意識低すぎを極めるとこうなる。他人の金で生きていくというモットーでTwitterでつぶやけばフォロワー2年半で9万人!!そんな生き方をコンテンツ化して稼ぐ月収は3桁にのぼる。なぜ人は奢ってまで彼に会いたがるのか?
お金と時間どっちが大事?
最近はビジネス書を書くような人たちの「時間は貴重!」「お金を払ってでも時間を買うべき!」「お金よりも時間のほうが価値がある!」なんて主張が目に入ります。それに感化され、相対的に意識が高くなってしまっている人々の一部は「よし! 俺もお金で時間を買うぞ!」「アルバイトなんて無駄! 1時間1000円で働くなんてもったいない!」「俺はお金を時間で買っているんだ!」なんてことを言っています。これについての僕の答え。「お前らの1時間なんてツイッターして終わり。それホントに重要なの?1000円より価値あんの?」です。たしかに、僕にとっては1000円よりも1時間のほうがずっと価値があります。ですが、それは単純にお金を稼がないと生きていけない状態ではないことと、1時間ツイッターで遊んでいたら1000円以上の価値を生めるから。「お金よりも時間が大事」。それ自体は別に間違っていないと思うんです。ただそう発言しているのは時間さえあれば、いくらでもお金を生み出せる優秀な人だけ、という前提を無視して、都合のいいところだけ切り取ってませんか?
確かにお金で時間を買うという行為は高収入の場合は理にかなっているが、自分のスキルが足りなくて時間を買うと赤字になる人たちが大多数なのではないだろうか?お金っていうまでもなく大事よ。元々あなたのスキルで生み出すお金が低いのならばまずそこを改善しなければ時間を買ったって赤字になるだけでお金がなくてきつい思いをする羽目に。あなたのスキルは時給何円?
コスパを気にする?
ちょっと話は逸れますが、最近「コスパって言葉の使われ方って不思議」なんてことを思ったので、それについても少し触れたいと思います。コスパの言葉の意味ってコスト=お金でパフォーマンス=お金換算の体験、というふうに捉えられている気がするんですけど、それだけじゃないよな、と。もちろんお金もコストに含まれるし、パフォーマンスを測るときに「お金換算すると●●円」っていう側面で見ると非常にわかりやすい。だけどコストというのはお金だけではなく、時間や労力、個人によって多様なコストが存在していて、パフォーマンスにおいても「何をパフォーマンスとし、それがどれだけ価値のあるものなのか」というのは、個々の価値観に依存している。 だから他人の「コスパ」を定義すること自体、そもそも不可能なのかもしれません。「金銭的なコスト」だけを「コスパ」の分母にぶち込む、というのは想像力に欠けているし、そういう意味では住んでもいない僕は「タワマンはコスパが悪い」なんて言うこと自体、センスがないのかもしれない。魅力っていうのは実は主観的な言葉で、それを「好きか否か」ということなんですよ。僕はサウナ大好きなので、テレビがついていなくて僕のこだわりの温度と水で……っていう夢のようなサウナが実現するんだったら、たぶん1回1万円でも払っちゃうんだけど、それって他の人にとっては別に何度でも良くない?とか、テレビあっても良くない?そしたら700円じゃんって言われちゃったら、お得じゃないから価値がない……で終わってしまうわけです。そういう人にとっては重要じゃないからお得かどうかで判断するけど、僕はお得なんて関係なくて、それがいいから1万円払いたい、と思ってる。「なんかわかんないけど欲しい、好き」みたいな理屈を抜きにした感情があると、結果的にみんな、どうにかして買うし、お金も用意するんですよね。「こういう暮らしじゃないと嫌だ」という、こだわりこそ、最も経済的欲求に近いわけです。車なんかまさにそうで、お得だから高級車買う人なんか絶対いない。でも自分にとっての「良い」があるから大事に乗るし、損したな……なんて後悔することもおそらく少ない。
何に価値を見出すかはその人によって違う。高級ブランドを買う人も車にお金を費やす人もそれが良いと思って買っているわけで、そこにコスパはあまり考慮されていないのだと思う。欲しい、好き!という感情は止められませんよね。それをコスパ云々で片付けてしまうと世の中の大半のものは売れなくなってしまうのでは?
サブスクリプションが好まれる訳
サブスクリプションの普及によって「モノの買い方」はどんどん変化していくんだろうし、「所有」の価値が下がることは間違いないと思います。だから、逆にそれでも「所有したい欲」が勝るのであれば、自信を持って買っちゃっていいものですよね。「これは所有すべきだ!」って思えるものは、迷わず手に入れたほうがいい。僕は熱海が好きなんですが、たとえば熱海で100万円の空き家があってすごく理想通りの物件だったら、それは買っちゃうかもしれない。熱海の空き家の古びた感じ、退廃的な感じに価値があるから。熱海という場所と100万円の古民家にしか出せない価値にお金を払いたいんすよ。でもそれがどこにでも代替可能な良くも悪くもフツ~の家だったら、もう購入する理由を見つけるほうが難しいですよね。選択肢が多い世の中になったことで、「そのモノにしか出せない価値」みたいなものが購入理由としてすごく大事 になっている気がします。人も物も同じですね。とはいえ僕も最近になってようやく家も借りて、猫も飼い始め、静かに所有っぽい生活を始めてはいます。ここだけの話、定住生活はかなりオススメです。2年間ほど家を持たずにフォロワーの家を泊まり歩いていたし、そうすれば家賃もかからないじゃん!って大々的に人にも勧めていたけど、正直、ちょっと疲れたんですよね。自宅はすごい。疲れない。なにより自分が所有(賃貸だけど)しているから、猫だって飼えます。猫はすごいですよ、1日1回チュールをお供えするだけで、幸せな気分になれるので。そんなわけで少なからず「自分専用のモノ」が生み出す安心感みたいなものは、理にかなってるのかなと少し考えを改めつつあります‥‥。
自宅は最強!最近では家にいながらにして楽しめるコンテンツもたくさんある。コロナ禍で一気に市民権を得たリモートワークや飲み会もそのうちの一つ。定住がもたらす効果や安心は計り知れない。
嫌なことは全部ぶん投げて生きていく。それは聞くと楽しそうな一面ばかり見えてくるが、意外とその裏には苦悩があったりする。しかし、それも極めればこうなるのかと読み物として読んでいると面白い生き方だと感心するばかりだ。これを真似しようと思っても普通の人はできないだろう。
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