脳内ホルモンがアンバランスになると緊張や不安の原因に。言葉がホルモンの分泌に影響を与えると唱える著者がその症状改善のためのメソッドを紹介するが…
読めない本
長年、カウンセリングに通ってくださっている方から「先生の本は読めない!」と怒られた。
「文章の書き方がまずくて、途中で読むのをあきらめてしまった」というのだ。それを聞いて「別にそんなことをわざわざ私に言わなくてもいいのに!」と思う。
「私の文章の書き方の問題を指摘しなくても、ご自分が読みたい本を読んでいらっしゃった方がいいのでは?」と内心、思いながらも受け流す。でも、その方は「なんであんな気持ち悪い書き方をするんですか!」と怒って止まない。これを聞いたときに内心「ムカッ!」と来たがちょっと「興味深い」と思った。
「この方は、なんでこんなに私の本に引っ掛かるのだろう?」と仮説を立てる。
この方は、私の本を通して何かを一生懸命に訴えている。この時はたまたま睡眠時間がたくさんとれていて心に余裕があったから、「興味深い」と仮説を立ててみることができた。
「文章が気持ち悪い!」とおっしゃっていたので精神病性障害特有の〝漠然とした恐怖〟が根柢にある、という仮説を立てて、「ディスビンディンの還元」╳7を唱えていただいた。
唱え終わってからもう一度、本のことを思い浮かべていただいたら「ますますイライラしてきた」と怒った口調でおっしゃったので仮説は棄却された。
もしかしたら本の中の惨めな体験に共感しすぎて苦しくなっているのかも? と仮説を立て、人の脳とつながり過ぎてしまう「上下オリーブの改善」╳7を唱えていただく。
唱え終わった後に「何にも変わりませ〜ん!」とおっしゃっていただいた。
この方の場合、利き手強制はなかったので失読症がある可能性は排除していたが、単純に「先生の本が読めない」だけに注目して「失読症かも?」と仮説を立てて「PCSK6の還元」╳7を唱えていただいた。
唱え終わって、もう一度本のことを思い浮かべてもらったら「別になんにも感じない」とおっしゃった。怒りは収まって、穏やかな顔になっていた。
なんとなくこの患者さんの言いたいことはわかります(笑)言霊という言葉があるように言葉がなんらかの影響を与える可能性は排除できないが、この本にあるように患者にとって意味のわからない言葉を7回唱えさせるという方法では実際問題効果があるのか謎だ。自分にとって意味を持つ言葉でやった方が効果があるかもしれない。
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