バスケの大学リーグやNBA、ギリシャ代表のヘッドコーチなどを務めた経験から導き出したリック・ピティーノ氏が語る成功法則73。まだ自分も知らない潜在能力を引き出す方法とは?
年をとればとるほど、 変化を求める必要がある
自分を変えることに関しては、年齢はなんの言い訳にもなりません。それどころか、年をとればとるほど、私たちは変わらなければならないのです。
変化のおかげで新鮮さを保ち続けることができます。変化はマンネリを防止し、若々しさを維持するのに役立つのです。
このことはとくに、変化の激しい今日のビジネス環境にもあてはまります。年齢を言い訳にすることはできません。「従来のやり方になじんでいるから、今さらこの年齢で変えることはできない」などという主張は通用しないのです。時代に適応するか取り残されるか、どちらかしかありません。
もちろん、それはたやすいことではありません。若いときは柔軟性がありますから変化に適応することは容易で、新しいことをいくらでも試すことができます。
しかし、年をとるにつれて自分のやり方が固定し、それに固執することに快適さを感じるようになるのです。そうなると、もうリスクをとりたくなくなります。リスクをとることは怖いですし、従来のやり方を続けるほうが簡単に思えてくるのです。
しかし、私たちはそのような恐怖に立ち向かわなければなりません。「自分には変化を遂げるだけの才能も知恵も価値もある」と自分に言い聞かせるのです。今日のような厳しいビジネス環境では、時代のニーズに合わせて変化を遂げる以外に繁栄の道はありません。
何歳になっても情熱を燃え上がらせ、挑戦を続けましょう。そのための努力を積み重ねることによって自尊心を高めることができます。そしてチャンスが訪れたときに準備ができていれば、新たな飛躍を遂げることができます。
これはすべての人にあてはまることです。
変化を起こして人生を変えるのに遅すぎることはありません。
年齢を重ねるごとに変化には消極的になりがち、今いる世界から一歩外へという変化を積極的にすることで若さを保つことにつながります。変化を起こすことを恐れすに人生を変えることを受け入れていきましょう。
ロールモデルをどう選び、何を学ぶか
まず、自分のテーマを決めて調査をすることです。映画俳優を見て、自分も同じようにかっこよくなろうとして上等のスーツを着ても中身は変わりません。あなたがすべきことは、その人の賞賛すべき内面の資質を取り入れることです。
ロールモデルは必ずしも著名人である必要はなく、それ以外の人のほうがいいこともあります。めざしている資質について尊敬できる身近な人がいいからです。そういう人と過ごして長所を見習えば、勉強になりますし、知恵を学びとることができます。
同じ業界で活躍している人をロールモデルにして、成功の秘訣を学ぶことも重要です。たとえば、自分より営業成績のいい人を見つけて、その人から仕事への姿勢を含めて何を学ぶべきかを考えるのです。
もちろん著名人をロールモデルにすることもできます。私は子どものころ、ヘレン・ケラーの自伝を読んで感銘を受けました。ハンディキャップを乗り越えて社会福祉に尽力したことには敬服します。エイブラハム・リンカーンの伝記を読んだときも、苦難に満ちた子ども時代を経験し、神経衰弱やうつ病を乗り越え、孤独に耐え、何度も落選した後で大統領にまで上り詰めて業績をあげたことに感動しました。
ただし、著名人をロールモデルにするときは、波乱に満ちた人生に注目するのではなく、どのように努力したか、何を克服したか、どれだけ粘り強さを発揮したか、どうやって逆境を克服したかに注目すべきです。なぜなら私たちは、偉業を達成した人たちが最初から凡人と違い、まるで運命に操られるように歴史に名を刻んだと思いがちだからです。
偉人たちの人生を検証すると、非凡な業績をあげたのは、運命や神の思し召しによるものではなく、非凡な規律に従ったからだということがわかります。失敗してくじけるのではなく、失敗を成功への踏み台にし、何があっても夢を捨てず、目標に向かって邁進したから偉大な足跡を残せたのです。業績をあげたいなら、偉人たちのそういう姿勢を見習う必要があります。
ロールモデルとなる人を見つけてみよう。著名人でも身近な人でも自分がその資質を尊敬できる人を観察してその知恵を学び取ること。著名人をロールモデルにする場合は波瀾万丈な人生に注目するのではなくその裏での努力や困難の克服方法などに着目していくと良いでしょう。
ニューヨークタイムズ誌やTIMEが絶賛した成功を目指す人への指南書。自分の周りの人や偉人をロールモデルにする際の注意点やそのコツを具体的に著述。
※この書籍はKindle Unlimited読み放題書籍です。月額980円で和書12万冊以上、洋書120万冊以上のKindle電子書籍が読み放題になるサービスが初回30日間無料となっております。PCの方はサイドバーのリンクより、スマホの方は下の方へスクロールしていただければリンクが貼ってありますので興味のある方はどうぞ。なお一部の書籍はキャンペーンなどで無料になっていて現在は有料となっている場合もありますのでその場合はあしからず。
【サブスク】 Kindle Unlimited
僕が利用している読書コミュニティサイト
【本が好き】https://www.honzuki.jp/