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不安のしずめ方 40のヒント|加藤 諦三

      2019/11/02

私は不安なときに3つのことをするように勧めています。

(1)「事実が大変なのではない」と自分に言い聞かせる。

(2)同じような状況に「他の人が巻き込まれたらどうであろうか?」と考える。

(3)今自分が最も恐れていることは何かと考える。

すると、案外、その事態が大したことではないと気づくことが多いものです。

不安から逃れるために不幸にしがみつく

私が「人は時に、死んでも不幸を手放さない」と言ったら、あなたはどう思うだろうか。多くの人は「まさか」と思うだろう。人は誰でも幸せを望んでいるから、「死んでも不幸を手放さない」などということはあり得ないと思うに違いない。しかし悩んでいる人と四十年以上にわたって接してきた私の感想は「人は時に、死んでも不幸を手放さない」ということである。私はこの何十年間、命がけで不幸に執着する人をたくさん見てきた。それは、人間にとって不幸よりも不安のほうがはるかに強い感情だからである。人は不安を避けるためには、死にものぐるいで不幸にしがみつく。なりふり構わず不幸にしがみつく。私は三十年以上もラジオのテレフォン人生相談のパーソナリティーをしている。そしてつくづく感じるのは、悩んでいる人は、なんでここまで不幸な結婚にしがみつくものなのかということである。不幸な結婚でノイローゼになっている奥さんがいる。 酷い夫と離婚することを勧めても決して離婚しようとしない。たとえギャンブル依存症の夫でも、今の生活が変わるのが不安なのである。離婚した先の人生がどうなるか不安だから、たとえ暴力を振るう夫でも、離婚はできない。不安を突き抜けて先に行くよりも、今の慣れた不幸のほうが生きやすい。

僕も不幸を手放せないというか、病気を手放せない。精神疾患であるという事実が、僕を少し解放してくれるからだ。病気の症状もすでに手なずけた感はあるが、なかなか自分はそこから這い出す事が出来ない。不幸にしがみつくということは、慣れ親しんだ現状から抜け出すことを自ら拒否しているのだと思う。

不安に怯える人は、辛い毎日を選んでしまう

今離婚を例にあげたが、会社でも同じである。この会社が自分には向いていないと思っても、その会社を辞めないのは、その先がどうなるか不安だからである。殺したいほど憎らしい上司と一緒に仕事をするのは、会社を辞めた後の生活の不安、社会的威信を失う不安があるからである。不幸よりも不安の感情のほうが強いように、怒りの感情よりも不安の感情は強い。会社を辞めた後の生活の不安、社会的威信を失う不安、それらの不安ゆえに、ビジネスパーソンはどんなにイヤな会社でも会社を辞めない。「家族のため」というのは会社を辞めない口実である。不安だから今の会社に固執する。不安な人は、家を変わるのも、職業を変わるのも、困難である。よく延々と会社の悪口を言っているビジネスパーソンがいる。飲み屋で延々と上司の悪口を言っている。そんなにイヤなら、会社を辞めればいい。こちらがそう言うと「今の会社を辞めれば食べていかれない」と言う。が、実はそうではない。会社を変わることが不安なのである。あるいは、今の会社を辞めて次の会社が見つかるか、見つからないか不安なのである。しかし「自分はどうなってもやっていかれる」と思えば、不幸な結婚なら離婚もするし、殺したいほど憎らしい上司のいる会社なら辞める。利己主義、自己中心で騒音を立てる隣人のいる地域から引っ越しもする。

僕も転職経験者だが、やはり自分の今いる会社が世間一般からどのような評価を得ているかを客観的に知る事が大事だと思う。何となく今の会社に不満があると、他の会社と比較したりすることを忘れてしまい、転職がかえって悲惨な状況に陥る落とし穴となることも。どんなに嫌な事があっても会社を辞めないのはある意味正解であることも多い。

そのときの感情に振り回されていないか

自分は今まで人に良く思われるためだけに生きてきて、自分の内面の充実を全く無視してきたことに気がつくに違いない。だとすればやるべきことは明らかである。まず自分の中身を充実することである。中身を充実すると言うと大変なことに思う人がいる。でも簡単なこと。自分が本当に好きな食べ物は何か?本当に好きな色は何か?それを探すことから始めればいい。初めから自分の適性とか、自分の天職とか、おこがましい。目的がないときには、そのときそのときの感情に振り回される。だから人間は自分が一番求めている物が見えないとダメ。自分が一番求めている物が見えていると自己実現する。自分が一番求めている物を求めないと、いつも人間関係でイザコザが起きる。それは今述べたように、そのときそのときの感情に振り回されるから。それに実は、人は思い切って「ノー」と言ってしまえば、ほとんどの場合嫌われることはない。いったん「ノー」と言ってみれば、予期したほど恐ろしいことは起きない。さらに、その人から嫌われたほうが幸せであるという人もいる。必ずしも好かれることが幸せではない。

「ノー」ということで、相手との関係が悪化するのではないかとか思うことは、あまり意味がない。何でも「イエス」といって、自分を苦しめるよりも「ノー」という勇気を持とう。案外、相手はそれを受け入れてくれるものだとわかるはず。

不安な気持ちで毎日心を悩ませている人には必須なスキルがここに!自分の不安がどこからくるものなのかがわかれば、対処できます。起こりもしない出来事に頭を悩ませるのはもうヤメよう。

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