FIREした人は本当に幸せなのか｜寺澤伸洋｜51Blog｜46の質問からみるFIRE後の価値観

FIREした人は本当に幸せなのか｜寺澤伸洋｜46の質問からみるFIRE後の価値観

2024年3月25日

FIREを目指す人の中には、もしそれが達成されたらどんな生活が待っているのか？後悔はないのか？などの疑問を持つ人もいるだろう。そんな人に向け、1億円貯めFIREした著者がFIRE後1年経ってどのような感想を持ったかを46の質問で答えます。

不安がある方に参考になる話

皆さんの不安を払拭するのに一番参考になるのは、次の事実だろうなと思います。それは、僕の周りのＦＩＲＥした人たちで「ＦＩＲＥしなければよかった」、「会社員を辞めなければよかった」と後悔している人がただの一人もいない、ということです。

いい事ばかり言っていると思われるかもしれませんが、これは本当に一人も後悔している人はいませんね。

もちろんＦＩＲＥをする人たちは、単純に勢いで会社を辞めるタイプではないでしょうから、きちんと計画をして「これでいける」と確信を持ってから辞めていることは大きいでしょう。しかしそれだけではなく、やはり１日のうち大半を会社に拘束されているという状況から解放されるメリットが大きすぎるのだと感じます。

というのも、もともとＦＩＲＥをしようとしている人、特にサイドＦＩＲＥを目指している人は副業で収入を得ていて、その副業収入がある程度大きくなった段階で、会社員の給与から副業に軸足を移してＦＩＲＥするというプロセスを経ているはずです。そうした人たちは会社での仕事の合間を縫って、空いた時間で副業をして稼いでいたわけですが、会社員を辞めて１日のすべての時間が自分の時間になったら、たいていその収入が大きくなっていくのです。

やはり皆さん、好きで得意なことをサイドＦＩＲＥ後の仕事にしていますから、自由な時間ができたらどんどんそれを拡大していくのでしょうね。

そんな感じで、ＦＩＲＥされている方はそれぞれが手に入れた自由な時間を楽しんでいます。あなたもＦＩＲＥしたら、きっとそんな時間の過ごし方をすると思うので、極度な心配は不要ですよ。

元々組織に縛られるのが嫌な人がFIREに興味を持つといった側面もあるのだろうが、皆後悔していないとのこと。自由な時間が持てるというのはそれくらい魅力的。好きなことだけで生きるのは皆の理想というわけだ。人のためだけでなく自分のために生きるだけの楽さは計り知れない。

やりたいことが無くなったらどうするか

ＦＩＲＥしたら時間はたっぷりあります。ですから、やりたいことがたくさんある人にとっては至福の時間となるでしょう。しかし、逆にやりたいことがあまり無い人にとっては、その時間が苦痛になってしまうかもしれません。

特に一人暮らしの人で、やりたいことがない／会える人がいないというのが一番辛いのではないでしょうか。そうした人達が、我慢できなくて会社に戻ってしまうといった行動を取るように感じます。

でも僕はやりたいことが無くなったら、会社に戻る決断をする前に、とにかく人に会いまくるでしょう。自分一人で考えるのではなく、人に会うことで、新たな趣味や可能性に気づかせてもらうことは本当に多いです。自分だけの視野・視座・視点から物事を見ていたら気づけないことは、世の中にたくさんあると感じます。

僕も先日友人と話していたときに、「そもそも趣味って、ＦＩＲＥした人のためにあるんですよ。もっと色んなことに挑戦したらいいじゃないですか」と言われてハッとしました。今の趣味をやりつくしたと感じたら、新しい趣味を見つければいいだけ。やったことが無いことをやってみて「めっちゃ楽しい！」と感じたら、それを新しい趣味として続ければいいですし、「イマイチだな」と感じたら別の趣味にチャレンジすればいいだけの話なのです。そう考えると、ＦＩＲＥ生活を充実させるために最も大切なのは「好奇心」なんでしょうね。

FIREしてしまったら有り余る時間で何をしていいかわからなくなりそうという不安をお持ちの方もいそうだが、心配ご無用。それを補って余りある好奇心があなたを次の興味へと誘います。趣味の世界は多種多様。決してあなたを飽きさせることはありません。ご安心を（笑）

FIREに関する様々な疑問を一気に解決。FIREその後を覗き見する意味でも参考になるかと思います。そんな世界は嫌だという人はFIREを取りやめて組織で働く道もありかと思います。

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