脳にはあなたが思っていることと逆に動いてしまう性質があります。回避しようとしても気づけばあなたの嫌う人生を歩んでいませんか?その無意識の罠と親の躾によりかけられた言葉や教育、お金の価値観などが合わさってあなたの成功を阻みます。
脳こそがネガティブな現実を引き寄せている
佐伯さんは美容のカリスマとして、華々しいキャリアを歩んでこられた方ですが、ALSを公表された際、「頑張りますから、ついてきてくださいね!」とファンの方に力強いメッセージを送っていたことが、私はずっと気になっていました。
メディアには、「ポジティブな気持ちを保つことで、病気を克服しました」といった成功談があふれていますが、「本当にそうかな? 鵜吞みにするのは危険じゃないかな?」と私はかねがね疑問をもっていました。
前述したように、「こうしたい、こうなりたいと思っているのに、なぜか状況がどんどん悪くなる」という相談者があまりに多かったからです。その経験から、私は「脳は望んでいることとは逆に動く」 という仮説を立てるようになりました。
本人が意識して「前向きな言葉」を使うようにしても、その背景に、 恐怖や不安をおおい隠したい気持ちがあると、脳はむしろ足を引っ張ろうとする ようだ、と。 「生き残りたいと強く思うと、脳は苦痛な記憶を保存しようとする」という、東京大学大学院の1つめの研究報告は、まさにこの仮説を裏付けるものでした。
ダイエットや貯蓄などもその最たる例かもしれません。痩せたい、お金を貯めたいという気持ちに反して爆食いしたり、爆買いしたり。押さえつける要素が大きいとよりその反対な行動をとりがちかと思います。脳は望んでいることと逆に動くと覚えていればそうした行動も頷けます。
ネガティブな現実は「親」が関係していた!?
のべ8万人のクライアントの症例を研究してわかったことがあります。
メタ無意識のパターンのほとんどは、母親の胎内にいるときと、幼少期からの体験で構成されます。
特に大きいのは親の影響であり、さらに言えば、その親を本人がどう受け止めていたのかによって左右されます。
つまり、脳内の親が原因であるといえるのです。
たとえば、「貧乏になりたくない。だから働く」という人がいるとします。この状態は「問題回避型」なので、反対の「目的志向型」に切り替えればいい。だから、「お金持ちになりたい。だから働く」と、メタプログラムを書き換えました。
ところが、うまくいきません。 「お金持ちになりたいと言い続けたいんですね。では貧乏である必要がありますね」と脳が逆に働いてしまうからです。
こういう場合、私は「そもそもどうして貧乏になりたくないと思ったんでしょう」と質問します。
すると、多くの人が「親みたいになりたくなかった」という感情を思い出すのです。この点を見落としてしまうと、いくらメタ無意識を書き換えてもうまくいきません。
脳内をポジティブなパターンに書き換えたはずなのに、ネガティブな現実を引き寄せてしまう。このような場合、 その人の「親の解釈」と密接に関係していると 私は考えています。
自分にはどうしようもできない親の存在。その親の元生まれてきてしまったのだから仕方がない。頭にこびりついて離れない親という存在に縛られる「親の解釈」これが厄介でネガティブな現実を引き寄せてしまう。この根本を変えないとどうにもうまくいかないのです。
無意識の領域の見える化を施すことで実際の目的と真逆の感情を炙り出しコントロールする方法を伝授します。脳内の「親」から解放されるための基本手順。
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