お金持ちになるために必要な「お金の基本」「収入」「支出」「税金」「貯金」「資産運用」をQ&A方式でわかりやすく解説。1日5分読むだけでお金のリテラシーが身に付きます。
30代、40代、みんなんどれくらい貯金してる?
「みんなどのくらい貯金しているの?」
人に聞きにくいかもしれませんが、誰しも一度は思ったことがあるでしょう。そこで、結婚・出産・子育て・住宅購入などと、ライフイベントが集中する 30 代・40 代の貯金額を見てみましょう。
金融中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(2019年)」のデータをもとに、単身世帯・二人以上世帯の金融資産保有額ごとの割合をグラフで表すと、次のようになります。
データによると、
・30 代単身世帯の平均貯蓄額は 359万円、2人以上世帯の平均貯蓄額は 529万円
・40 代単身世帯の平均貯蓄額は 564万円、2人以上世帯の平均貯蓄額は 694万円
このように平均貯蓄額をまとめると、みんなけっこう持っているという印象を持たれるかもしれません。しかし、平均は一部のお金持ちが引き上げてしまうものです。そこで、中央値も見てみましょう。ここでの中央値は、お金を貯めている順に並んだときに、ちょうど真ん中にくる人の金額のことです。
・30 代単身世帯の貯蓄中央値は 77 万円、2人以上世帯の貯蓄中央値は 240万円
・40 代単身世帯の貯蓄中央値は 50 万円、2人以上世帯の貯蓄中央値は 365万円 こちらのほうがより実感に近いのではないでしょうか。
人に聞きたくても、失礼に当たるのではないかとなかなか聞けないお金のリアル。単身世帯の方が貯蓄は少ないという結果。40代、2人以上世帯の貯蓄中央値は 365万円。とりあえずこれは超えているのでちょっと自己肯定感が上がった。
株式投資って何ですか?
会社がビジネスをしていくためには、たくさんの資金が必要です。その資金を調達するために、会社は「株式」 を発行しています。この株式を、株式市場で買ったり売ったりするのが、株式投資です。
株式投資では、3つの利益が得られます。
一番イメージしやすいのは「値上がり益(売却益)」 でしょう。 株式の値段である「株価」 は日々変化しています。基本的には、買ったときの株価より売るときの株価のほうが高くなっていれば、その差額が利益になる仕組みです。逆に、売るときの株価のほうが安くなると、その差額が損失になります。
次に、株式を持っていることで受け取れる「配当金」 です。配当金は、会社のビジネスがうまくいったときにもらえる分け前のようなものです。受け取れる配当金の額は、毎年の業績をもとに会社が決めます。株式を多く持っているほど金額も多くなります(なお、配当金のない会社もあります)。
そして、株主に渡すプレゼントのような「株主優待」。各社の商品や商品券など、お得なグッズを配布してくれる会社もあります。中には、株主優待目当てで投資する「優待投資家」もいるほどです(株主優待のない会社もあります)。
株式投資は、 自分の応援する会社が成長する姿を見られて、利益まで得られるという点で、他にはない醍醐味がある投資 だといえます。
しかし、株式投資は投資信託よりリスクの高い投資です。値動きが大きいので、ときには2倍、3倍になることもある一方、大きく損をしたり、場合によっては会社が倒産して資産が一気になくなったりすることもあります。
株式投資の醍醐味は「値上がり益(売却益)」。正直、配当金や株主優待で銘柄を選ぶよりも圧倒的にキャピタルゲインで選ぶべき。配当金なんで株価が下がったらすぐに吹っ飛びます。なので優良な株式に投資することを考えて投資を行いましょう。銘柄選びが面倒だし、どこを見て投資すればわからないという人は米国株インディックス(S&P500)などを買うと良いでしょう。日本にもインディックスはありますがパフォーマンスが悪い企業も中に入っているのでご注意を。
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