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信じていいのか銀行員 マネー運用本当の常識|山崎元|銀行で買っていい金融商品はひとつだけ?

銀行員を信じてはいけない。銀行を窓口にした資産運用の問題点と銀行員との付き合い方を投資初心者へアドバイス。老後初めて資産運用をする人のための失敗しないコツをご紹介。銀行で買っていい金融商品はひとつだけ?

銀行は、銀行員の顔を見ないで使おう

銀行というものを、あくまで財布代わりであり、決済をするところであると理解しよう。そして、敢えて「銀行を使うコツ」をいうなら、銀行員の顔を見ないで使うことだ。

殆どの銀行の普通預金口座で、ネットで 24 時間残高のチェックや振り込みができるインターネット・バンキングの利用が可能だ。

これなら支店で待たなくていいし、振込手数料も安いことが多い。銀行の支店へ行って、うっかり金融商品のセールスにあってしまうこともないし、冬場にインフルエンザに感染することもない(!)。何より時間の無駄がないのがいい。「時は金なり」は普遍的な金言だ。現金が必要な時にだけ、ATMに行く。

ちなみに、自分のお金の使い方のコントロールがまだできていない若いサラリーマンのような人には、ATMで現金を引き出す際に、必要な都度細かな単位で五月雨式に下ろすのではなく、月単位で予定した生活費を 2 回に分けて半分ずつ下ろし、カードを使わずに現金で生活することをお勧めする。

確かに銀行はATMぐらいしか使わないな。ネットバンキングも使えば通帳記入の必要もなくなるのだろうがいまだにアナログな方法をとっています。クレジットカードあるからいいかって感じで。たまに通帳の磁気が弱くなったりして修復するのに窓口に行ったりして面倒な待ち時間が生じるけど。

ラップはクソだ!

個人向けに、「ラップ」と呼ばれる運用形態が流行し始めている。近年、筆者は、各種の毎月分配型ファンドを「主な敵」だとして、運用常識の啓蒙に努めてきたつもりだが、新たな敵として現れて、不愉快なことに急速に勢力を伸ばしているのがラップだ。

ラップというと、メロディーに乗せて(乗っていないこともあるが) 勢いよく喋る音楽ジャンルの一つを思い出すが、ラップ調でスローガンを言うなら「ラップなんてクソだ!」と叫んでみたいところだ。

信託銀行ではない銀行の場合、ラップ口座を直接顧客に提供することはできないが、対面営業の証券会社と信託銀行は、ここのところラップに大いに注力している。また、投資信託などにもラップ的な運用を行うものが登場しており、普通の銀行もラップに無関係だとは言えない。

大手証券では、二番手の大和証券がもともとラップに熱心だったが、最大手の野村證券も本格的に注力するようになってきて、ラップ口座での預かり資産残高を急速に積み上げている。また、大手の信託銀行でもラップ口座を扱っている。メガバンクなどでは、系列の証券会社を使う場合がある。

ラップ口座とは、資産の運用管理を証券会社や信託銀行に包括的に任せる仕組みであり、商品の売買の都度に手数料が掛かるのではなく、資産残高に対する手数料をあらかじめ包括的に決めているのが特徴だ。「ラップ」は「包む」という意味の英語から来ており、運用と手数料が 一纏めにされていることを指している。

投資信託を頻繁に売買すると新たに買う商品の販売手数料がその都度掛かる。金融庁の再三にわたる注意の甲斐無く、顧客が投資する投資信託を別の投資信託に「乗り換え」するよう勧誘する営業行動が無くならない。それなら、いくら商品を入れ替えても、新たに販売手数料が掛からないラップ口座の方が安全で安上がりだという長所は一応ある。

金融機関が急にラップに熱心になった理由の一つとして、投信の乗り換え勧誘営業に対して、金融庁の監視の目が年々厳しくなってきたことはあるのかも知れない。確かに、ラップの場合、売買手数料があらかじめ決まっているから、金融機関側で顧客の預かり資産で過剰な売買を行うインセンティブ(誘因)は働かない。「投信の乗り換え勧誘は諦めた、しかし、ある程度の手数料は確保したい。ラップなら金融庁も文句を言うまい」というあたりに、ラップ口座の売り手側の本音があると推測する。

ファンドラップ盛んに宣伝しているがこれも手数料徴収システムで儲ける仕組みなので僕は使ったことがありません。定年後などまとまったお金があると銀行などはそれを把握しているので仕切りにファンドラップなどを勧めてくる。時期などラッキーな要素もあって儲かる人はいるのだろうが基本的に銀行が儲かる仕組みなので投資はネット証券などがお得。そして売買は頻繁時行わない。定期的に積み立てて放っておくのが一番。

自分の資産を他人に侵食されずに増やすツボを教えてくれる書籍。正直者が損をしないように銀行や証券会社との付き合い方を教えてくれる金融リテラシーの本。

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