自身の可能性を最大限引き出し、生き抜くヒントの詰まった書籍。トライアンドエラーを繰り返しプライベートでは、二回離婚している著者。そんな著者が五十代になって実感するのは、年を取れば取るほど幸せになれる!ということ!!
SNSを人脈とチャンスを 広げるための「乗り物」にする
現代社会において一人だけで生きていくことは不可能で、交友関係を広げることはリスクテイクにもなります。私は「人」はもっとも貴重な資源だと思っています。特に、信頼できる人間関係は、どんなにお金を積んでも手に入らないからです。
しかし、コロナ禍になって、私たちが交友関係を広げるチャンスは著しく減っています。そこでうまく活用したいのが、Facebook、Twitter、LINEなどのSNSです。このほか私は、自分が運営している勝間塾コミュニティ、YouTube、アプリでは「みんチャレ」も利用しています。
これらのSNSがもたらした大きな変化とは、今までは学校や地域、職場などでつながるしかなかった限られた人間関係を広げて、広範囲から気が合う人とつながれるようにしたことです。 つながりたい相手を能動的に選ぶことができ、しかも十分な人数と知り合える というのは、今までとはあまりにも違う人間関係の構築法です。
この大きなパラダイム転換を認識してうまく活用している人と、従来の人間関係の中で生きている人とでは、コンピューターを使えるか否かという差と同等か、それ以上の差が生じていると思います。収入格差や資産格差という言葉がありますが、それと同じように 人とのつながり方も二極化が進んでいる のです。リアルの出会いの場だと、友達と、その友達が連れてくる友達ぐらいまでしか会えず、一度に会えるのは少人数です。それに対してSNSだと、友達の友達から、友達の友達の友達、それ以上にも簡単に広げられます。そうした「薄い付き合いの人たち」との交友を広げるのが、私が勧めるSNSの使い方です。
社会ネットワークを研究した複数の調査で、私たちが就職口や結婚相手などをどうやって探したかということについて調べたところ、友達の友達のような、薄い付き合いの人たちの紹介というケースが多かったことがわかりました。なぜ薄い付き合いの人がチャンスを運んでくれるかというと、一つはまず、薄い付き合いの人の数はとてつもなく多いためです。仮に、今SNSで登録する「友達」が三百人いて、それぞれの友達も三百人だとすると「友達の友達」は九万人になります。三百人からチャンスが来るのと九万人からチャンスが来るのでは、確率がまったく違うのは言うまでもありません。
もう一つは、薄い付き合いの人たちは多様性が高くなるためです。リアルで親しくなる人というのは、同じクラスターに属していたり、同じような価値観やキャリアを持っていたりするなど、共通点が多いと思います。いっぽう、薄い付き合いの人とはたった一つの共通点があればつながれて、お互いがウィンウィンの関係になれるケースが意外に多いのです。実際に、私が初めて本を出すきっかけをくれたのも薄い付き合いの人で、友人の本をブログで紹介したものをたまたま見た出版社の社長でした。もともと、本を書いた友人と知り合ったのも、別の友人が主催していたネット掲示板でした。両者とも、リアルでつながっていた人たちではありません。
顔と顔を突き合わすリアルな人間関係も大事だが、SNSを介するライトなつながりも意外と今の時代にマッチしていてものを言う。付き合いが薄い故に幅広い交友関係が築けて可能性を拡大する。薄い関係性で付き合いだした人の別の一面から新たにチャンスを得ることもしばしば。
コストパフォーマンスを 徹底的にチェックする習慣を持つ
お金をコントロールするのは、自分の力をコントロールするのと同じです。どんなにお金を稼ぐ力があっても、上手に使う力がなければ、たちまちうまくいかなくなります。お金を上手に賢く使うには、コストパフォーマンスを徹底的にチェックする習慣を持つことが基本です。これは、ケチになるというのとはちょっと違います。 自分が価値を感じる商品やサービスに対してはどんどんお金を使い、逆に価値を感じないものについては安くても一切使わない習慣です。 価値を感じるものにだけ使うからこそ、受け取れる幸せの価値が上がる、と考えます。
私は大手チェーン店系の洋服や食品を好んで買いますが、それは素材や材料について細かく情報が開示されていることと、大手に成長するまでの過程にあった価格競争に勝ってきたため、コスパがいい商品群だからです。自分を特別な存在として認めてもらいたいと考える人は、洋服や食事に対してもスペシャル感を求める傾向がありますが、本人の中身がスペシャルであれば、食事も洋服もスペシャルである必要はないと思っています。
スペシャル感を求める傾向は、経済学用語で「顕示的消費」と言い、実質のコストパフォーマンスを追求するためではなく、いわば、見せびらかすための消費です。飛行機に乗るときは、ビジネスクラスやファーストクラスを使いたがります。そうした顕示的消費とは一線を画して、コスパがいい商品やサービスを中心にした消費行動にすると、決めた予算内で楽しみを追求できるようになります。むやみやたらに、ハイクラスのものを求める感覚がなくなります。ただただ安いものを探すのでも、ただただハイクラスのものを探すのでもなく、自分が支払うお金に対するパフォーマンスが見合うものだけにお金を使う習慣をつけていくのです。
最近私は、牛乳はほとんど「明治おいしい牛乳」ばかり買っています。ほかのプライベートブランドの牛乳と比べると多少割高なのですが、味が合格点であること以上に、丸い広口キャップの注ぎ口が気に入っているからです。ユニバーサルデザイン仕様で幅広い年齢層に使いやすくなっている上、リキャップできるため注ぎ口に手が触れることなく衛生的、かつ、牛乳の風味を保ちやすくなっているそうです。ずっと、手で開け閉めする紙の注ぎ口は衛生面や風味が落ちるのが気になっていたので、あのキャップの登場には嬉しさを覚えました。それが多少割高でも買う価値で、自分が快適だと思う世界観を実現するための手段として、お金を使っているのです。
お金の使い道がうまい人というのはいつの時代も生き抜くのに必要なスキルを一つ持っているといえる。何をするにもお金がいる時代。しかし、わずかな投資で得られるメリットが無限大な事というのは意外と多い。自分のブランディングだったり、単なる見栄で終わらないお金の使い方は自分を大きく見せることができます。コスパを考えそういった支出にも目を向けて。
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