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「今、ここ」に意識を集中する練習 心を強く、やわらかくする「マインドフルネス」入門で劇的に変わる

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プロテニスのジョコビッチ選手など、トップアスリート、グーグル、インテル、ナイキ、マッキンゼー、ゴールドマン・サックスをはじめとした世界の先端企業で社員研修に取り入れられるなど注目が集まる「マインドフルネス」。禅の考え方をベースに宗教的な要素を排したもので「今、ここ」に意識を集中すると、過去の出来事にくよくよして後悔することもなく、未来への不安もなくなり、余計なことを考えなくなります。そんな仕事と人生の〝パフォーマンス〟が劇的に変わるマインドフルネスの入門書。

メディアを断つ

実際にメディアを断ってみるとわかるが、最新のニュースを知らなくても家庭や仕事に支障をきたすことはほとんどない。今までメディアに費やしていた時間に瞑想したり、散歩したり、家族とゲームをしたり、本格的な料理を作ったり創作活動や、語学を勉強するなんていうのもいいかもしれません、もちろん僕の好きな読書でも。ネガティブなニュースばかり取り込めば、心は病んでしまう。暴力や破壊や苦痛の映像でいっぱいになってしまった脳と心をリセットし、有害な映像の取り込みをストップできれば心が解放され、脳がより平静で明晰な状態になる。

木々に目を止める

「緑豊かな自然の景観を数分眺めているだけで、あるいは木々の写真を見ただけで、血圧が下がり、筋肉の緊張がほぐれ、不安や怒りが静まり、苦痛がやわらぎ、ストレスが減り、手術後の回復が早まる」ということが多くの研究によって確かめられています。

通り過ぎる木々の緑色も濃淡様々なものがあると気づくだけでも素晴らしいマインドフルネスの実践です。私たちは身の回りのあらゆる生命の存在に意識が広がり、それが現代人の多くを悩ませている「寂しさ」を緩和してくれます。木々をはじめとする無数の命に、常に支えられている。決してひとりぼっちではない。

ひと口ずつ味わって食べる

ひと口食べるたびにスプーンやフォーク、箸を置き口の中を意識し、食べ物をよく味わって呑み込みます。それからもうひと口食べる。この練習は自分のせっかちさに気づく練習でもあります。食べ過ぎの人の傾向は最初のひと口を食べた時の喜びをもう一度味わいたくて食べ続けるのだそうです。意識を口の中に向け、その瞬間に心を置いてゆっくり食べれば、そのひと口ひと口が最初のひと口と同じように味わい深いものになる。ダイエットなどにも効果がありそうだ。

「先延ばしする心」を意識する

この練習は「今すぐやる」というモットーを取り入れること、先延ばししないということは、責任を引き受けること。先延ばしにしていても、避けようとしていた嫌なことはいずれやってきます。この練習の核心はその嫌なことから逃げるのをやめること。それを「To Doリスト」の一番上に置き真っ先にそれに取り掛かる。「今、何が一番大事なのか?」を考え後回しににないことです。

「いらだつ心」を意識する

何故いらだつのか、気持ちが現実より先に行ってしまい、強引に時間を早く進めようとするからです。

いらだちは、私たちの人生を盗み取っていく。いらだちを感じたら、深呼吸をし、耳を澄まし、知覚に集中して、「今このとき」に意識を戻そう

不安を意識する

不安に関する体の感覚、感情、思考などに注意し心拍数は上がっていないか、いろいろな思いが巡っていないか、1日のうち最初に不安を感じるのはいつか1日に何度かしていることを中断し自分が不安に感じていないか確かめる。どんなことで不安になるか、静まるのかがわかってきます。不安が生じたら、その兆候を早い段階で察知し、追い払う方法を編み出すことが大事です。不安が依存するのは過去や未来に関する思考なので、「今、この瞬間」には不安は存在できないことを知っておくと良い。

53個の練習で気軽にできる敷居の低いマインドフルネス入門書です。瞑想とかはチョットという人にも日常の中で意識することで取り入れられるマインドフルネス。毎回、「取り組むコツ」がメモを目につくところに貼って意識するというのがチョットくどかったが、分かりやすくて初心者にも優しいです。

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