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「セス・ゴールディンの出し抜く力」時代が流れる先に向けて

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今まで『パーミッション・マーケティング』(海と月社)、『「型を破る人」の時代』(三笠書房)など、世界的なベストセラーを18冊以上も出版するなど、常に時代の先を切り開いてきたマーケッターのセス・ゴールディン氏が2006年から2012年まで7年間にわたり書き続けた大人気ブログを凝縮した書籍。

知らず知らずのうちに、結果に繋がる行動へ

セス・ゴールディン氏が多用するフレームは「共感フレーム」「物語フレーム」。「権威フレーム」「分析フレーム」を重視する読者は「事実にもとづいた見解ではない」と軽く扱いがちだが、現実に人を動かすのは「分析」よりも「共感」「物語」なのだ。では、読み手を行動に駆り立てる彼の言葉を聞いていこう。

組織の「退屈さ」から抜け出す方法

命令にしたがうことをいとわない人びとを雇い、頭を使わなくていい仕事を与え、恐怖心をたっぷりあおって彼らを抑圧する組織ーーそれを私は「人間牧場」と呼ぶ。あなたのまわりにも人間牧場に飼い慣らされた人びとがいるはずだ。

職を失う恐怖から、人間牧場で〝他のみんな〟と同じ方向を向いて生きている人は多いだろう。この退屈な状態から抜け出すには、まず自分の問題を明確にし「いつでもやり直せる」と自覚すること。人は幾つになっても自分にふさわしい仕事を手に入れることができる。〝他のみんな〟と同じ道を歩む必要はない。飼い慣らされ「長時間労働」を強いられることと「必死に働くこと」は全く別問題。ワーカホリックだからと言って必死に働いていることにはならない。「必死に働く」ということは同時にリスクを負うことにほかならない。長時間労働をする一方、難しい判断は上司に丸投げでは自分自身を鍛えることにならない。

ビジネス書の読み方

  1. 読みはじめるまえに、自分がいつもしている仕事について、何か三つ変えると決めよう。そして読みながら、その三つを考えてみる。本の目的は、何かを変えるように読者を説得することではなく、何を変えるかを読者自身が選ぶ手伝いをすることである。
  2. せっかく時間という貴重な財産を投じるなら、ぜひそれを生産的なものにしよう。付箋や索引カード、蛍光ペンなどを利用するのもいい。これは忘れないようにするためではなく、やる気を起こすためである。三週間後、もしまだメモしたことについて行動を起こしていないとしたら、時間をドブに捨てたことになる。
  3. ビジネス書の唯一最高の活用法は、それを他人と分かち合うことだ。必要な人にその本を手渡し、(周囲を巻き込んでも)行動を起こさせる。本は思い出であり、情報の容れ物でもあるが、読む人にやる気を起こさせるきっかけにもなる。

僕は無職だがビジネス書の類の本を読むことも多い。何か役に立つことが書いてありそうな気がするというボヤッとした理由からだ。ブログにアップする記事のため付箋を貼り読み進めていく。数カ所の気になったところを後で簡単に振り返ることができるよう、ザクッと引用し、その時感じたことなどを適当に書き連ねる。三週間後、行動を起こしていないとしたら時間をドブに捨てたことになるというが、僕の場合ドブに捨てまくりとしか言いようがない。2ヶ月に1回の通院と、毎月の美容院、週2日のカフェでの読書以外で家の外には出ない生活を送っていると、せっかく得た有益な習慣の知識も無駄に終わるもしくは、使うシーンが訪れないなんてのはざらだ。しかし、読書の幅をある程度持たせるためという前向きな理由でビジネス書も読む。

マーケティングのジレンマ

一見の客がレストランで最も悪いと思われる席に案内される。二流市民扱いだ。近くの少しマシな席への移動を願い出ても、「申し訳ごさいませんが、あちらは予約席でございまして」という対応。ようはもっとあのテーブルにふさわしい常連客のために空けておきたいというわけだ。ここにマーケティングのジレンマがある。これから常連になりうる新しい客か、それともすでに常連の客か。意図的かどうかわからないが、僕がスターバックスに通い始めた頃、朝一で店内に入ると結構な頻度でドリンク無料のレシート(CVクーポン)が出てきて続けて通うきっかけとなった。これから常連になりうる客へのサービスだったのかどうかは知る由もないが、カップに書かれるメッセージとともに微妙なさじ加減で客の心をつかむうまいオペレートだと思った。レストランの件に戻るとどのような店が良いと考えられるか?その答えはこうだ。悪い席を作らない。つまり他の客と差がつくような下等の席や不愉快な店員など二流品で我慢したいと思う客などいないのだから、最悪の席でも満足してもらえるようなサービスを提供すべきだ。

「ネットでお金を稼ぐには」と検索してはいけない

第一に「ネットでお金を稼ぐには」といったことを「グーグル」で検索しない。ネットでお金を稼ごうとするのが悪いことだからではなく、そうした検索で見つかるような情報は、ネットでお金を損することにしかつながらないからである。まるでカジノのオーナーに、ラスベガスで儲ける方法を聞くようなものだ。

僕のように家にいることが多い生活を送っていると、どうしても家から出ずに収入を得たいと思うようになり、株やFXに興味を持ち始めたり、ネットビジネスに関心を持ち始めたりしてしまう。結局、株やFXなどには手を染めなかった(10人に1人しか株式市場に残れないで退場していくと知り思いとどまった)が、小銭稼ぎにアフィリエイトは続けている。ネットビジネスの類はちょっとずる賢いぐらいでないと(自分の利益のため他人が損失を伴ってもいいというぐらいの考え方)成功は難しいようにも感じます。

利益を伴う趣味としての仕事でワーカホリックとなるなど新しい働き方が生まれてきている今、自分の生きがいとなる仕事を見つけられた人は幸運であると感じた。日々変化していく世の中で順応して生きていく力が養われるさまざまな言葉が読み手に影響を与える書籍だと思います。

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