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5日間で「自分の考え」をつくる本|齋藤 孝|「自分の考え」をしっかり持っていれば、大きなチャンスが!

自分の苦手な分野の質問をされた時、あなたはスラスラ答えることができますか?自身の考えを持つべき現代において、何か見聞きしたらそれなりの受け答えをしたいものです。企業の採用条件としても重要視されている「自分の考え」を持っている人。思考停止からの脱却を促す書籍。

レビューで思考力を高める

世の中はもはや、「一億総レビュー時代」の様相を呈している。ネットを通じ、誰もがあらゆるものをレビューする。その潜在的な読者は国内のみならず世界中にいる。

当然ながら、これはかつて日本が経験したことのない時代である。

その中で、 優れたレビューを書ければ、かなり「自分の考えを持った人」 と見なされる。最初は無名でも、評判を呼んで有名になり、コメンテーターになったり本を出したりするといった事例も少なくない。

そこまで目指す必要はないにせよ、どうせ書くなら多くの人に読まれたいし、「おっ!」とか「へぇ」と思わせたいだろう。実際、周知のとおりレビュー自体を評価するシステムも各種ある。

そういう反応があれば、自分のものの見方に自信を持てるようにもなる。それは、生きる喜びにもつながるだろう。一方で、仮に勘違いをしてデタラメなレビューを書いたとしても、さほど責任を感じる必要はない。

是非はともかくネット上にはそういうレビューも無数にあるから、無視されるか、せいぜいからかわれる程度だ。

その意味で、レビューを書くことは「自分の考え」を表明する初期の訓練として最適といえるだろう。

もちろん、対象は映画や本にかぎらない。鉄道やクルマのような趣味の分野でもいいし、店やあらゆる商品でもいい。あるいは旅行記の 類 も、その国や地域に対するレビューになる。

いずれにせよ、その出来不出来は、センスの問題というより練習しだいだ。

まず、自身の頭の中にある経験知から、「これならレビューを書けそうだ」と思えるものを挙げてみていただきたい。音楽が好きな人なら、お気に入りのCDのレビューなら書けるのではないだろうか。

レビューを書いていると自身の考え方に向き合う日々が待っている。たまにレビューのリプなどいただくことがあるが、そのリプから僕がどのような人物に写っているのかが分かったりすることもある。ぜひ買った品物、読んだ書籍などのレビューを書く習慣を持って欲しい。専門知識がないものに対してどういった回答、感想を持つかで自分を発見することもあるので。

自分の考えを深める読書術

読書で思考の“粘り”を身につけよう

本を読むことは、ものを考えるためのもっとも簡単な方法でもある。そこにはかならず何らかの「考え」が書かれていて、読者を目覚めさせようと躍起になっている。読者はそれに触発されて、ものを考えるきっかけを得るのである。

もっとも、本を読まない人でも「自分だって日々頭を使って考えている」という自覚はあるだろう。しかし問題は、思考の“粘り”だ。考えてもすぐに飽きてしまったり、短絡的な結論を出してお茶を濁そうとするようでは「休むに似たり」である。「考えた」と自負している人でも、「考え抜いた」と胸を張れる人は少数ではないだろうか。

その点、本にはある程度のボリュームがあるから、 多く読むほど、相応に長く思考し続ける力が鍛えられる。それは運動能力と同じで、仮に毎日二〇キロずつ走っているとすれば、明日も二〇キロ走ることは苦痛ではない。

しかしふだん走っていない人が走ると、一キロ程度で息が切れてしまうだろう。“粘り”は日ごろの鍛練しだいということだ。多くのアスリートが口にするように、「練習は嘘をつかない」のである。

言い換えるなら、 読書量は思考能力のバロメーターになる ということだ。「二〇〇ページ程度の新書なら読めるが、四〇〇ページもの本は面倒くさい」と感じているとすれば、 それだけ頭の持久力が足りない ということだ。体力と同様、鍛えないかぎり頭の持久力は永遠に身につくこともない。

まして、昨今は“虚弱”な読者に合わせるように、本の中身も軽く薄くなりつつある。やたらと改行を多くしたり、一ページの字数・行数を減らしたり、文字を大きくしてみたり、といった具合だ。そういう本のほうがよく売れるのだから、出版社としても仕方がないところだろう。

しかし、「考える力」を鍛えようと思うなら、そんな時代の流れに乗ってはいけない。昔ながらの骨太な本も健在だから、そういう本に接して“基礎体力”づくりに励むことをおすすめしたい。

かのショーペンハウエルやニーチェにいわせれば、「読書は怠け者のすること」らしい。一人で考えるのではなく、著者という立派なコーチに先導されながら思索するようなものだからだ。彼らにしてみれば、それだけ読書は楽な思考法なのである。

賢人を目指すならともかく、凡人の私たちにとっては、“怠け者”の域に達することが先決だろう。

読書習慣は色々な面で有効。知識を幅広く得ることもある一定の分野を深く掘り下げることも自由自在。1人で考えるのではなく著者と対話しながら知識を深める読書は大人にとって必須の習慣だと勝手に思っていたりする。そんなに本を読む時間なんてないよという方は、目次を見て興味が湧いたところを重点的に、あとは流し読みなんて技も。僕は1日1冊以上本を読んで数年経つが、この本つまらないなと思ったら流し読みしています。というか、ほとんどの本がエッセンスだけ読み取れば十分で深く読み込みたいという本は1ヶ月に1冊程度しか出会わない。

多様性が叫ばれる世の中で自分の考えを持っていることは自分のブランディングにも大きく関わること。自分の考えを積極的に発信していきたいですよね。そんな自身の考えをどうやったら持つことができるかを解説した書籍。

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