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若者の自動車離れが進む昨今、自動運転の未来を大胆予測。

      2017/04/03

ガソリン自動車が誕生してから約130年の歴史の中で、完全なる自動運転ができる車は販売されていない。人が全く運転操作に介在しない自動走行状態こそ〝実験〟と名のつく世界では50年以上前から成功していても、誰もが購入できる市販車としては販売されていないのだ。この先、人工知能の開発が急ピッチで進めば2020年には自動運転車が販売できると断言するメーカーもある。人と人工知能の〝協調運転〟時代はもうすぐそこに!

HMI(Human Machine Interface:人から機械へ意思を伝えたり、機械から人へ反応を伝えたりする接点のこと)についての取り組み

(A)自動運転の走行機能をどう人に知らせるか、どれくらい理解度が深まれば事故が発生せず、何をしなければ事故が発生するのか?

(B)ドライバーの状態と自動走行システムの動作

(C)自動運転車両とそれらを持たない車両、さらには歩行者とのコミュニケーション

以上の3点が検討されている。(A)は自動走行状態にある車両がどのように周辺状況を把握しドライバーに伝えるか。(B)は自動走行中の車内にいるドライバーをモニタリングし何らかの要因で自動走行ができなくなった場合、ドライバーにどのように呼びかけを行うか。ドライバーが運転操作を引き継げる状態にあるのか。(C)は歩行者に対して、自動走行中どのように知らせるかといったことが該当する。

例えばメルセデスベンツでは車道脇で立ち止まっている飛行者を認識すると、その手前で自動停止し緑色のレーザー光線を路面に照射して擬似的な横断歩道を作り出す。さらに「Please go ahead!/お先にどうぞ!」と合成音声で発話して、歩行者とのコミュニケーションを図る「F015」など自律型自動運転リサーチカーの開発なども行われている。「タクシーを拾おうとする人がいた場合も止まってしまうのでは?」なんてちょっと意地悪なツッコミも入りそうだがこれからに期待がかる。

自動運転の実現で教習制度や免許制度が変わる?

免許制度のうえでは、MT免許からAT限定免許が派生したように、「自動運転限定免許」なるものが想定できます。仮に自動化レベル4以上を限定とすれば、返納された高齢者であっても取得できる、そんな仕組み作りも必要ですね。

SAEによる自動運転レベルの定義によるとレベル4は「システムが全ての運転操作の制御を実施する。システムが発する手動運転再開の要求に対してドライバーが応答しなくても運転が継続される。」というもの。ちなみにレベル5は「自動運転システムが完全にドライバーの運転操作を代行する。」とある。レベル4・5が実現すれば僕もまた車に自由に乗れる。(統合失調症で免許取り消しになってしまったので‥‥)

走行中に無理な割り込みをされた際はどうするのか?

ACC(Adaptive Cruise Control/アダプティブ・クルーズ・コントロール)で追従走行しているとき、前方に車線変更して割り込もうとする車両が現れた場合、システムはどう判断し、どんな制御を行うのだろうか。まず、車線変更してきた車両が「車」の場合を想定する。ACCでの車間距離設定を「最長」にしていれば、前走者との間に一定の距離があるため、よほど自車に接近した状態での車線変更でなければ、ACCのシステムが許容している範囲内のブレーキ操作が行われる。そしてACCは入り込んできた車を新しい前走車とみなし、設定した車間距離が確保された時点から、ACCによる追従走行が再開される。

割り込み車両に対してはACC走行中であっても漠然と運転せず、いつでも必要な原則ができる心構えが必要だ。それを考えると現在実用化されている衝突回避サポートやACC、LAS(レーンキープアシストシステム)、アクセルとブレーキの踏み間違いによる飛び出しの抑制などはあくまで補助的なもので、最終的には人間に責任があるという点ではまだまだ進化が必要だろう。

完全自動運転はいつ達成できるか?

僕が老人になる頃までには完全自動運転で、事故が起こった場合の責任はメーカーにあるといった段階まで進化することはできるだろうか。〝ボタン1つで目的地へ〟といった技術の市販化までにはまだ時間が必要だという日産の開発者。将来的には、通信技術(高度なGPSマップや路車間通信技術、さらには非常に高度な自律センサーなど)が一般化してくれば人と同じように運転できるようになるだろう。運転における人間の心理のようなもの、例えば安心して走行するために大型トレーラーからは距離を置きたいなどといった細かな要望に応えられるようになるにはさらなる進歩が必要だ。

高度な通信技術を使用するにあたりハッカー対策なども念頭に入れなければならない。次々に自動運転車を乗っ取り事故を誘発させたり。そうなってくると自動運転により享受できるメリットよりもデメリットの方が大きくなる可能性もありうる。

完全自動運転が僕たちにもたらすのは便利な世界か?それとも危険を孕んだ世界か?自動車離れが進む昨今、都市部ではもはや必要性を感じない自動車。自動運転で離れた心を取り戻すことは不可能ではないかとも思うが、「免許は返納したが、自動車を必要」とする高齢者などには救世主となりそうだ。

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