子供の学力が伸びる家庭環境を調べてみると共通の穏やかな安定感のある家庭環境が浮かび上がってきました。それは親の性格というよりは親御さんの心の持ちようにあることが判明!!
伸ばせるお母さんはIメッセージを多用する
ポジティブな言葉とともに、大きな力を発揮するのがIメッセージ。
このIメッセージこそ、お子さんをやる気にさせる決定版。すべてのお母さんに知っておいていただきたいお子さんとの接し方です。
Iメッセージとは、主語を「YOU(あなた)」でなく、「I(私)」を用いるコミュニケーション術 の事です。
たとえば、お子さんにもっと努力してもらいたいと思ったとしましょう。
その場合、「あなた(お子さん)は努力できる子なのよ。だから努力してね」でなくて、「私(お母さん)はできる子だと信じてる。だから努力して欲しいなあ」。
こんなふうにお母さんを主語にして、お母さんの思いを伝える会話術であり、コミュニケーションの取り方です。 「あなた」を主語にした言葉、すなわちYOUメッセージは、どれほど優しく語りかけたとしても、その正体は命令です。「あなたは努力できる子なのよ。だから努力してね」は、「努力しなさい」との命令に他なりません。
人は総じて、人からコントロールされる事を嫌うもの。これはお子さんだって例外ではありません。「努力せよ」とコントロールを試みれば、反発して努力しない方向に向かっていきます。
ところが、同じ事を伝えるにしても、「私」を主語にしたIメッセージで伝えれば、格段に受け入れやすくなる んです。 「私はできる子だと信じてる。だから努力して欲しいなあ」であれば、依頼であって命令ではありませんし、お母さんの気持ちを伝えたに過ぎません。メッセージを受け取ったお子さんにしてみれば、努力するもしないも自分次第。自由裁量権が残されています。
そして、努力しない選択肢も残されているというのに、 多くは努力するほうを選ぶのがIメッセージの真価であり、おもしろいところ。
「それほど言うならここは一つ、お母さんの要望に応えてやろうか」
そんな気になってくれるんです。たしかに命令されて動くより、自分の意志で動いてお母さんを助けてあげるほうが、ずっと気分がいいですよね。
こんなふうに、同じメッセージであっても、主語を選ぶ事で受け手の印象は180度変わります。ただ主語を変えただけなのに、おもしろいほど人もお子さんも動いてくれる。
Iメッセージを使いこなせるお母さんは、お子さんの力を伸ばせるお母さんといえるでしょう。
社会に出て部下を持った時にも同じことが言える I メッセージの効能。命令されるよりも自発的にやってやろうという気にさせることがポイント。勉強しなさいと言われ、嫌々やる勉強と自発的に取り組む勉強では雲泥の差が生まれます。
好きな事に熱中できる子は、勉強にも熱中できる
「昆虫が大好きで、近所の野原で一日中、虫の様子を 覗いてばかりいる」 「料理が大好きで、誕生プレゼントにはマイ包丁をリクエストされた」 「お小遣いのすべてをつぎ込んで鉄道の撮影に打ち込んでいる」 などなど。こんな子どもって、いつの時代にもいるものです。
こうしたお子さんを、「昆虫は好きでも勉強は嫌いで困る」と嘆かれたり、あるいは「中学を受験するのにこれでは困る」と、困惑顔のお父さんお母さんをよく見ます。 私は嘆くよりも、お子さんが持っているポテンシャルに、むしろワクワクして欲しいと思っています。 好きな事となると夢中になってしまうお子さん、言い換えると読み書き計算に支障はないものの、 好きな事には寝食を忘れて打ち込んでしまうようなお子さんは、心配すべき子ではなくて、むしろ素晴らしい資質を秘めたお子さん です。
なぜならば、夢中になっているという状態は、みずから動き、調べ、理解を深めている状態。能力を伸ばすのに欠かせない要素そのものだからです。
中学に入学したあと伸びるのは、むしろこうした自分で理解を深めていける能力を持ったお子さん。お父さんお母さんにいわれた事を、いわれたままに行うお子さんではありません。ノーベル賞受賞者がしばしば、「受賞は夢中で研究に取り組んできた結果です」「寝食を忘れて頑張った結果の受賞です」と語るように、なに事かに夢中になれる熱量は、なにかを成し遂げ、成功させるための欠かせない要素です。
そして、そんな将来有望なお子さんをお持ちなら、熱中できる力を褒めながら、少しずつ勉強に向かう習慣をつけていってあげてください。
子供が何かに熱中することがあったならその子は勉強への取り組みでも力を発揮できる子です。夢中になっている状態は自ら動き調べ理解しようと試みる勉強への取り組み方の基本ができているからです。ベクトルを少しずつ勉強に向くよう手を加えていきましょう。
子供の学力を伸ばす親になるための書籍。教育に悩む親御さんに読んでほしい子供をやる気にさせるコツ。子供に勉強させたければまず親の心掛けから。
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