Book

インフルエンザワクチンって型が違うと効かないの?

インフルエンザワクチンって結局打った方がいいんですか?子宮頸がんワクチンって実際どうなんですか?何度も打たないといけないのは一体どうしてなんですか?……etc。ワクチンにまつわる「結論ありき」の議論を排し、本当に「あなたの健康」をもたらすワクチンとの付き合い方を知ることができる書籍。

ワクチンは自閉症の原因にはならない

麻疹ワクチンを打つと自閉症になるという主張は米国でも日本でも、そしてその他の国でも流布する噂です。研究者のなかにもこうした主張はありました。有名なのがウェークフィールド事件です。英国の医師、アンドリュー・ウェークフィールドは麻疹を含む3種混合ワクチン(MMR)と自閉症の関係を主張し、MMR接種後に自閉症を発症した12人の小児の事例を報告する論文を発表しました。

この論文は自閉症の子を持つ親たちの間で強く信じられ、彼らは自分たちの子供に打たれたMMRを強く非難。また多くの親たちは我が子が自閉症になるのを恐れワクチンを接種せず、、多くの子供たちが麻疹に苦しむという結果となった。その後、この論文のデータは捏造されたものだとわかる。実はウェークフィールドはワクチンメーカーを訴える計画に関与していて、問題の論文ができる前から、訴訟を目論んでいたと言います。弁護士から40万ポンド以上もの報酬も受け取っており、ワクチンと自閉症との関係をでっち上げ、訴訟を起こして多額の賠償金をせしめる計画を立てていました。それでも今尚、ウェークフィールドの主張を信じている人も多くMMRを敬遠する親もいます。

リスクが低い人は予防薬の服用が必要ない場合も

マラリアの予防薬、エイズの予防薬、どちらもリスクが高い人には大きな利益をもたらしてくれます。薬そのもののリスクはありますから、例えば日本のようにマラリアのない国に住みながら薬を飲むのは理にかなっていません。エイズは性感染症ですから、感染リスクのない方(例えばセックスをしない人)が薬を飲むのも理にかなっていません。マラリアの予防薬、エイズの予防薬の副作用の方が大きくなってしまいます。

ワクチンや予防接種の類は子供の頃以来受けていない僕。毎年インフルエンザなどの予防接種の時期になると受けに行く人もいるようだが、基本的に精神科と歯医者以外病院にかからない(風邪を引いても気合いと常備薬で治す)ので予防接種なんて面倒くさくて受ける気がしない。

抗生物質があるからワクチンがいらないは嘘

一部の人が主張する「抗生物質があるからワクチンは要らない」という意見が間違いである理由の一つもここにあります。抗生物質だけでは十分に感染症と対峙できないのです。抗生物質が効かないウィルス感染症の存在や、抗生物質の副作用、薬剤耐性菌の出現なども、抗生物質の持つ欠点です。よって、抗生物質以外のオプションも、抗生物質にくわえて持っていなければなりません。その最大のオプションこそが、予防接種、ワクチンなのです。

とにかく医者に行かないので、風邪を引いても抗生物質を飲むことがないのだが、それでも今の歳になるまで元気に過ごせているので、免疫力は高い方なのかも。基本週2回程度しか家の外に出ない生活なので外で悪い菌をもらってくる確率は極めて低いのも健康体な理由の1つだろう。

同時接種に対する日本小児科学会の見解

同時接種について現在わかっていることとして以下のことが挙げられる。

  1. 複数のワクチン(生ワクチンを含む)を同時に接種して、それぞれのワクチンに対する有効性について、お互いのワクチンによる干渉はない。
  2. 複数のワクチン(生ワクチンを含む)をど維持に接種して、それぞれのワクチンの有害事象、副反応の頻度は上がることはない。
  3. 同時接種において、接種できるワクチン(生ワクチンを含む)の本数に原則制限はない。

また、その利点として、以下の事項が挙げられる。

  1. 各ワクチンの接種率が向上する。
  2. 子どもたちがワクチンで予防される疾患から早期に守られる。
  3. 保護者の経済的、時間的負担が軽減する。
  4. 医療者の時間負担が軽減する。

僕は子供がいないので子供の予防接種(同時接種)などで頭を悩ますことはないが、お子さんがいる方は、ぜひワクチンを怖がらずにお子さんを予防接種に連れて行くのが良いでしょう。僕の子供時代は学校に医者が来て集団予防接種(インフルエンザ)を行っていたが1990年台前半に廃止されてしまいました。毎年インフルエンザで苦しむ子供が多いのだから復活させてはどうだろうか。学級閉鎖も少なくなると思うのだが。

ワクチンは常に改良され効果を増している

ワクチンは副作用を減らしたり効果を増したりするよう、現行のものを改良、改善することが可能です。現行のワクチンももっと効果の高い、より安全で簡便なものに改良、改善するチャンスがあるのです。

これからは海外メーカーとの競合にも期待がかかります。日本国内ではワクチンはほとんどは皮下注射ですが、副作用や効果の観点から見ると筋肉注射の方が有効な場合も多々あります。ガラパゴス化からいかに脱するかも今後の課題と言えるのではないでしょうか。

ワクチンは他の医療行為と同様、利益とリスクの両者が存在しますが、根拠なしに怖がるのではなく、利点も考慮して接種したら良いと思います。僕は面倒くさいので嫌ですがww

created by Rinker
¥814 (2020/10/30 02:51:10時点 Amazon調べ-詳細)

-Book
-, , , ,

© 2020 51Blog Powered by AFFINGER5