、アオキインターナショナル(Aoki HD)、ワールド、ロック・フィールド、日本コカ・コーラ、三城、卑弥呼など、日本を代表する会社で、社長や役員、改革担当となり、結果を出してきた著者だからこそ書ける超リアルな企業改革ノベルです。 経営とは何か、次の成長ステージに入るために何が必要なのか、企業改革をうまく軌道に乗せていくためには、何をしなければいけないのか……。ストーリーを読みながら、経営視点で動ける人材になるための要点が学べます。

長期低迷から抜け出すためにするべきこと

企業には、歴史における国家と同様、規模の大小にかかわらず、必ずその盛衰があります。米国のフォードやGMクラスのような、名実ともに世界最高水準の規模とレベルにあった企業でも、企業としての存続が問われる状態になります。 規模が大きく、世界中からも注目されている企業の場合、凋落の原因追究、つまり「失敗の本質」を解明する記事や論文などが出ます。多くの場合、その解説は、戦略的な判断のミスに帰着しますが、果たして戦略論を主軸にして語るのが適切なのでしょうか? 「戦略は実践されて、はじめて価値がある」 この言葉に異を唱える人はいないでしょう。 成功した企業が、戦略的に正しい方向性を示していたのはまちがいありませんが、 実際に成否を分けたのは、 その戦略的な方向性に沿った実践力と、 素早く的確な方向修正能力の二つだといえます。 最初の成長期のあと、そのまま衰退していってしまう会社が多い一方で、第2、第3の成長を実現し、結果として、成長を持続できている会社も少なくありません。 この違いはどこにあるのでしょうか? ここではまず、企業の盛衰はどう起きるのかから考えてみましょう。

企業の規模云々以前に、ヒットを飛ばしたあとが続かず衰退していく企業は多数ある。規模が大きくなってくると、有望な企業を買収して傘下に収めたりすることで成長を維持しようとする場合も。いずれにせよ本業でうまくいってなければ企業としてみればアウト。長期に渡って低迷が続くのであれば失敗の本質を考える必要がある。企業が低迷状態に陥った原因を究明していくと、戦略的な方向性は正しくても、それを真摯に謙虚に実行できていない状況が低迷を招く、ということです。

PDCAを回すということ

「成功した創業者」は、何かをやる時に、自分が納得いくまで徹底的に情報を集め、どうすれば成功するかをとことん考えていたはずです。考えたうえで、自分でやるか、あるいは部下にやらせてみます。 そして、その結果の検証を行い、よりよい結果を求めてより成功確率の高いと思われる方向に改善していったはずです。何事も100%読み通りうまくいくなどということは、まずありません。「成功した創業者」は、多くの場合、他の人や大企業がやっていないことに挑戦しているわけですから、読み切れない部分も多い中で、成功に向かって絶え間ない修正行動をとっていたはずです。創業時は時間もお金も十分あるわけではないので、 スピードと実行精度の高さを追求していた はず。この一連の流れを通じて、やっていいこと、やるべきこと、やってはいけないことを学習し、その事業で勝つため、成功するために必要なノウハウを誰よりも深くたくさん蓄積していきました。 つまり、 真剣にPDCAを回すことに取り組み、事業に関しての学習をし、成功法則を見出していったのです。

企業においてはプロジェクトが51勝49敗でも良いとか、極端な例だと1勝9敗でも良いなんてことを言う人もいる。結局はトライアンドエラーの繰り返しでブランドイメージを損なわず結果黒字化して入れば良いと言う考え方だ。

「当たり前のこと」をきちんとやることが一番よく効く

一発逆転ホームラン狙いの奇をてらった手、いわゆる奇策は十分に根拠を押さえていない場合も多いため、その成功確率は低く、資金と優秀な人材の時間という大切な経営資源の消耗につながりがちです。 ただし、その「当たり前のこと」は、企業の規模によっても変化してきます。「当たり前のこと」が行われる状態をつくるには、よく経営ノウハウを理解し、必要に応じて素早い調整を行うべきです。

例えば、売上低迷期によく調べもせずに、市場の飽和、競合、関連販社など他法人のせいにした報告を受けてすませるのではなく、 謙虚な気持ちで丁寧に事実と因果を押さえながら、精度高く、高速のPDCAを回すことが大事だ。

マッキンゼーの実践派が放つ企業改革ノベルの決定版!長期低迷している会社の企業改革を小説で読むことができます。各章の終わりには解説がありより理解が深められるような作りになっています。

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