相手が生き生きとするステージを用意してあげる。上手に相手の魅力を引き出すことができれば、相手はあなたと話すことがきっと楽しくなる。そうすれば初対面でもコミュニケーションを楽しむことができるはず!
2人の政治家
あるイギリス人の女性が、ふたりの政治家とそれぞれ別の日に食事をしました。
そして彼女は言いました。
「最初の男性は、イギリスでいちばん頭のいい男性だと思いました。
そしてもうひとりの男性は、私がイギリスでいちばん賢い女性だ、という気分にさせてくれました」
さて、あなたが話したいのは、どちらの男性ですか?
ふたりの男性は、どちらも 19 世紀後半のイギリスで二大政党の代表として活躍した政治家です。前者はウィリアム・グラッドストン、そして後者はベンジャミン・ディズレーリといいます。
グラッドストンのように、仕事ができて頭がよく、会話もおもしろい人は、もちろん魅力的です。一緒にいれば、きっと楽しい時間を過ごせることでしょう。
でも、「また会いたい」と思われるのは、ディズレーリのように相手の魅力を引き出し、相手を輝かせ、相手を主役にすることができる人ではないでしょうか。
どうせなら相手を輝かせる会話術を身につけたいですよね。会話の節々にそんな要素を盛り込んでいくことで相手を身持ち良くさせる技術を習得すれば会話では無敵かと。
話を盛り上げる
言葉と身体で、つまり言動で話をちゃんと聞いていることを伝えたら、今度は話を理解したことを伝えます。
「理解」には2種類あります。 頭で わかることと、 心で わかることです。頭でわかるとは、相手の話す 内容 を理解すること。心でわかるとは、相手がどんな気持ちなのか、 感情 を理解することです。
私たちは話をするとき、この両方の理解を相手に求めます。内容はわからないけど感動したとか、頭ではわかったけど感情の部分で腑に落ちないと言われたらあまり嬉しくありません。ですから、相手を主役にするためには、頭と心の両方でわかったことを相手に伝えます。
まず「頭でわかった」を伝える方法です。 話の内容を頭で理解したことを伝えるためには、相手の話を要約します。たとえば今、この前ページの内容を聞いて要約するとしたら、
「なるほど、頭と心の両方でわかってほしい。話す人はそう望んでいるのですね」
と言うことができるでしょう。こうして、ときどき相手の話を復習するように要約すると、相手は「ちゃんと理解してくれている」と安心して続きを話すことができます。
要約というと難しく感じるかもしれませんが、あなたが相手の話をどのように聞いたかを言葉にすればいいだけです。相手の話をすべて覚えていなければならないわけではありませんし、すべてを網羅する精度の高さを求められているわけでもありません。
人は、話をするときに同じことを何度も繰り返すものです。それが大切なことであればあるほど、視点や切り口を変えて、確認するように、あるいは考えを整理しながら話をするでしょう。そんな相手の話全体の中から、繰り返されたテーマや言葉をヒントに、相手が伝えようとしていることを自分はどのように理解したかを伝えるのです。
同じことを繰り返し言うことで相手に知ってもらおうとすることは多い。手を替え品を替え相手にアピールするのだがこれは諸刃の剣でもある。よくオーディションなどの自己アピール場で画一的な言動しかできない子は落とされる。自分の強みを全然生かせてない子が大半で、その中で突き抜ける子というのはやはり何かを持っている。こういった場合は自己分析ができてるかどうかが重要でそれができてない子はやはりダメ。
話を盛り上げるという日常のシーンであなたが相手を輝かせるように会話できたらちょっと楽しくなるでしょう。そんなちょっと違った視点からの会話術。
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