暮らしの空間を整えると心も人生も整う。大事なのは足し算ではなく引き算。物を溜め込むことで人生を重たく身動きのできないものにしている男女に捧げる断捨離の極意。男は、そぎ落としてこそ際立つ。女は、手放してこそ美しい。
「選び抜いたモノ」で自分をもてなす
毎日使うモノだから、割れても惜しくないモノを。普段使いだから、気軽に扱えるモノを。
そんな理由から、粗品でもらったマグカップや100円ショップで買った丈夫な食器を日常的に使っている人が少なくないようです。
もちろん先にご紹介したキャリアウーマンさんと同じように、みなさん食器を買えずにやむなく景品の食器や100円ショップの食器を使っているわけではありません。むしろ、食器棚にはマイセンのコーヒーカップや九谷焼の器、バカラのグラスといった高級食器が眠っているというケースのほうが多いくらいです。
お客様をお招きしたとき、あるいはお祝いやパーティなど特別なときに使おうと大事にしまっているのかもしれませんが、食器は使ってこそ、その価値を発揮するもの。タンスならぬ食器棚の肥やしにしていては、食器もかわいそうです。
しかも、高級食器をしまい込み、 自分に安物をあてがうことは、無意識のうちに「セルフイメージ」を下げることにつながってしまうのです。 「高級食器を普段使いにするのはもったいない」としまい込んでおくことは、すなわち、「自分には高級食器は似合わない」「自分にはオマケの食器がふさわしい」と、毎日言い続けているのも同然。
自分にいい加減なモノをあてがえば、「いい加減に扱われる自分」というセルフイメージが刷り込まれます。安物をあてがえば、「安物がふさわしい自分」というセルフイメージが染みついてしまいます。
ないものは使いようがありませんが、 高級食器があるのなら、ぜひ食器棚から出して日常生活の中で積極的に使いたいもの。
お客様をおもてなしするように、自分ももてなす。家族ももてなす。特別な日でなくても、普段から自分と家族をもてなすのです。
普段使いのものについては気分の上がる物を使いたい。コーヒーカップなどの食器は貰い物とかを使っている人も多いだろうが、ここは一つお気に入りのものを見つけてはいかがか?高級でなくても構いません、気分の上がるデザインや機能性に富んだ形、普段使いもののこそお金をかけるべき。逆に言えば、普段使いするのを躊躇うほど高価なものは分不相応ということ。ブランド物でもガンガン使ってこそ価値を見出せる。
モノを整えて、「美学」と「美意識」を磨く
人とは、いろいろな「価値観」「観念」を持って生きている存在。私たちは「こうあらねば」という思い込みを持ってそれぞれ生きているのです。
価値観や観念が、私たちの人となりを形作っているわけですが、こうした価値観や観念が、自分に生きづらさを強いるのであれば、手放してしまってもかまわないのではないでしょうか?
気に入って買った服でも、時が流れ、環境が変化すれば自分にはふさわしくないファッションとなり、新たな服が必要になります。同じように、時間がたったり、環境が変わったりすれば、別の価値観や観念が必要になるのは当然のことです。ましてや、周囲から押しつけられた価値観や観念であればなおさらです。
不要な価値観や観念を手放し、今の自分に合った価値観や考え方を取り入れる。
そう、モノだけではなく、価値観や観念にも新陳代謝が必要なのです。
大事なことなので繰り返しておきますね。断捨離とは、「今の私」を物差しにして、自分とモノとの関係を問うていくこと。
そして、自分との関係性を問う意識は、「モノ」に対してだけでなく、自分を取り巻く「ヒト」や自分を取り巻く「コト」にも向かうようになり、やがて思考や感情を支配する価値観や観念にも及んでいくのです。
なぜなら、私たちの意識はひとつ。モノに対しても、ヒトに対しても、コトに対しても、価値観や観念に対しても、同じひとつの意識が向けられるからです。モノに向けられる意識が変われば、ヒトに向けられる意識も、コトに向けられる意識も変わり、価値観や観念も自ずと変わってくるのです。
断捨離は、モノを入れ替えていくことによって、価値観や観念の新陳代謝を促進するツールでもあるのです。
一度断捨離をしたらそれっきりではなくて、定期的に持ち物は見直したい。もの放っておけば増えるばかり。クローゼットや食器棚など収納は限られているから仕方のないことですが僕は収納術より断捨離をお勧めします。もちろん収納をうまくやって母数が増えればしまえるものの数は増えますが、根本的な解決には至りません。新陳代謝を促し新たな気持ちで暮らすために必要なのが断捨離だと理解すると良いでしょう。
断捨離のやり方や考え方について考えながら片付けていく書籍。片付くマインドの醸成によりいつもの暮らしがシンプルになります。
※この書籍はKindle Unlimited読み放題書籍です。月額980円で和書12万冊以上、洋書120万冊以上のKindle電子書籍が読み放題になるサービスが初回30日間無料となっております。PCの方はサイドバーのリンクより、スマホの方は下の方へスクロールしていただければリンクが貼ってありますので興味のある方はどうぞ。なお一部の書籍はキャンペーンなどで無料になっていて現在は有料となっている場合もありますのでその場合はあしからず。
【サブスク】 Kindle Unlimited
僕が利用している読書コミュニティサイト
【本が好き】https://www.honzuki.jp/