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興味のあることや本の感想などを綴っていく雑記Blogです。

HELLO,DESIGN 日本人とデザイン|石川 俊祐

      2020/02/15

デザインとは何も芸術分野だけのものではない。おもてなしや人間の欲求を解決する手段など誰にでもできる考え方なのだ。デザイン思考を身につけ変化の激しい時代を生き残れ!!

保険加入を検討している人が、「本当に」求めているもの

「自動車保険を検討している人たちが求めているのは、わずかな差額ではなく『リアルな安心』なんじゃないか?」 「じゃあ、どうすれば事故のときはもちろん、普段から安心を感じられるだろう?」こうした問いを立て、チームで多数のアイデアを出しデザインしたのは「お守りボタン」でした。ポチッと押したらすぐにスーパーマン……ではなく警備会社の担当者が駆けつけてくれる、魔法のボタン。魔法と言っても仕組みはシンプルで、ボタンを押すとスマホのアプリが起動し、自動的に警備会社に連絡が飛ぶ、というアイデアです。さらに保険会社にも契約内容と現在地が伝わり、そのまま担当者とつながれるようにもなっている。もちろん証書の番号などは不要です。ただ「ボタンを押す」ワンアクションさえこなせば、事故処理のスペシャリストが駆けつけてくれる。自分のことをよく知る味方と話すことができる。この安心感は、いざというときのユーザーのストレスを大きく緩和します。また、「 触れないサービス」である保険を「触れるかたち」にデザインしたことで、事故を起こす前の「お守り」のような存在にもなれるというわけです。ここでデザインしたのは、ただのモノ(ボタン)ではありません。人々の無意識下にある欲求を探り当てることによって、自動車保険のあたらしいサービスのあり方をデザインしたのです。

最近では自動車保険にドライブレコーダーが付いてくる商品が人気だ。いざという時の安心のため、さらには煽り運転対策としても後方カメラがついていたりするとトラブルの解決に役立ったりする。僕は病気で免許剥奪されたので運転はできないのだが、もし運転できる状況下にあればこうした保険はやはり安心。事故と言っても自分が原因ではない場合も多く、安全運転している善良なドライバーが不利にならないためにも360°対応のドライブレコーダーは必須かもしれません。

あなたの主観こそが武器になる

みなさんが「優れたデザイナー」になるために必要な条件があるとしたら、いったいなんだと思いますか?ここまで読んでくださった方なら、絵がうまいとかセンスがある、というレベルの話ではないことはおわかりだと思います。観察眼? 思いやり? 社会を見る目? 最新のテクノロジーをキャッチアップすること?  ……もちろん「これがあればデザイナーになれる」といった魔法のスキルはありませんから、この問いにはたくさんの「正解」があります。みなさんが頭に思い浮かべた答えは、おそらくどれも必要な要素でしょう。でも、ぼくがまずひとつだけ条件を挙げるとしたら、「自分の主観に自信を持っていること」。自分の「おもしろい!」「つまらない」「素敵だなあ」「なんでだろう?」「おかしくない?」「引っかかる」「気になる」に蓋をせず、大切にできる人。それをもとにしたアイデアを、臆さず相手に伝えられる人です。意外でしょうか?でも、自分の主観を信じる力が強くない人は、どれだけ優秀なビジネスパーソンであっても優れたデザイナーにはなれません。「デザイン思考家」にはなれないのです。なぜ、ぼくがあまたの要素の中でもとくに「主観」が大切だと考えているのか。そもそも、「主観を信じる」とはどういうことか。デザイン思考の授業、まずはここからはじめたいと思います。

自分の主観に自信を持つこと。それが自分自身のスタイル、そこを伸ばしていきましょう。あなたがつまらないと思うものは多分つまらない。自分の審美眼を鍛えれば世間のマス層が何を求めているかが分かるようになるはず。

「読み・書き・そろばん+デザイン」

長いスパンの話になりますが、「デザイン教育」は今後、もっとかたちを変えていくべきです。イギリスのように「クリエイティブ産業」を伸ばすためにも、全員が義務教育の中でデザインの本質を知る機会を与えられるべきだと思うのです。デザインリテラシーを多くの人が身につければ身につけるほど、デザイン思考のスタンスである「建設的でポジティブな議論」がふつうにできる世の中になるはずです。そうなると、社会ははるかにスピーディに、よりよい方向に進むと思いませんか? 「読み・書き・そろばん+デザイン」が広まれば、幸せな人も増えていくとぼくは考えています。というのも、ぼくに「一度は日本企業に行ったほうがいい」と言ってくださった西堀さんは、同じときに「人生をデザインする」という考え方も教えてくださいました(まだ若造だったぼくは、この言葉の意味がピンと来ていませんでしたが)。西堀さんは、当時からデザイナーとして活動する傍ら京都でカフェを経営したり、そこで使うプロダクトを自分で好きなようにデザインしたりされていました。自分が活躍する場をつくり出していらっしゃったんですね。その後はAppleで大活躍され、ハワイに居を移された。生き方も働き方も、とても刺激的な素晴らしい方です。働き方改革、副業OK、自分の名前で働く、好きな場所で生きる……ようやく世の中が西堀さんの言葉に追いついてきた気すらします。

デザイン教育を行ってこなかった日本は発想という点で世界に遅れをとっている感がある。日本には優れたプロダクトがたくさんあるのにそこに気付いていないのがもったいない。伝統に目を向けた時、そこに限りないデザインの世界が待っています。

日本人とデザインについて語りながら、デザイン思考を育むために必要な条件や教育について著述。SNSや動画配信が一般的になり誰もがデザイナーとなれる時代。あなたのそのアイデアを気軽に発信してみてください。そこにコミュニティが生まれより良い世界を体現する土壌ができます。

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