Book

図解 身近にあふれる「感染症」が3時間でわかる本|左巻 健男 , 桝本 輝樹

コロナで一気に注目を浴びるようになった感染症だが、他にも様々な感染症が存在する。風邪やインフルエンザや数々の食中毒。性感染症にエイズなど多くの感染症が存在する。ワクチン、抗生物質、免疫機能といったことの解説や、感染症にかかった際の注意点なども網羅。

マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマと呼ばれる小さな細菌による感染症です。普通の肺炎は高齢者に多い傾向がありますが、子どもや若い人に多くみられます。

ウイルスに似た性質を持つ細菌

マイコプラズマ感染症の原因微生物は大きさが1~1.5マイクロメートルと非常に小さく、細菌でありながら細胞壁を持ちません。自己増殖できる最も小さな微生物で、細菌に分類されますが、細胞壁がないのでウイルスに似た性質を持っています。

症状

風邪と同様に、咳の飛沫を吸い込んだり、飛沫に接触したりすることにより感染します。マイコプラズマがからだの中に入ると、潜伏期間の後、コンコンと乾いた咳をするようになります。発熱、だるさ、頭痛といった症状があらわれますが、風邪と症状が似ているため見逃される危険性があります。発熱などの症状はほとんどの場合は数日で治りますが、咳だけが残ってしまうことが多いのが特徴のひとつです。

咳は3〜4週間と長く続きますが、肺炎にならずに回復することが多いです。マイコプラズマ肺炎は、他の肺炎と異なり、子どもや若い年代の人、健康な人がかかることが多いのが特徴です。細菌性肺炎は患者の多くは高齢者ですが、マイコプラズマ肺炎の場合は小児期の子どもが多く、この時期では細菌性肺炎よりもマイコプラズマ肺炎が多いのです。

一般的な感染対策を

残念ながら、マイコプラズマによる感染を予防するワクチンはありません。また潜伏期間が長いので、症状が出る前に、知らず知らずのうちに感染を拡大していることもあります。

また、一度感染して免疫ができたとしても、その免疫が続きにくいので、くり返し感染することもあります。人から人へ、咳や唾などを通して感染していきます。ただし、感染力は強くはなく、濃厚な接触する機会の多い母子間など家庭内での感染は多くみられます*3。そのため、マイコプラズマから身を守るために、マスクや手洗いやうがいなど一般的な感染対策をおこなっていくことが重要です。  年間を通じて発症がみられますが、冬にやや増加する傾向にあります。

僕もマイコプラズマ肺炎になって夜間に救急外来に駆け込んだことがあるが、特に入院することもなく家で絶対安静と言われたことがある。川遊びをして疲れたところに感染したみたいです。

新型コロナウイルス感染症

新型コロナウイルス感染症は、SARSを引き起こしたものによく似た新型のコロナウイルスによる感染症です。その出現から現在までの経過を追ってみましょう。

新型コロナウイルス感染症の出現

2019年末、中国武漢市で肺炎患者の発生が報告されました。当初はSARSと考えられていた感染者は第一報では数十人だといわれていましたが、実際には12月時点で100人以上、翌年1月中旬には5000人にも達していたと考えられています。

日本国内でも2020年1月初旬からこの肺炎は報じられていましたが、東京オリンピックを控え、観光客のインバウンド収入を重視していた日本政府はほとんど対応をとりませんでした。

当初は対岸の火事扱いをしていたヨーロッパ諸国では、3月頃からイタリアを皮切りに感染の拡大が始まり、国境の閉鎖や入国禁止の措置がおこなわれるようになりました。また、日本でも主要都市で感染者の増加が続き、3月におこなわれた休校要請に続いて4月には緊急事態宣言が発出され、外出や外食産業の営業の自粛が呼びかけられました。

2020年5月中旬の感染者は全世界で500万人を超え、死者数も30万人以上に達しました。感染者は北半球の冬季を迎えてさらに増加し続け、2021年1月には全世界の感染者数が約9000万人、死亡者は200万人を超えました。

日本では2020年春の第一波に続き、20年夏の第二波、20年末から21年2月にかけての第三波、21年4月から6月の第四波と規模を大きくしながら感染が続発しています。

2021年7月初旬時点で世界で1億8千万人が感染、死者は400万人に上るといわれていますが、死亡統計などが正確におこなわれていない国々も多く、詳細が明らかになるには時間が必要かもしれません。

コロナでマスク生活が身についたせいもあり、コロナが5類感染症になっても僕の中でマスクがデフォルトに。インフルとか他の感染症の予防にもなるのでその方が良いかと。

身近な感染症についておさらいをするべく買った書籍。一冊読めばなんとなく知っていたが知っているに変わるかと思います。人類の感染症との戦いがここに。

※この書籍はKindle Unlimited読み放題書籍です。月額980円で和書12万冊以上、洋書120万冊以上のKindle電子書籍が読み放題になるサービスが初回30日間無料となっております。PCの方はサイドバーのリンクより、スマホの方は下の方へスクロールしていただければリンクが貼ってありますので興味のある方はどうぞ。なお一部の書籍はキャンペーンなどで無料になっていて現在は有料となっている場合もありますのでその場合はあしからず。

【サブスク】 Kindle Unlimited

Kindle Unlimitedの詳細はこちら

僕が利用している読書コミュニティサイト

【本が好き】https://www.honzuki.jp/

-Book
-, , , , ,

© 2024 51Blog Powered by AFFINGER5