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興味のあることや本の感想などを綴っていく雑記Blogです。

「アドラーに学ぶ よく生きるために働くということ」を読んで成功よりも大切なことって何か考える

      2016/11/14

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人は何のために働くのかという問いを考え、退職してからの人生が長く、働かなくなってからのことまで考えないといけない今の時代に、働くことの意味をどう見つけるかについて考える。職場での人間関係や幸せになるためにはどんな働き方をすればいいかについて考えていく。働くということについて、狭い意味ではなく、年を重ねたり、病気になったりして働く気なくなったときのことまで視野に入れて考察した書籍。

働くことが当然とされているが

もしも何もしなくても必要なものがすべて手に入るというのであれば、働かなくてもいいでしょう。その場合、怠惰であることが徳であり、勤勉が悪徳ということになります。しかし、実際には、何もしなければ必要なものを手に入れることができないので、働かないわけにはいきません。そうであれば、勤勉が徳であり、怠惰であることは悪徳であることになります。

「働けない人」(病気や高齢なため)は必要なものを手に入れることができないので生きていけないのかというとそうでもない。社会保障などのセーフティーネットや僕の場合これに加え働いていた頃の貯金や保険金などがあるし、実家に戻ってきているので家賃も必要ない。不自由かと言えばそうでもない。まさしく何もしなくても必要最小限なものは手に入る状態。それに僕は引け目を感じていたが、怠惰であることが徳というのには痺れた。

人生の課題

人生には取り組まなくてはならない課題が三つある。「仕事の課題」「交友の課題」「愛の課題」これらすべてに背を向け反対方向に猛ダッシュする僕。他者と接点を一切持たないのは危険と感じ、週二回だけ外に出てカフェで朝食をとり読書する、SNSの類は鬱陶しいのであまりやっていない。せめてもの関わりをと思いブログを始めたり、読書コミュニティーサイト(本が好き)に投稿したりしている。これが以外と楽しくておよそ半年続いている。(僕のマイブームは2〜3年周期なのでいつまで続くかわからないが…)

靴を作る人は、「靴を作る」という「行動」によって共同体にとって有益であることができ、自分が「公共に役に立っているという感覚」、即ち「貢献感」を持てるので、「劣等感を緩和」でき、自分に「価値がある」と思えるのです。

ブログに読んだ本の感想を書いたり、買ったもののレビューを書いたり、自分がつまずいて苦労したことを経験として記事にしたりすることで「貢献感」を持つことは僕にとっての「劣等感の緩和」をもたらしているという実感がある。

「私に価値があると思えるのは、私の行動が共同体にとって有益である時だけである」

幸せに見えない

就職したばかりで五月に仕事を辞めた若者。退職した理由は様々だが、先輩や上司が幸せそうに見えなかったという。働くことの目的を考えた時。彼の選択は正しかったと言える。彼の入った会社はいわゆる一流企業でそこで一所懸命働けば30代でマイホームを建てられたかもしれないが、40代で墓が立っていたかもしれない。僕はバイトが楽しくて大学を辞めフリーターになり、そのバイト先で契約社員となり店長にもなった。しかしその仕事での将来が見えず。発病したことにより退職。以後、短い期間に転職を繰り返したがうまくいかず現在に至る。幸せの形は人それぞれだが自分の人生を自分で決めていれば後悔こそあれ納得できるものだ。

叱っても部下は奮起しない

叱れば部下が奮起すると思っている人がいるが、そんなことはまずない。叱ると対人関係の心理的な距離は遠くなる。アドラーは怒りについて、「人と人とを引き離す感情」であると言っている。人間は怒らないで叱れるほど器用じゃない。感情的に叱らなかったとしても、個々の失敗について指摘するのではなく、「君には失望した」というような人格を否定するような言い方をすると部下は間違いなく意欲をなくす。かといって、褒めればいいのかと言えばそうでもない。褒めるというのは能力がある人は能力のない人に上から下に向けて下す評価の言葉だからだ。褒められたい、承認されたいという部下は、自分で自分の価値を認められないと言う意味で自立できていない。叱らない、褒めない、ではどうすればいいのか。それには「ありがとう」と声をかけること。これにより部下は、仕事に熱心に取り組んでいるところを上司に認めて欲しいと思うようになるという。

後半では、自分が優れているかのように思い、そのように振る舞う「優越コンプレックス」や上司の承認欲求。四章では幸せに生きるためのこれからの働き方についてを考察。なんで仕事してんだろうという疑問を持った時や、仕事上の人間関係がうまくいっていないと感じている人には一つの答えを出してくれる有用な書籍となっております。

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