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図解 身近にあふれる「栄養素」が3時間でわかる本|齋藤 勝裕|楽しみながら栄養素について詳しくなれる1冊

栄養素をキャラクターに置き換えイラストと共に楽しみながら栄養素について解説してくれす書籍。日常生活の中で感じる些細な疑問や料理、病気、生活習慣など栄養素との関係が深そうなトピックスも関係と合わせて解説していきます。

炭水化物ってどんな栄養素?

炭水化物は植物が光合成によって、二酸化炭素CO 2 と水H 2 Oを原料とし、太陽光エネルギーを用いて合成したもので、いわば太陽エネルギーの缶詰のようなものです。

草食動物は植物(炭水化物)を食べて成長し、肉食動物はその草食動物を食べて成長しますから、生物は間接的に太陽エネルギーの恩恵に預かっているわけです。

炭水化物は、その分子式があたかも炭素と水が結合したように見えることからこのような名前が付けられました。

太陽エネルギーの缶詰、生物は間接的であれ全て摂取することになっている炭水化物。太陽エネルギーの恩恵を食べ物からも得ているんですね。

サプリメントは体にいいの?

栄養素を補うために健康食品やサプリメントを飲んでいる人もいるのではないでしょうか。健康のために飲んでいるはずなのに、摂取のしかたによっては逆効果だったり、効果が薄くなってしまうことがあるのです。

◎サプリメントの効果

サプリメントは特定の栄養素、ビタミンなどを補給するものですから、少なくとも表示されている成分を含んでいることは間違いないでしょう。問題はその栄養素をサプリメントとして摂取する必要があるかどうか、ということです。

米国ジョンズ・ホプキンス大学の研究によれば、一般的で健康な食生活を送っている人にサプリメントの必要性はないと言います。研究者の一人は「健康になりたいのなら、効果のないサプリメントに浪費するのはやめ、果物や野菜、ナッツ類、豆類、低脂肪の乳製品などの食品を食べて運動すべき」と語っています。

ただし、ビタミンDだけは不足している人が多いので、注意した方が良いとも言っています。

最近、紫外線の害が強調されるあまり、陽に当たらない人が増えました。ビタミンDは陽に当たることによって体内で合成されるため、陽に当たらない場合は食品に頼る以外ありません。

問題は、多くのサプリメントにはたくさんのビタミン、栄養素がセットになって入っており、特定の栄養素を摂ろうとすると余計な栄養素まで入ってくるということです。心配な方は栄養師や薬剤師などと相談した方が良いでしょう。

サプリメントは足りない栄養素を補う目的で飲む人が多いようだが、まともな食生活をして言えればあえてサプリメントを飲む必要はないと思っています。効果の薄いサプリメントを飲み続けるよりきちんと食物から栄養素を摂取する方が断然いいと思います。サプリメントには余計な栄養素が入っていることも多く、過剰摂取になってしまうこともあるので注意。

毎日摂るものだから知っておきたい栄養素のこと。健康の欠かせない栄養素のことを知っているだけで生活の質が変わります。

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