起業というと資金を集めて凄いアイデアを元に成功目指して頑張るイメージだが、実際はそこまでハードルは高いわけではなく、簡単に社長になれます。最近はそのハードルの低さを逆に利用し社長の肩書を得て、その肩書きで悪さする輩が増殖している。SNSをみると〇〇社長というアカウントがたくさんありそれを見た無知な人が詐欺に引っかかるわけだ。これは小さく始める起業のお話。
企業にあたって資金はどれくらい必要?
一般的には、起業時にかかる初期投資に加え、運転資金の3カ月分が起業に必要といわれています。事業を立ち上げてから売上があがるまでの目安が、3カ月程度とされているからです。初期投資はパソコンや機械設備、店舗の敷金など、運転資金は仕入れ先への支払いや水道光熱費、賃料、広告宣伝費などです。とはいえ、他の人の事例が知りたいと思う方も多いはず。ここで〝先輩起業家〟が起業にかけた費用をご紹介しましょう。次に掲載した「平成 25 年度日本の起業環境及び潜在的起業家に関する調査」によると、シニア層の起業に要した費用の総額は「200万円超~500万円以下」が最も多く、次に「 50 万円以下」が続きます。しかし、銀座セカンドライフのお客様の場合、 50 万円以下での起業が一番多いと感じます。この金額は、できるだけ店舗や事務所、在庫をもたないように工夫して事業を始めるシニア起業ならではということもあります。たとえ退職金や貯蓄があったとしても、起業で使う予算を決めて、その範囲内で起業する方が多いです。
意外とお金がかからない起業。もちろん大きく儲けるだけのアイデアがあれば資金調達を頑張っていきなり大ブレイクなんてことも考えられるだろうが、期待薄と思った方がいいだろう。そうではなくて、小さく始めること。初期投資と3ヵ月分の運転資金ぐらいなら、そこそこ働いた経験があれば可能な金額だろう。
コミュニティビジネスで成功を
五味真紀さんは、神奈川県の郊外にある自宅の一角をカフェにし、居心地の良さや食にこだわった空間を提供しています。それ以外にも、コンサートなどのイベントを定期的に開き、多世代交流の場として地域を盛り上げています。きっかけは、これまで行ってきた地域活動や保護者会、PTA活動でつなげてきた人脈を活かしつつ、子育てや介護をしやすい自宅で起業したいと考えたからだといいます。カフェをオープンしたときには、地域の人との理解を深め、よく知ってもらうために、お披露目パーティを兼ねてご近所向けに案内を出したそうです。チラシを配ってくれたのも、仲間やご近所付き合いのある方々。地域の方と協力し合い、よりよい関係を保ちながら事業を行うことが、地元に愛されるカフェを運営する秘訣だと思います。
客商売をやる場合最初から見込み客が多いのはアドバンテージだ。僕の通っている美容院でもオーナーが美容院を閉店したのち、店の一角でバーを営んでいる。同じ趣味の仲間や美容院の常連さんをお客に楽しくお酒を飲みながら談笑する。売り上げも上がるしお酒好きに居場所を与えるといった点で地域に貢献している。あくまで美容院の入り口なので知らない人はまず入ってこない外観なのだが盛況のようだ。
自分にできることで人の役に立つ
成功するシニア起業家で多い例として、「周囲から頼まれたことをきっかけにビジネスにしている」という方がいます。もともとお菓子作りが趣味で、作ってご近所に配っていたのがきっかけで起業したとか、経理経験があり、友人の仕事を手伝っていたのが始まりで起業した、などです。起業前からすでに顧客リストがあり、ビジネスモデルがしっかりしているので、開業当初から一定の売上が継続して上がりやすいです。難しい点は、有料化です。料金が発生することに対して、周囲で戸惑う方がいるかもしれません。解決するには、相手方に今後はビジネスとしてやっていくことを伝え、自分自身も事業として行う自覚と責任感が必要です。そのためには、例えば法人化する、価格のメニュー表を作る、規約を作るなどの準備をしたうえで、人から頼まれたら、価格にそって、または規約にそってビジネスとしてやっていくのです。また、ビジネス化する理由も相手に伝えましょう。例えば、「お金をいただかないと継続して質の高いサービスを提供できないから」「より多くの人にサービスを広げたいから」などです。ボランティアと違う点として、事業にすると「広がり」「継続しやすい」「励みになる」ことがメリットとして挙げられます。一方、サービスの提供を受ける人も、対価を支払うことで、頼みやすくなりますし、サービスを継続利用しやすくなります。起業をする理由を相手に伝えることで、相手も気持ちよくサービスを受けることができますし、自分でも納得してお金をもらうことができます。
周囲に促されてその希望を叶えながら起業すると初めから顧客リストを持っている状態。SNSなどで自分の作品を投稿している人は増えているが、そういうところからお金を払うからそのグッズが欲しいという事になり、それを商売にできるといった具合だ。しかし、これには難点があって最初にボランティア的にやっていたことが有料になった途端、人が寄り付かなくなってしまうというリスク。そこのところを間違わない値段設定が重要だ。
好きなことで起業する秘訣が載った書籍。人生100年時代、定年後を楽しむ人もテレワークで時間に余裕ができて起業に興味を持ち始めた人も参考になる事例を交えながら解説します。
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