手紙・スピーチ・会社での会話にも活用できる名言集。古今東西の偉人・賢人の言葉を収載。
【こんな時に読んでください】
1.成功したい
2.元気を出したい
3.苦難を乗りこえたい
4.人とうまく付き合いたい
5.心の安らぎを得たい
6.結婚式でのスピーチに
7.職場でのスピーチに
何方をも捨てじと心にとり持ちては、一事も成るべからず。
『徒然草』より。何でもかんでも手を付けていては、どれも中途半端なままで完成しない。重要なものに焦点を絞って、他のものは思い切って捨て去る決断力が必要。
吉田兼好(よしだけんこう) 一二八三?~一三五〇?年。鎌倉末、南北朝期の歌人、随筆家、隠者。『徒然草』は三大随筆の一つ。
一つのことに腰を据えて取り組むことは大事だとわかっていても、ついつい誘惑に負けたりして次の面白そうなことに手を出してしまいますよね。ホリエモンみたく才能やアイデアに溢れた人ならまだしも、僕のような凡人にはこの言葉があっているような気がします。全てのことに80点取れるぐらいまで習熟できるなら多動力もいいですが、50点や赤点程度しか取れていないのに次のものに手を出すのは危険というか中途半端になりやすいということです。
打たぬ鐘は鳴らぬ。
鐘を鳴らそうと思ったら、打たなければ鳴らない。手をこまぬいていても何も得られない。何か成果を出そうとしたら、必ず行動しなくてはならない。原因がなければ結果は生じないのだから。
ことわざ 〔類句〕「蒔かぬ種は生えぬ」
何事もチャレンジすることに意味がある。あれをやってこうなるなどの妄想を膨らませるのもいいが、まず手を動かしてその物事に触れてみてはいかがでしょうか。何か結果が欲しいなら行動が基本です。
何度負けてもいい、のんきにじっくりとやれば必ず勝つ日がきます。
「朝日新聞」(一九八七年三月六日版)より。負けても焦らず、こつこつ自分の信じた道を進めば、きっと勝利を得ることができる。
北村西望(きたむらせいぼう) 一八八四~一九八七年。彫刻家。七〇歳のとき、四年かけて完成させた長崎の「平和祈念像」は代表作の一つ。
何度負けても勝つまでやれば負けは帳消しになる。そもそも負けたことを認めず再チャレンジし続ければ最後の一勝のみがあなたの成果になります。負けた数は関係ありません。現代日本では社会に出て負けてしまうと二度と立ち上げれないぐらい地の底に落とされる場合がありますが、これから世の中は変わっていくはず。再チャレンジの連続で勝ちをもぎ取りましょう。
病気の境涯に処しては、病気を楽しむという事にならなければ生きて居ても何の面白味もない。
『病牀六尺』より。病気になったら、だれでも憂鬱になるだろう。しかしここで落ち込んでは、回復も遅くなってしまう。病気という現実を観察して味わおう。気持ちを常に前向きに持とう。
正岡子規(まさおかしき) 一八六七~一九〇二年。明治時代の俳人、歌人。雑誌「ホトトギス」を創刊。短歌革新運動でアララギ派の基礎を築いた。『墨汁一滴』『病牀六尺』『仰臥漫録』など。
僕も長く統合失調症を患っているが、体の他の部位はいたって健康。幻聴が聞こえてくることや、時々思考停止状態に陥り行動ができなくなって固まってしまう。それも個性の一つとして捉えて病気とうまく付き合ってきう方法を編み出した今はそれなりに楽しく暮らしています。
下手は上手の下地なり。下手よりだんだん上手になるなり。
『子孫鑑』より。下手だといってあきらめることはない。下手だからこそ上手になれる。地道に努力することでだんだん上手になるのだから。
寒河正親(さむかわまさちか) 江戸時代初期の教訓的読み物作者。浪人だったともいわれる。『子孫鑑』など。
何事も下手であることはある意味無敵かと思います。下手なことを意に介せず振る舞えばあなたは無敵。物事に精通していないことは笑い飛ばしてしまいましょう。
一足跳びに山の頂点へあがるのも、一歩、一歩としっかり登ってゆくのも、結局は同じことになる。
『ながい坂』より。どうせ同じ所にたどりつくなら、焦ることはない。一歩一歩味わいながら登っていくのもいいもの。鳥のさえずりや風に揺れる花に心を傾けながら登ってみよう。
山本周五郎(やまもとしゅうごろう) 一九〇三~一九六七年。昭和期の小説家。『須磨寺附近』『樅ノ木は残った』『赤髭診療譚』『さぶ』『ながい坂』『青べか物語』など。
ゴールすることが目的であって、完走するのにどれだけ時間がかかったかというのはあまり考えなくて良い。一足飛びに頂上につくのも、一歩一歩確実に頂上を目指すのもどちらもゴールしたことに変わりはありません。結果だけが評価されるのです。
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