「ゆっくり」「背筋を伸ばす」「笑顔で」「まず褒める」「自分からは話さない」などすぐ実践できる具体的な「言い方」から、健康で長生きできる「言い方」、メールで潤滑にゆく「言い方」まで。話し方の肝を伝授。
「クソッ!」と言った瞬間、自律神経のバランスは崩れる
しかし、どうしてネガティブな言い方をしたり、他人から不快なことを言われたりすると、自律神経のバランスが崩れてしまうのでしょうか?
たとえば、「クソッ!」と、怒りに満ちた言い方をしたとします。
すると、 怒りの感情を言葉にしたことで、イライラが増幅し、交感神経がとたんに優位になって自律神経のバランスが乱れます。 交感神経が優位で、副交感神経が下がったままでいると、血管が収縮し、血流が悪くなるため、疲れやすくなったり、判断力が鈍ったりします。その結果、さらにネガティブな言い方をしてしまい、それによって、自律神経のバランスが一層崩れるという悪循環に陥ってしまうのです。
若いころは、副交感神経の働きが高いため、自分や他人の「言い方」によって自律神経が乱れても、即座に副交感神経がリカバリーを図ります。そしてすぐさま自律神経のバランスは調整されます。しかし、男性は 30 歳、女性は 40 歳を境に、副交感神経の働きがガクンと落ちてしまうのです。そのため、放っておくと自律神経のバランスが乱れたままになります。それを避けるためには、意識的に副交感神経の働きを高めなくてはいけません。その具体的な方法については、後ほど詳しくご説明します。
マイナスな言葉を発すると幸せは逃げていくというが、その逆も然りで、「よっしゃ!」「やった!」などポジティブな言葉は積極的に!そうするとアドレナリンが出てパフォーマンスも上がるような気がします。
NOが言えない自分に打ち勝つ
それでは、あなたが逆に「お願い」をされたけれども、さまざまな事情によって引き受けられない時、どのような言い方をしていますか?
心の中ではNOが確定なのに、「それはちょっと~、厳しいかもしれません……」なんて曖昧な言い方をしていませんか?
でも、相手が押しの強いタイプの場合、「そこをなんとか! 今度おごるから!」なんて、さらにグイグイ迫ってくるはずです。これではらちが明きません。自分の中でNOが揺るぎないのならば、いっそのこと、こう言ってしまいましょう。 「申し訳ありませんが、私には100%できません」
かなり、思い切った言い方です。しかし、断るということは、すなわち100%できないということです。どういう言い方で断ろうが、断った時点で「100%できない」と言っているのと同じなのです。
日本人には曖昧さをよしとする傾向がありますが、もしかしたら相手はそこにつけこんでいるのかもしれません。あなたがいつも曖昧な言い方をするから、押せばなんとかなると思って粘っているのです。言ってみれば、「NO」ときっぱり断れないあなたの弱さを利用しようとしているのです。そんな相手に対して、ここまできっぱりNOと言ったら、間違いなく一瞬で空気が変わるでしょう。周囲のあなたを見る目も変わり、人生も変わっていくはずです。 「100%」と言い切ることに抵抗があるかもしれませんが、きっぱり断らないと同じ場面の繰り返しになってしまいます。それに、引っ張るだけ引っ張られて結局NOと言われるほうが、お願いする側からすると腹が立ちませんか?
「予算に限りがあるので、残念ながらできません」「今日は大事な予定があるため、残業はできません」「医者に止められているので、飲み会には行けません」など、「100%」という言葉を使わないにしても、NOならNOの姿勢をきちんと示す。それが、無駄なストレスを軽減し、お互いの自律神経のバランスを整える秘訣です。
NOと言えるようになると人生楽になります。嫌なものは嫌ということで、自分の周りには好きなもので溢れる世界が!ちょっとでもなんか違うなというものは遠ざける癖をつければ人やモノなんでも整理できます。
ものの言い回しでその後起こることをコントロールすることができる。言葉の影響力を知って自分のこれからに活かす術を学びます。
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