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アント フィナンシャル 1匹のアリがつくる新金融エコシステム

      2019/01/29

急速にキャッシュレス化が進む中国。9億人以上が利用する決済サービス「アリペイ」(支付宝)。1元から資産運用ができるMMF「余額宝」。個人や企業の信用度をスコアリングする「芝麻信用」(ジーマ信用)。一般消費者や零細企業に少額融資を行う、マイクロクレジット専門のインターネット銀行「網商銀行」(マイバンク)。これらすべてを動かすのが、アリババ・グループの金融関連会社「アントフィナンシャル」だ。現在、アントフィナンシャルの業務分野は、決済、融資、資産運用、保険、銀行に及び、テクノロジーによって金融のあり方を大きく変えようとしている。本書では、中国の金融シンクタンク「中国金融40人論壇」(CF40)のメンバーが、2004年の「アリペイ」の誕生から2017年までのアントフィナンシャルの発展史を辿り、その全貌を解明する。

海外ユーザーがアリペイを使って商品やサービスを購入するルート

中国のユーザーがアリペイを通じて海外業者の商品やサービスを購入するのは、アリペイが開拓した国際決済ルートの片方にすぎない。もう片方は、海外ユーザーがアリペイを使って中国業者から商品やサービスを買うルートだ。2005年には、タオバオはすでに海外の一部の銀行や決済機関との連携に乗り出し、海外ユーザーの中国国内でのオンライン消費をサポートしていた。しかし、タオバオは完全に中国語のみのサイトだったので、在外華人を中心とした本のわずかの海外ユーザーが利用するにとどまっていた。海外ユーザーの膨大な購買ニーズはまさにブルーオーシャンだったのだ。2010年4月、アリババ傘下の世界市場向けオンライン取引プラットフォーム「アリエクスプレス」(全球速売通)がリリースされた。タオバオと同様に、アリエクスプレス上の商品情報はオンラインで海外に発信され、海外ユーザーはアリペイで決済し、国際宅配便で商品を受け取った。

僕もたまに海外から洋服などを購入することがある。その際に利用するのはクレジットカードだ。僕は海外旅行とか行かないので、中国独自の決済システムを利用する機会はないのだが、中国国内どこに行ってもQRコード決済が普及している様子を見ると、日本でもクレジットカード決済がもっと急速に普及すればいいのにと思う。Apple Payでどこでも決済可能になれば、便利なのに。一つの決済方式が市場に深く浸透してくれればそれが便利。様々なカード会社や、電子マネーが乱立している今の状態ではお会計の際に使えるカードや電子マネーを選択する必要があり面倒だ。それでも現金を支払うよりは格段に便利でスピーディーなのだが。

アリペイの答え「スピード決済」

読んで字のごとく、「スピード決済」の最大の特徴はその早さにある。ユーザーはキャッシュカードさえあれば、ネットバンキングの手続きをせずともアリペイの決済用パスワードを入力することで決済できるようになった。しかも、利用登録はすべてオンラインでできる。段階を追って具体的に説明すると、ユーザーは初回の決済時にアリペイのサイトまたはシステム上で氏名、身分証の種別と番号、キャッシュカード番号、それから有効期限の情報を入力する。アリペイはこれらの情報を銀行に送り、銀行側で商人が完了したら、顧客がアリペイの決済用パスワードと携帯電話のショートメールで送られてくるワンタイムパスワードを入力し、認証にパスすれば決済完了となる。2回目以降の決済では、ユーザーの決済手順はさらに簡略化される。PC、スマートフォン(スマホ)等で商品を購入する際決済方法として「スピード決済」を選択し、アリペイの決済パスワードとワンタイムパスワードを入力して認証にパスすれば決済完了である。

スピード決済といってもこれだけの行程がある。最近ではカード会社各社もApple Payなどに対応してきているので、コンビニなどでは財布いらずで会計ができる。電子マネーでよく使うのがスターバックスカード。僕は半年に1回複数のカードにまとめて12万円入金してアプリで管理しています。スター(ポイント)を貯めると700円相当のサービスが受けられるのでそれで毎回お家用のコーヒー豆を割引で買ってます。これからも電子マネーやクレジットカードによるキャッシュレス化は進んでいくだろう。スマホ1台あればなんでも売り買いできる時代の到来は僕たちの生活をより便利なものにしていくだろう。「財布を持たずに外出」これが当たり前の世の中になりつつあるので時代に取り残されないよう、便利なものは使い倒そう。

オールイン・モバイル。この言葉が浸透し始めている現在、スマホの普及によりすべてがスマホ1つで完結する世界となる。社会のキャッシュレス化は新たなエコシステムを生み出すに至っています。もうそろそろ5Gのスマホが世に出回るようになります。ますます手放せなくなるスマホで、どう人生を彩るか考えてみるいい機会となる書籍でした。

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