ルールさえわかれば、男のお洒落は簡単です！ ●トレンドに踊らされるくらいなら知らないほうがマシ ●ブラックスーツはビジネスシーンには「ありえない」 ●テクニックいらず。ネイビースーツで洗練された印象に ●センスいらずの単色ネクタイを活用せよ ●持つべきものは「休日ジャケット」と「白パンツ」
人の印象は「見た目」が９割
人の印象は「見た目」が９割。服を着替えるのが、手っ取り早くて経済的 「人の第一印象を決めるのは、見た目が９割」と言われています。
いや、女性はともかく、男は中身でしょ、と思われる方がいるかもしれません。
でも想像してみてください。たとえば商談の場に、ヨレヨレのスーツをだらしなく着たビジネスマンが現れたら、どんな印象を持ちますか？
あるいは、あなたにお嬢さんがいると仮定しましょう。可愛い娘に「私のカレ氏」と紹介された男が、腰パンで裾をズルズル引きずっていたら……？
あなたは何の偏見もなく、その男性の人間性を判断できるでしょうか。
人間にとって中身、つまり人間性が大切なのは言うまでもないことですが、そんなものは、たった一度や二度会っただけではわかりませんよね。
特に初対面であれば、その人の体型や髪型、顔つきなど、パッと目に入る「見た目の情報」は、印象を大いに左右するものです。
だからといって、短期間で体重を数 kg 絞り、ナイスバディを手に入れるのは、相当な覚悟が必要。
こっそりエステに行って肌を磨く？ それともプチ整形にトライしますか？ どちらもハードルが高そうです。
しかしそんな苦労をしなくとも、僕なら、単なる「オジサン」を一瞬にして「素敵な男性」に変えることが可能です。多少お腹が出ていようと関係ありません。洋服さえ着替えていただければ……。
つまり、人の印象を簡単に、手っ取り早く変える方法、それがファッションです。
英会話学校に通ってビジネススキルを磨くには、時間も忍耐力も経済力もかなりのものが要求されますが、ビシッと隙なくスーツを着こなして「仕事ができそうな雰囲気」を漂わせるために必要な労力は、ごくわずか。太ったオジサンを、恰幅のよい堂々たる経営者に見せることだって簡単です。
男は中身とは言いますが、第一印象がだらしない格好をした人だとやはりだらしない人なのかなと思われてしまいます。ファッションに気を使うことは簡単に自身の印象を変えることができる方法の一つと割り切って服を選びましょう。僕はもうおじさんだからなんて言わずに、服装やスキンケアヘアケアなどに気を遣って外見を磨けば5〜10歳ぐらいの若見えは意外と簡単。僕も実年齢より5〜10歳ぐらい若くみられることが多いです。それがお世辞だとしても嬉しいものですよね。まあ正直40代後半の僕が30代じゃないですかと答えられた時は流石にお世辞だと思いましたが（笑）
大人のスニーカーは細身の端正顔を
学生時代に買ったスニーカーをいまだ愛用している人は、まさかいないとは思いますが、そうでなくともいわゆるハイテクスニーカーが似合うのは、せいぜい 20 代後半まででしょうか。
大人のファッションはさじ加減と申し上げましたが、大人がスニーカーに求めるのは、あくまで「スポーティな気分」です。
スラックスにも合わせられる、スマートなシルエットにこだわってセレクトしていただきたいものです。
具体的にはスポーツブランドのスニーカーよりも、モードブランドやドレスシューズをつくっているブランドのスニーカーをおすすめします。スポーティシックなレザースニーカーならば、年齢に関係なく、素敵に履きこなせるのでは。
僕は一時期スニーカーから離れてホースビットなどのローファーやバックスキンのブーツ、ストレートチップの革靴などをよく履いていた時期があったのですが、そこにスニーカーを加えたら一気にオシャレが楽になりました。その際とりあえず流行っていたからという理由でダットスニーカーを買って履いてみたもののやはりオジサンがダットスニーカーを履くとただのダサいオジサンになってしまうことに気づき、シンプルで細身なスニーカーに移行。色々試行錯誤してみるのもオシャレの楽しみですよね。
男、とりわけオジサンのファッションに関する書籍は多いが紹介されるものは高額なものも多く手を出しにくいという方もいるかとは思います。この本は基本を抑えるための書籍なので手軽に導入できるアイテムを紹介してくれたいます。特にブランドなどを指名するような書き方はせずどのような洋服やアイテムを揃えれば良いかの参考になります。
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