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仕事に才能はいらない|金田 博之

コミュ力、IT知識、英会話などナイナイ状態で外資系IT企業に殴り込むように入社した著者の成長プロセスをこれから就職する若手のために披露する。

「ガムシャラになる」は立派なスキル

新しい知識を身につける必要が生じたとき、それに関する本をたくさん買い込んで、短期間で読み飛ばします。すると、 どの本にも共通して出てくる言葉やニュアンスがあることに気づきます。 今度はその部分を徹底的に勉強することで、キモとなる知識を身につけていくわけです。 量稽古という言葉があります。もともと茶道などで使われる言葉で、細かいことにとらわれず、ただひたすら練習量をこなすことによって、自然とムダな動きがとれていくという教えです。初心者はこの量稽古をこなす時期をもつことが、上達の秘訣と言われているそうです。 ビジネスも同じで、効率ばかりを追求せず、ムダを承知でガムシャラになって1つのことに取り組むことで、逆にムダのない効率のいいやり方を身につけることができる場合もあるのです。 それを自分の「ビジネス道」として確立しておけば、あなただけがもつ立派なスキルとなります。これは若いうちにぜひ経験しておいてほしいことです。

僕も新しいことを始めるときや新たなスキルを獲得しようと試みるときは書籍を何冊か買ってきてそれを一気に読みます。その上で、今使いたいスキルの部分をつまみ食い的に覚えていくことで実践していきます。学校などに通えば必要ないスキルまで総合的に学ばなければならず時間がムダになるなんてこともあるので、僕はいつも今使いたいテクニックを学ぶようにしています。その際近道があるならショートカットもバンバンします。ちょっとずるいかもしれませんが、テンプレートなどがあればそれも活用します。

入社3年間はインプット期間と考えよ

入社3年を過ぎると、企画書の作成や営業提案など、いわばアウトプットの仕事を任されるようになります。しかし、 素晴らしいアウトプットは、質の高い情報を溜め込んでおかなければ不可能です。 そのためにも、入社3年までは、インプットに力を注ぐべきなのです。 また、3年も経つとプライドがついてきて、ビジネスの基本的なところを上司や先輩に素直に教えを請うということが難しくなるものです。 私がかつて趣味としていたスノーボードでも、初心者のときに基本技術を完全にマスターしておかないと、中級までは進めてもエアなど上級テクニックを身につけることはできません。しかし、自分はもはや中級者であるとの自負をもってしまうと、恥ずかしくていまさら初心者講座を受ける気にはならないものです。 ビジネス社会の基礎と常識は、上司や先輩に教えを請いつつ、入社後の3年間で完全に身につけておくことです。 「もう入社してから3年以上経ってしまったけど、まだ基礎が身についていない気がする……」という人は、プライドを捨て、後輩も含め、あらゆる人から、もう一度学び直して吸収するという心がまえをもちましょう。

入社3年までというと結構長い期間と思うかもしれませんが、組織での仕事というのはそういうもの。企業風土とかもありますし、そのくらい必要で当たり前と思っていないと日々のインプットはいつまで続くのかと気分が乗らなくなってしまいます。

本から学びとったものは「即」実践せよ

私は、定期的に集中して仕事に関する本を読むようにしています。とくに、自分に何か変化が起きそう、と感じたときは一気に何冊も本を読んでしまいます。一般的な知見を高めるために歴史小説を読むのもいいことですが、とくに新人のうちはいまやっている仕事に近いところの分野を読んで、いいと思ったことは即、実践することが大切です。 いまだから言えますが、私が入社3年目に「マーケット・インテリジェンス(MI)」という新設部署を提案し採用されたのは本のおかげでした。 そのとき、相談をもちかけた上司から「すぐに企画書にまとめて提出しろ」と命じられたのですが、実はその構成や言い回し、フォーマットのほとんどは、ある本の内容をそっくり真似したものでした。 私にとってデビュー戦とも言える社内向けの企画書で、最初は何をどの順番で書いていいものやらさっぱりわからず、頭を抱えました。そこで、企画書づくりに関する本を読み漁り、その本に出合ったわけです。 もちろん、用語はすべて社内用語に置き換えました。それが幸いして、本の真似であることに気づく人はおらず、逆に「3年目でここまでまとまった企画書がつくれるとはすごいヤツだ」という称賛を浴びて 面映ゆい思いをしたものです。 せっかくお金を出して本を買ったのですから、「なるほど」とか「これは使える」と感じたところは、騙されたと思って真似してみましょう。学生のカンニングは許されませんが、社会人はどんどんカンニングしていいのです。

本はその道のプロが何年にもわたって蓄積してきた知識を体系的にまとめてくれている魔法のようなもの。実際にその経験をしていない僕らにもそれを受け取る権利が1000円ちょっとで手に入れることができるので読書習慣をつけておいて、すぐに仕事に流用できる体制を作っておくといいでしょう。社会人になったらカンニングは当たり前のスキルです。

仕事を行う上で知っておきたい様々なことを簡潔にまとめてくれています。新入社員の若者からベテランまで、一生続く成長し続けるための働き方の考え方をインストールして、変化の激しい時代を乗り切ろう。

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