Book

世界でいちばんやさしい 教養の教科書[人文・社会の教養]|児玉克順|教養こそ最強の武器である!

人文・社会の教養入門書。数ある教養本の中でもわかり易さはピカいち。イラスト図解も豊富でポップで親しみやすい作りになっているので活字が苦手な方でも大丈夫!

歴史|History

中世以前では地域・時代ごとの「神の教え」が「正しさ」の基準でしたが、近世からは「科学的・合理的」であることが「普遍的な正しさ」と思いこみ、誰もがそれを追いかけるようになりました。これが「大きな物語」です。しかし、それは現代の多様な世界では通じなくなり、人はそれぞれの「小さな物語」を生きなければならなくなったのです。

神の教えとして広く流布されているものが絶対基準だった時代がある。今とはちょっと様相が違い考えられないほど神の存在が大きなところが特徴だ。大きな物語から個々の多様性を大事にする小さな物語への変遷が歴史ということだろう。

哲学|Philosophy

中世から近世にかけて「私」は「できること」「分かること」をどんどんと増やしていきました。それにより「私」は崇高な「理性」を備えた確固たる万能な存在と捉えるようになりました。しかし、近代以降、「私」は無意識・社会・言語・文化などの様々な「かかわり」の影響を受けた存在でしかないと、「私」の捉えなおしが始まったのです。

中世から近世にかけての「私」は無意識・社会・言語・文化などの様々な「かかわり」の影響を受けて捉え方も様変わりしている。哲学の王道は今も変わらずにあるが、それを受け止める側の人間は変化しているうようだ。

心理|Psychology

近代の「意識」を「要素」に分解して内観する心理の研究への反動から、
20世紀からは「まとまりとして捉える意識」の研究、「刺激と反応(行動)」の研究、「無意識」の研究に移行していきました。そして、それらを総合して人間の認知メカニズムを解明する「認知心理学」が誕生しました。現在では、脳や身体とも関連づけて研究され、人工知能への応用もなされています。

人工知能の登場は第三波を迎えている。三波の火付け役となったのが生成AI。今はさまざまなところで活用が始まり人々の生活の中にこっそり溶け込んでいて現実と区別がつきづらい世の中に。有名人になりすましたりする輩まで出てきて使う人のモラルが問われる時代に。

全人類に知っておいてほしい教養の書籍。各項目短くまとめてくれているので概要を知るにはもってこい。より掘り下げたい部門があれば別途専門書を漁るのも良いだろう。

※この書籍はKindle Unlimited読み放題書籍です。月額980円で和書12万冊以上、洋書120万冊以上のKindle電子書籍が読み放題になるサービスが初回30日間無料となっております。PCの方はサイドバーのリンクより、スマホの方は下の方へスクロールしていただければリンクが貼ってありますので興味のある方はどうぞ。なお一部の書籍はキャンペーンなどで無料になっていて現在は有料となっている場合もありますのでその場合はあしからず。

【サブスク】 Kindle Unlimited

Kindle Unlimitedの詳細はこちら

僕が利用している読書コミュニティサイト

【本が好き】https://www.honzuki.jp/

-Book
-, , , ,

© 2025 51Blog Powered by AFFINGER5