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「日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。」自分の人生に「世界」という選択肢を持っているか?

高卒フリーターから、アメリカに渡りITの聖地シリコンバレーでコンサルタントになった人がいる。サッカー好きが度を超えてそのままブラジルで新聞記者になってしまった人もいる。アフリカ・ルワンダの環境問題を自分の手で解決しようと国家大臣に知識を売り込み、プロジェクトを実行した日本人がいる。あるビジネスコンテストで最優秀賞をとった『タダコピ』というサービス(コピー紙の裏面へ大学生向けに広告を掲載することで学生のコピー料金を無料にするというもの)を手がけた著者が世界に羽ばたくためのノウハウを指南。

グローバルな視点を持つ

本当にグローバルに動いているビジネスマンは、良いアイディアを思いついたら、『それが地球のどこで求められているのか』をまず考えるんだ。例えば、Aというアイディアを思いついたら、日本人には必要ないかもしれないけれどメキシコ人には必要とされているかもしれないと思考する。例えば、Bというサービスをイスラエルに持っていっても通用するのではないかと思考するんだ。思考するのは、国籍や国境だけではない。民族だったり、宗教だったりするかもしれない。例えば、Cというサービスをアラブ人や仏教徒になら必要とされるかもしれないと思考することもあるんだ。ユダヤ人なんかは世界中にビジネスの相談もできるような繋がりがあるから、すぐに現地の知り合いに『今、こっちも国では〇〇が流行っているのだけれど、そっちの国でも需要あるかな?』と連絡をして調べてもらうことができる。これが世界を舞台に、グローバルにビジネスをするということなのだよ。

こういう発想でビジネスに取り組む人が日本にはまだ少ない。これは僕を含む「英語アレルギー」の人間がまだ多く国内にいるから英語は必要ないと考えたり、とりあえず東京で勝負するといったスケールがやや小さい発想の持ち主が多いからだろう。英語は世界へのパスポートと呼ばれるぐらいビジネスの世界では当たり前のように皆英語を話す。そこで英語は武器にもならず他の専門性の高いすきるを持っていないと話にならない。日本でも通用しない僕がこんな本を読んでいるのは滑稽だが、世の中にはこんな上昇志向な人もいるんだと壁を感じつつ読ませてもらっている。

日本人は本当にもったいない

「この会社のこの機械、正直、世界中の国の10年以上先を行くすごい代物なんだ。ただ、残念ながら世界では全く売れていない。この機械は日本でしか売られていない。如何してかわかるかい?それは、日本人以外この製品の存在を知らないからなんだ。だからこうして私がこの会社のセールスマンとして、代わりにヨーロッパで売り込んでいるわけなんだけどね。本来なら、日本企業は自分たちでやるべきだと思う。でも、日本人には自分たちで直接海外に売り込む能力がないから仕方ないのさ。本当に日本はもったいないよ」

実際、中小部品メーカーなどは自社で海外に物を売り込むリソース(人材・仕組み)を持たないところが多く、商社などの代理店に依存するケースが目立つ。商社を通す分コストは上乗せになり利益率が悪くなる。何より商社の人間は自社の社員ではないため、その商品やサービスの魅力をうまく伝えられないことも多々ある。中国や韓国のメーカーは「英語はうまくなくても要点が伝わればOK」というスタンスで、欧米に直接出向いて売り込みにくるのだそうだ。海外営業の部分でも日本企業は大きく遅れをとっている。

日本人はなぜそんなに英語ができないのか?という疑問

世界旅行をしていた時、過去に一度でも日本に行ったことがある外国人に出逢うと、かなりの確率で訊かれたことがある。「ナゼ、日本人ハアンナニ英語ガデキナインダ?世界有数ノ経済大国デ、先進国デ、高イ教育水準ヲ持ツ国ノハズナノニ、ドウシテ?」

皮肉でも何でもなく、素直に彼らは疑問に感じていた。なぜなら、僕も世界50カ国を旅して分かったことなのだけれど、日本ほど英語が通じない国は珍しいのだ。どこの国でも、そこそこ良い大学を卒業している人たちはそれなりに英語を扱える。けれど、日本ではそこそこ良い大学どころか東大生であっても、英語ができるのか?というと、TOEICなどのペーパーテストはできたとしても、実際の英会話となると大半の人が苦手なままだ。

「日本国内の市場は飽和している」と言われて久しいのだからこれからは義務教育でも英会話(いわゆる英語の授業とは違う実践的なもの)を学ばせる以外に方法はない。教育熱心な親御さんは子供を英会話スクール等に通わせたりしているみたいだがこれはお金がかかりすぎる。最近では英会話を習得する方法として「オンライン英会話」なども格安で受けれたりする。主にスカイプを利用してフィリピンなどの現地と繋ぎ、現地の講師によるマンツーマン英語レッスンが受けられる。業界最王手と言われる「レアジョブ」は25分129円からマンツーマンレッスンを受けられるサービスを提供している。完全なる価格破壊だ。お金に少し余裕がある方にはフィリピンに語学留学という手もある。毎日4〜6時間のレッスンに加え、3食・寝床付きで月10万円程度だという。

中学校の英語で躓き、その後、高校でも赤点スレスレ。受験の時は英語による足切りがない大学を受験し日本史と国語の点数で英語力のなさをカバーした僕にとって、英語は大きなコンプレックスであり壁でもある。インターネットで世界と繋がると行ってもそこには英語という障壁がある。英語ができないだけで情弱となる時代、やはり今からでも英語を学び直さなくてはならないのか‥‥

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