51Blog

興味のあることや本の感想などを綴っていく雑記Blogです。

『人工知能×仮想現実の衝撃』雑賀美明

      2019/04/02

人類史上最大のパラダイムシフトが起こる時、人工知能(AI)や仮想現実(VR)が、あなたのビジネスを飛躍的に伸ばしてくれます。 人工知能や仮想現実の現状や未来、そしてそれをどうビジネスに活かすか、どこにビジネスチャンスがあるかということをご説明いたします。 コンセプトは、テクノロジー×イノベーション×ビジネスです。 これからはスケールの大きなビジョンや志を持ったものにしか成功はありえません。 そのノウハウと、ヒントが満載された1冊です。

スタートアップとユニコーン企業

スタートアップは新しいだけではそう呼ばれません。アメリカのサンフランシスコでブランディング・コンサルタントとして活躍しているbtraxのCEOのブランドン・ヒル氏は、スタートアップのことを「新しいビジネスモデルを開発し、ごく短時間のうちに急激な成長とエクジットを狙うことで一攫千金を狙う人々の一時的な集合体」と定義付けています。日本でのいわゆるベンチャー企業のほとんどは、スタートアップというよりスモールビジネス(中小企業)に近く、日本で純粋な意味での「スタートアップ」は残念ながら非常に少ないと思います。スタートアップの中でも特に急成長した会社を「ユニコーン企業」と呼びます。その定義は「非上場のスタートアップ、企業としての評価額が10億ドル(約1100億円)を超える」というものです。ユニコーン企業は、現在世界中で200社近くありますが、そのほとんどはアメリカで、日本ではこれも残念なことに、今のところDMM.comとメルカリの2社だけです。

日本ではスタートアップやユニコーン企業が生まれにくい土壌なのか、ほとんどのベンチャーは「新しいビジネスモデルを開発し、ごく短時間のうちに急激な成長とエクジットを狙うことで一攫千金を狙う人々の一時的な集合体」という定義に当てはまらない。なのにかっこいいからかスタートアップという言葉を使いたがる起業家は多い。よくよく聞いてみるとただのスモールビジネスじゃんと言いたくなる古いビジネスモデルで威張っている経営者が多すぎる。

30兆円市場に参画しない手はない

日本の優秀な人材が研究室ごと、あるいは会社ごと、どんどん買収されていっています。GoogleやFacebookなどの傘下になっていっているわけです。残念なことに東京大学などでAIを研究しているところは教授や学生などを含めた研究室ごと買収されています。それは、Google本社の時もありますしGoogle Japanの時もあります。あとはFacebook、Facebook Japanなども盛んにやっています。3番目に多いのがAmazonだそうです。これらが「積極的に買収している会社・ベスト3」になります。

せっかく研究室などで最先端の技術を開発研究しているのにそのほとんどはGoogleやFacebookの傘下になっている現状は憂慮すべき。国内にAIの研究をしているところはたくさんあるのに、美味しいところは全て、GAFAのような巨大企業に持って行かれてしまう。日本の企業はもっと積極的にそうした研究を買収すべきだと思う。

どうやってAI×VRで利益を出すのか?

結局、ヒット商品を生み出したり利益を積み重ねていったりするためには「テクノロジー×マーケティング」ということに尽きます。テクノロジーを持っているだけではダメなのです。Facebookがここまで大きくなれたのは『ソーシャル・ネットワーク』という映画でもあったように、マーク・ザッカーバーグだけでは無理だったのです。途中でマーケティングができる人、あるいはきちんとした投資家なり、そういう方たちが集まってお金を出したり知恵を出したりしたからこそ今の巨大企業になりえたわけです。ですから自分ができなければ、できる会社と組めばいいのです。JV(ジョイントベンチャー)、つまり共同でやればいいのです。

ゲームなど一部の分野ではVRが盛んに使われているが、ヘッドマウントが重すぎて長時間の使用にはちょっと無理があったりする。使っていると酔うといったデメリットも。現実世界では普通に暮らしていて酔うことはないが、いかに没入感を得られるかが鍵となるだろう。AIの一般利用についてだが、今の所お金がかかりすぎて実用化は難しい気がする。ちょっと前にVTuberがAIのキャラクターを動かすのに300万円の投資をしたが、回収の見込みは今の所立っていないというのを特集でやっていた。開発にお金がかかる現時点で始めたのは先駆者的で良いのだろう。これからAIが身近になるにはコスト面が課題になっていくことだろう。現在でもスマートスピーカーやIot家電などが出て来ているがWindows95が出た時のような熱狂までは至っていない。皆が安価でAIを生活に落とし込める時代はすぐそこまで来ているのかもしれない一方で、ヒット商品がいまだないのも現状だ。

VRはまだまだ発展途上。ヘッドマウントがメガネぐらいに縮小されたら使ってみようという人も現れるかもしれないが、今の所ゲームぐらいでしか活用できていないのではないだろうか。何か世界的ヒット商品が生まれれば一気に広がりを見せるのだろうが、まだそういう段階ではないのかもしれない。

※この書籍はKindle Unlimited読み放題書籍です。月額980円で和書12万冊以上、洋書120万冊以上のKindle電子書籍が読み放題になるサービスが初回30日間無料となっております。PCの方はサイドバーのリンクより、スマホの方は下の方へスクロールしていただければリンクが貼ってありますので興味のある方はどうぞ。なお一部の書籍はキャンペーンなどで無料になっていて現在は有料となっている場合もありますのでその場合はあしからず。

 - Book , , , ,