環境や仕組みを変えて面倒くさいと感じないよう工夫したりやる気を引き出す方法を実践を交えながらご紹介。いつもとちょっとアプローチを変える、順番を変えたり体を動かしたり簡単にできるスイッチングで効果を実感!
選択肢が多いのはアンハッピー
日本のように豊かな社会では、たくさんの選択肢が用意されています。
それは豊かな社会である証拠なのですが、いちいち選ぶのが面倒くさくなっているとも言えます。
そのため、 選ぶのが面倒くさいと感じないように、日常の決め事は、できるだけ「定型化」してしまいましょう。
先ほど、毎日着る洋服を決めてしまっておくという話をしましたが、このルールは他のどんなことにでも当てはまります。
たとえば、ランチに何を食べるのかを決めるのが面倒くさいのなら、月曜日はこれ、火曜日はこれ、水曜日はこれ、というように定型化してしまうのです。あるいはいっそのこと、ランチは毎日これ、と決めてしまうのもいいでしょう。
毎日の食事の献立を決めるのが大変だという人もいるでしょう。
日本は豊かな社会なので、和食もあれば、中華も洋食もあり、食材も豊富ですから、料理のバリエーションがあまりに膨大なのです。
その点、昔の日本人は、食事の献立を考えるのが面倒くさいとも思いませんでした。
なにしろ、お米とお味噌汁と漬物だけでしたからね。何も考えることがありませんでした。
私の妻は、たぶん食事の献立で頭を悩ませるということがないはずです。なぜなら、一週間の献立が、我が家ではもう定型化されているからです。
たまに私が違うものをリクエストすることもありますが、基本的には曜日によって作るものが決まっているので、作るのは面倒かもしれませんが、少なくとも献立を考えることでの面倒はないはずです。
米国スワースモア大学のバリー・シュワルツは、1747名を対象にした調査を行い、「選択肢が増えるほど、人はアンハッピーになる」 という結論を導き出しました。
僕も定期的に自炊するのですが、メニューはお決まりのもの。そうすることで手際も良くなりレシピを見なくても作れるように。考えなくても手が動く状態になると作るのも手間じゃなくなります。メニューを考える必要もないので、もし好物があるならこだわりレシピを見つけて定番化すると良いでしょう。
コーヒーブレイクする
私たちはロボットではないので、同じ仕事を何時間もやっていれば、当然、精神的にも、肉体的にも疲労が溜まってきます。こんなときには、もう頑張ってもどうせ能率が悪いのですから、きちんと休憩をとりましょう。
ちょっとした休憩をとるときにおすすめなのが、コーヒー。
コーヒーに含まれるカフェインは、大脳皮質を興奮させる働きをしてくれるので、やる気が復活しますし、仕事もはかどるのです。
フランスの文豪モリエールや、バルザックは、コーヒーの愛好家として有名ですが、コーヒーに含まれるカフェインのおかげで、精力的に仕事ができたのだとも考えられますね。
米国ウォルター・リード陸軍研究所のウィリアム・キルゴレは、兵士に 77 時間(およそ3日間)にも及ぶモニター監視作業をやらせるという、とても辛い実験をさせたことがあります。
モニターをじっと監視するのは大変な苦痛なわけですが、あるグループでは、毎夜、2時間おきに200㎎、計800㎎のカフェインを摂取させました(カフェイン入りのチューインガムを噛ませました)。 すると、監視作業のパフォーマンス能力はそんなに落ちなかったのです。
ただのチューインガムを嚙ませたグループでは、3日目になると作業ミスが増えましたが、カフェイン入りのチューインガムを嚙ませたグループでは、3日目でもそれほど作業ミスが増えなかったのです。
カフェインは、大脳皮質に作用するので、いろいろな効能があります。 たとえば、いくつかの研究で得られている結果をお話ししますと、
①思考の流れが早くなる
②連想が豊かになるので、知的労働の能率が高まる
③感覚刺激に対する反応時間が短縮される
④タイプする打字速度が上がる、しかも打ちそこねは減る
⑤集中力が高まる
などがわかっています。
カフェイン摂取による集中力アップは眠気覚ましと共にメジャーな効果。それと同時にリラックス効果もあるので僕はコーヒーブレイクを適度にとりながら作業をします。こうしたデータは裏付けとして知っていると良いでしょう。
面倒くさがりの人が少しの変化でやる気になるためのトリガーをいくつも紹介。できそうなものから取り入れてみると毎日の生活や仕事が圧倒的に効率的に運ぶことでしょう。
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