最高レベルの頭脳の持ち主による問題解決方法がこの一冊に。台湾IT担当大臣オードリー・タンの思考法を大公開!!あらゆる難題を解決する思考法で15のキーワードから社会問題を考える。
わずか10分間で対話力をアップする簡単な方法
頭で考えるよりも、実践あるのみです。一番簡単な方法は、友達や家族をこんなふうに誘ってみることでしょう。
「ちょっと私に付き合ってもらえないかな。5分間は絶対にあなたの話に口を挟まないと約束するよ。5分たったら私が、あなたから聴いた話の内容を説明するね。その後で今度は私が5分間話をするから、黙って聴いてほしい。試しに一度、練習してみよう」。
この 10 分間の「傾聴」練習では、お互いに5分ずつ持ち時間があります。最初の5分は相手が話してあなたが聴く時間、次の5分は、相手の話を聴き終えたあなたが、何を聴いたか話す時間です。このような簡単なトレーニングで対話を深めていくことができます。
傾聴が大事と言うが、僕はこれが得意だが話すのが苦手。最初の5分間で相手の話を聴いて、次の5分で何を聴いたか話すくらいなら問題なくできそうだ。傾聴のトレーニングとしては優秀なこの方法。ぜひ対話力が必要な人は取り入れてみれば?新入社員の研修とかでもやるといいかも。
コロナ禍で台湾の飲食店が過去最高売り上げを達成したわけ
2020年9月に小売業界と飲食業界の売り上げが1999年以来過去最高を記録したことで、この方法の有用性が証明されました。政府が2000元を負担し、市民が1000元を自己負担する振興三倍券に続き、四倍券や五倍券を打ち出す企業も現れ、一つのトレンドに変わりました。これは市民協力による成果です。単なる政府の政策にはとどまらなかったのです。
当時、市民からも多くの提案が寄せられました。3000元使うと2000元がキャッシュバックされる仕組みになっていますが、「その2000元はどこかの団体に寄付したい。寄付金コードは作れないのか」との声があがりました。というのは、私が外国人労働者教育文化協会に寄付したときもそうでしたが、以前の寄付金コードではレシートしか寄付できなかったからです。
また、あるドイツ人ジャーナリストの取材を受けた際、話のついでに「外国人労働者は三倍券を購入できないのですが、解決できませんか?」と聞かれました。
私はしばらく考えて、これらを考慮したプログラムを書くことにしました。実際のところ、こうした革新的方法は私が優れているのではなく、人々の声によって生まれたものです。私の仕事は彼らの話をさえぎらず、しっかりと聞き取って政策に転換することです。
こうしたアイデアがすぐに実現したことで、人々がより積極的にデジタル三倍券を使うようになりました。デジタル三倍券は一人平均5000元以上使用されており、効果的な経済振興策と言えるでしょう。
人々からのヒアリングから生まれる政策。これが政治の全てだと思います。一般人の生活での課題から問題点を吸い上げて政策に活かす。単純な傾聴から生まれたこの政策は大成功して経済へのダメージを最小限に食い止められるという結果に。
天才IT大臣オードリー・タンによる問題解決の手法をあなたの手に!!4つのステップでわかりやすくその手法を学べます。決して難しいことをやっているわけではないのですぐにでも取り入れられるかと。
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