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興味のあることや本の感想などを綴っていく雑記Blogです。

幸せはあなたの心が決める|渡辺 和子

      2019/10/03

思い通りにいくことばかりではない人生をどのように受け止め、自分なりの花を咲かせようとするか、しないかは、人間に与えられた自由であり、その受けとめ方にそれぞれの個性が現れる、と語る著者は、ノートルダム清心女子大学(岡山)で88歳のいまも「人格論」の講義をお持ちのシスターです。「人を許さない人は上位に立っているのではなく、他人の支配下にある人」「失ったものではなく、得たものに目を向けて生きよう」「美しさは小さな決まりごとの積み重ね。修行が必要」など、きれいごとではない、深い経験と鋭い洞察から導かれた真理や生きるヒントを、どんな人にも身近なエピソードや見過ごしてしまいそうな場面を例にわかりやすく伝えます。

「許す」気持ち

「許す」気持ちを持つことは、他人のためにも必要なことですが、自分もまた救われます。教皇ヨハネ・パウロ 世が、 「人を許す時、許した人は自由になり、解放されます。人を許す時、その人は未来を創造的に切りひらいてゆくことができます」 と言っていますが、他人を許さない時、その人は不自由になります。その理由を教皇は続けて、次のように言っています。 「人を許さない人は、また、他人の支配下にある人なのです」これはおもしろい言葉です。 「許さない」と言う人が上位に立っているかと思うと、実はそうではなくて、その「こだわり」に縛られ、許していない相手の支配下にあるということ。自分が自分の主人でないということなのです。

些細なことで他人を許せないことってありますよね。しかし、それは回り回って自分のストレスになってしまうように感じます。相手を許せれば自然と自分にかかる負荷も減らすことができます。「人を許さない人は、また、他人の支配下にある人なのです」心に刻みたい言葉ですね。

一枚の提出期限切れのレポート

私はかつて、提出日を守らなかった一人の学生のレポートを受け取らなかったことがあります。その学生は、ひとしきり言い訳を言った後で、「シスターはクリスチャンのくせに、一頭の迷える羊を救おうとはなさらないのですか」と言うのでした。一瞬たじろいだ私は、「いいえ、迷える羊を見捨てはしませんよ。やがて社会に出てゆくあなたに、甘えが通用しないきびしさがあることを、今のうちに知ってほしいからこその処置なのです」と答えたものでした。その学生はその後卒業し、結婚したといっては手紙をくれ、子どもが生まれたといっては知らせてくれています。果たしてあの時に、「ああ、いいですよ」と言ってレポートを安易に受け取っていたとしたら、今日の、この人と私との温かい心の通い合いができていただろうか、と思うことがあります。寛容というのは、「寛大で、よく人を許し、受け入れ、 咎めだてをしないこと」と定義されていますが、それは決して「大目に見てやる」といった「甘やかし」と同じではないと思うのです。相手を許し、受け入れるにあたっては、真の思いやり、愛が、一見きびしく思えることさえあるのです。

何事にも期限を守らない人間はいるものです。待ち合わせの時間に必ず遅れてくる人とかってなんなんでしょうねww

 

愛ある人になる

勉強は、学校教育を終了した時点で終わるものではなく、一生涯続くもの、また続けなければいけないものと、私は考えています。机の上の勉強も大事ですが、私たちが生きている間に遭遇する一つひとつのことから、何かを学ぶことができるし、学ばなければもったいないです。現実に人の間で 揉まれ、痛い目にも 遭い、人の優しさにも触れて、私たちは、いわゆる社会勉強をしてゆきます。 四年制大学の学長に任じられた時、私は三十六歳でした。しかし、年齢にはお構いなく、それは、次から次へと決断を下さないといけない立場だったのです。 「シスターは、イエスとノーがはっきりしすぎる。もう少し玉虫色の返答にした方がいい」と、一人の年長者からアドバイスされ、長い間、アメリカ人のもとで働いていた私は戸惑いました。私にとっては新しい勉強だったのです。一つの決断に対しては、それに賛成する人もいれば、反対する人もいました。激しい批判にあって、心が 萎えそうになっていた時、ある方が笑いながら、「大丈夫ですよ。相手はあなたを殺しはしませんから」と、安心させてくださり、その時以来、私は反対意見にあっても、あまり動じなくなりました。これも私にとって、良い勉強でした。思いがけない病気にかかって意気消沈していた時、「運命は冷たいけれども、 摂理 は温かいですよ」という言葉に救われました。病気をも摂理と受けとめた時、それはありがたい「勉強の機会」となり、自分に起こるすべてを、運命としてでなく、神の計らい、摂理として見て生きるという、お金では決して買えない勉強を私はしたのです。

生涯勉強は続くというのは同感。むしろ社会人になってからの勉強の方が威力は絶大かと思います。学生の頃は頑張って勉強していたのに、就職してから仕事に追われ勉強をしなくなる人が多いように思います。それでも仕事内容については徐々にエキスパートになっていくわけですが、意図的に勉強しないとその機会は大幅に減ってしまうように感じます。

幸せであるための心の持ちようを綴った書籍。人は不完全なものという事実を容認し、人間関係を構築することで、自分が楽になるというお話。

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